【2024】シンガポールの法律・ルール|やってはいけないこと一覧
「日本ではごく普通でも、海外ではやってはいけないこと」っていろいろありますよね。特にシンガポールはルールや罰則が厳しく、何気ないことのつもりでも高い罰金を払わなくてはならないケースがあります。
この記事ではシンガポールの法律・ルールや、やってはいけないこと、日本人からすると面白いと感じるような法律などを紹介します。
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シンガポールへのガムの持ち込みは罰金
シンガポールではガムを食べること、ならびにガムの国内への持ち込みを禁止しています。持ち込むだけで罰金が発生するため、入国前には必ず処分するようにしてください。
ガムに対してここまで厳しい理由としては、ガムを吐き捨てることで道路や建物が汚されるのを避ける目的や、電車の自動ドアにガムをくっつける迷惑行為により事故の恐れがあったため禁止されたといわれています。
ただし医療用のガムは許可されているので、必要な場合は薬局などで購入可能です。
公共の交通機関では飲食物とドリアンの持ち込みが禁止
MRT(電車)やバスにはこのようなサインがあります。シンガポールでは公共交通機関に、飲食物や可燃物を持ち込めません。水分補給でペットボトルの水を飲むことも禁止されているので、日本の感覚でうっかり飲んでしまわないよう注意しましょう。
面白いのがドリアンの持ち込みも禁止です。強烈な臭いを発するため、公共交通機関だけでなく、ホテルへの持ち込みが禁止されている場合もあります。気になって購入しても持ち帰れないケースがあるので気をつけましょう。
公共の場での喫煙、未申告のタバコの持ち込み禁止
シンガポールでは基本的に公共交通機関や公の施設内では禁煙です。屋外に喫煙所として灰皿が置かれている所と、ホテルやバー、パブには喫煙スペースがあります。喫煙スペース以外で喫煙すると、カメラに撮られて罰金が課せられることもあります。
また、タバコの持ち込みが厳しいことも覚えておきましょう。未申告でタバコを持ち込んだ場合は罰金が課せられます。
喫煙者はシンガポール国内でタバコを購入することをおすすめしますが、正規の販売店以外での購入も罰金の対象です。正規に販売されているタバコには「SDPC」というマークがついています。マークがないタバコを持っていると処罰されてしまうので、トラブルを避けるためには正規のルートで購入しましょう。
公共の場での飲酒に注意
シンガポールでは夜10:30〜翌朝7:00までの間、公の場所での飲酒が禁止されています。
またお酒を販売する小売店でも、この時間帯は酒類を販売できません。小売店では冷蔵庫にチェーンタイプの鍵をつけたり、スーパーでは布が被せられたり、お酒の陳列棚の通路を塞いだりしています。
ただし許可を得ているバーやレストランなどのお店では、午後10:30以降も飲酒は可能です。
その他日本人からすると面白い法律一覧
ほかにもシンガポールには日本人の感覚からすると「面白い」と感じてしまうような法律が多くあります。以下の行為は罰金や罰則の対象となるので、現地では十分注意してください。
- ごみのポイ捨て
- 鳥にエサをやる
- トイレの流し忘れ
- 道路に唾や痰を吐く
- ナイフ等の持ち歩き
- 無許可で自宅の木を切る
- 横断歩道以外の道路横断
- 公共の場所から見える場所(自宅も含む)で裸になる
- 蚊を繁殖させるような行為(雨水が溜まった状態を放置するなど)
- HDB(アパート)で飼える猫は2匹まで(2024年9月1日から)
シンガポールの法律・罰則が厳しい理由
シンガポールでこのように法律が厳しいのは、他民族国家であることが理由のひとつといわれています。シンガポールでは734.4平方キロメートルという東京23区と同程度の面積の国土に、592万人が生活しています(2023年時点)。
また、中国系・マレー系・インド系など多様な人種が居住し、信仰する宗教もさまざまです。そのような多種多様な民族からなる国民を統制し、秩序を維持するためには決まりを厳しくする必要があったと考えられます。
しかしそういった法律の厳しさから、治安の良さや景観の美しさが保たれているという側面もあります。現地に滞在する場合は気づかずに法に触れてしまわないよう、十分注意してください。
シンガポールの治安については以下の記事でも詳しく紹介しています。
>>「【2024】シンガポールの治安が良い理由!治安の悪い場所や注意点も」
(参考:独立行政法人日本貿易振興機構「シンガポール|概況・ 基本 統計」)
ルールを知ればシンガポールは暮らしやすい
シンガポールは独自の法律が多く罰則も厳しいことから、渡航に対して不安に感じてしまうかも知れません。しかしルールを知ってしまえば、平和で過ごしやすい環境です。
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>>「シンガポールで働く大手企業出身者が語る!日本とのギャップや内情」
(参考:在シンガポール日本国大使館「シンガポール特有の生活関連主要法律案内」
「シンガポールの司法制度の概要 -特に刑事訴訟法を中心として-」
外務省:「海外安全ホームページ シンガポール|安全対策基礎データ|滞在時の留意事項」
Attorney-General’s Chambers of Singapore「Singapore Statutes Online」)
ライター紹介
Aiko Takada / Good Job Creations
日本で10年の社会人経験のあとアメリカ、スウェーデンを経てシンガポールで営業アシスタントとして就労中。海外生活14年目突入のなんちゃってシンガポールPR。