【2024】シンガポールの法律・ルール|やってはいけないこと一覧

【2024】シンガポールの法律・ルール|やってはいけないこと一覧

「日本ではごく普通でも、海外ではやってはいけないこと」っていろいろありますよね。特にシンガポールはルールや罰則が厳しく、何気ないことのつもりでも高い罰金を払わなくてはならないケースがあります。

この記事ではシンガポールの法律・ルールや、やってはいけないこと、日本人からすると面白いと感じるような法律などを紹介します。

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シンガポールへのガムの持ち込みは罰金

シンガポールではガムを食べること、ならびにガムの国内への持ち込みを禁止しています。持ち込むだけで罰金が発生するため、入国前には必ず処分するようにしてください。

ガムに対してここまで厳しい理由としては、ガムを吐き捨てることで道路や建物が汚されるのを避ける目的や、電車の自動ドアにガムをくっつける迷惑行為により事故の恐れがあったため禁止されたといわれています。

ただし医療用のガムは許可されているので、必要な場合は薬局などで購入可能です。

公共の交通機関では飲食物とドリアンの持ち込みが禁止

 MRT(電車)やバスにはこのようなサインがあります。シンガポールでは公共交通機関に、飲食物や可燃物を持ち込めません。水分補給でペットボトルの水を飲むことも禁止されているので、日本の感覚でうっかり飲んでしまわないよう注意しましょう。

面白いのがドリアンの持ち込みも禁止です。強烈な臭いを発するため、公共交通機関だけでなく、ホテルへの持ち込みが禁止されている場合もあります。気になって購入しても持ち帰れないケースがあるので気をつけましょう。

公共の場での喫煙、未申告のタバコの持ち込み禁止

シンガポールでは基本的に公共交通機関や公の施設内では禁煙です。屋外に喫煙所として灰皿が置かれている所と、ホテルやバー、パブには喫煙スペースがあります。喫煙スペース以外で喫煙すると、カメラに撮られて罰金が課せられることもあります。

また、タバコの持ち込みが厳しいことも覚えておきましょう。未申告でタバコを持ち込んだ場合は罰金が課せられます。

喫煙者はシンガポール国内でタバコを購入することをおすすめしますが、正規の販売店以外での購入も罰金の対象です。正規に販売されているタバコには「SDPC」というマークがついています。マークがないタバコを持っていると処罰されてしまうので、トラブルを避けるためには正規のルートで購入しましょう

SDPCのマークがフィルターの下辺りにあります

公共の場での飲酒に注意

夜10:30以降は公の場所での飲酒は禁止です

シンガポールでは夜10:30〜翌朝7:00までの間、公の場所での飲酒が禁止されています。

またお酒を販売する小売店でも、この時間帯は酒類を販売できません。小売店では冷蔵庫にチェーンタイプの鍵をつけたり、スーパーでは布が被せられたり、お酒の陳列棚の通路を塞いだりしています。

ただし許可を得ているバーやレストランなどのお店では、午後10:30以降も飲酒は可能です。

その他日本人からすると面白い法律一覧

ほかにもシンガポールには日本人の感覚からすると「面白い」と感じてしまうような法律が多くあります。以下の行為は罰金や罰則の対象となるので、現地では十分注意してください。

  • ごみのポイ捨て
  • 鳥にエサをやる
  • トイレの流し忘れ
  • 道路に唾や痰を吐く
  • ナイフ等の持ち歩き
  • 無許可で自宅の木を切る
  • 横断歩道以外の道路横断
  • 公共の場所から見える場所(自宅も含む)で裸になる
  • 蚊を繁殖させるような行為(雨水が溜まった状態を放置するなど)
  • HDB(アパート)で飼える猫は2匹まで(2024年9月1日から)

シンガポールの法律・罰則が厳しい理由

シンガポールでこのように法律が厳しいのは、他民族国家であることが理由のひとつといわれています。シンガポールでは734.4平方キロメートルという東京23区と同程度の面積の国土に、592万人が生活しています(2023年時点)。

また、中国系・マレー系・インド系など多様な人種が居住し、信仰する宗教もさまざまです。そのような多種多様な民族からなる国民を統制し、秩序を維持するためには決まりを厳しくする必要があったと考えられます。

しかしそういった法律の厳しさから、治安の良さや景観の美しさが保たれているという側面もあります。現地に滞在する場合は気づかずに法に触れてしまわないよう、十分注意してください。

シンガポールの治安については以下の記事でも詳しく紹介しています。

>>「【2024】シンガポールの治安が良い理由!治安の悪い場所や注意点も

(参考:独立行政法人日本貿易振興機構「シンガポール|概況・ 基本 統計」)

ルールを知ればシンガポールは暮らしやすい

シンガポールは独自の法律が多く罰則も厳しいことから、渡航に対して不安に感じてしまうかも知れません。しかしルールを知ってしまえば、平和で過ごしやすい環境です。

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>>「シンガポールで働く大手企業出身者が語る!日本とのギャップや内情

(参考:在シンガポール日本国大使館「シンガポール特有の生活関連主要法律案内
シンガポールの司法制度の概要 -特に刑事訴訟法を中心として-
外務省:「海外安全ホームページ シンガポール|安全対策基礎データ|滞在時の留意事項
Attorney-General’s Chambers of Singapore「Singapore Statutes Online」)

ライター紹介

Aiko Takada / Good Job Creations

日本で10年の社会人経験のあとアメリカ、スウェーデンを経てシンガポールで営業アシスタントとして就労中。海外生活14年目突入のなんちゃってシンガポールPR。

【2024】シンガポールの治安が良い理由!治安の悪い場所や注意点も

【2024】シンガポールの治安が良い理由!治安の悪い場所や注意点も

海外で働きたい方にとって、大きな懸念のひとつが「治安」です。海外で窃盗や傷害などの事件に巻き込まれた、日本人の話を耳にすることがありますよね。また、安全面を理由に親や恋人から反対され、海外転職を諦める方もいます。

海外転職を考えるうえで、治安は避けて通れないテーマです。シンガポールは治安が良いと一般的にいわれますが、実際シンガポールの治安はどのくらい良いのか、治安が良い理由、気をつけることなどもあわせて解説します。

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シンガポールの治安は本当に良いのか

2023年6月に経済平和研究所(Institute for Economics & Peace)が発表した、各地域・国の平和を相対的に評価する世界平和度指数調査2023で、シンガポールは全世界163カ国のうち6位でした。これはアジア圏で1位であり、日本は9位にランクインしています。

また同団体が発表する、各国で発生したテロ事件を0〜10で数値化した「世界テロ指数(Global Terrorism Index)」においても、シンガポールは最低基準の0ポイントで89位。ちなみに日本は1.189ポイントで64位にランクインしています。

外務省の海外安全ホームページを見ても、2024年5月現在シンガポールに危険情報は掲載されていません。

さらに国際統計・国別統計専門サイトGLOBAL NOTEの発表を参考にすると、シンガポールでの人口10万人あたりの殺人事件の発生率は、世界で152位の0.1人。同データで日本は151位の0.23人であり、日本と同程度の少なさで世界的に見ても非常に低い水準といえます。

これらから判断してシンガポールは世界各国とくらべて安全度が高く、日本と同程度、あるいはそれ以上に治安が良いといって差し支えないでしょう。

実際に私がシンガポールで生活をするなかで、知人が夜道やタクシーなどで危ない目にあったという話は聞いたことがありません。

シンガポールの治安が良い理由

それではなぜ、シンガポールは治安が良いのでしょうか?主な2つの理由を見てみましょう。

1. 街中にある大量の監視カメラ

シンガポールでは駅やショッピングモールなど、公共の施設に多くの監視カメラが設置されています。日本でも街中の監視カメラは増えましたが、シンガポールでは日本と比較にならないほど多くあります。

街のいたるところにある監視カメラ

この威圧的なまでの監視カメラ群は、通り魔や窃盗犯の追跡・逮捕だけでなく、抑止力としても大きな力を発揮しているのでしょう。

管理国家と揶揄されることもあるシンガポールですが、監視カメラの数から政府の防犯意識の高さを感じます。

また、シンガポールは東京都23区と同様の広さに500万人以上が居住している人口密度の高い都市国家なので、人気(ひとけ)のない場所がほとんどありません。人の目もまた犯罪の抑止力となっていると考えられます。

カメラの設置を示すマーク

2. 厳しい刑事罰

シンガポールの刑事罰は日本よりも厳しいといわれています。

例えば銃器の発砲や一定以上の麻薬所持は死刑。ほかにも密入国や傷害事件などの刑罰には、むち打ちの刑があります。人道的見地からむち鞭打ち刑がある国は減っていますが、シンガポールでは現在でも実際に執行されています。

シンガポールには鞭打ち刑があります

またシンガポールは警察の体制も強固です。24時間体制で緊急時もスムーズに稼働でき、このような犯罪事件に対する断固たる姿勢も、治安維持に大きな影響力を発揮しているのでしょう。

(参考:外務省「シンガポール|安全対策基礎データ|滞在時の留意事項
在シンガポール日本大使館 「安全の手引き ~シンガポールでの生活を安全に過ごすために~
(一財)国際開発センター「ビジネスと人権にかかる基礎調査 シンガポール」)

また、シンガポールの法律やルール、してはいけないことに関しては、こちらの記事で詳しく紹介しています。日本人からすると何気ないことでも罰金が課せられることがあるので、渡航する予定がある方はぜひ事前にご覧ください。

>>「【2024】シンガポールの法律・ルール|やってはいけないこと一覧

シンガポールで起こりやすい犯罪と気をつけること

シンガポールは治安が良いとはいえ、犯罪に巻き込まれる危険性がまったくないわけではありません。シンガポールで巻き込まれやすい犯罪には以下が挙げられます。

  • スリ・ひったくり・置き引き
  • タクシーでのぼったくり
  • 痴漢・強制わいせつなどの性犯罪

スリやひったくりなどの盗難では、財布やパスポート、スマートフォン、貴重品などが狙われやすく、人が集まる観光地やショッピングモールなどでは特に注意が必要です。

所持品は人任せにせず目を離さない、財布・貴重品などはバッグの外側や後ろポケットに入れない、支払い時に財布の中身を見せないようにするなど、日ごろから防犯意識を高くもつようにしましょう。

また、タクシーでの高額請求のトラブルも報告されています。特に路上でタクシーを捕まえるとぼったくりに遭う危険性があるため、事前に料金がわかるGrabやGojekなどの配車アプリを使うようにしましょう。

痴漢や盗撮などの性被害も少なくありません。人が賑わうショッピングモールやバス・電車などの公共交通機関では、犯罪が起こりやすい傾向にあります。特に女性や子どもの夜間の単独行動は控えることをおすすめします。

シンガポールで治安の悪い場所

シンガポールでは以下のエリアで犯罪が発生しやすくなっています。

  • リトルインディア
  • チャイナタウン
  • ゲイラン

リトルインディアとチャイナタウンは多くの観光客が集まるエリアです。訪れる人が多い分、盗難などの被害も起こりやすいため注意しましょう。特に週末やイベントごとがあるときは大勢の人が集まり、トラブルが発生する危険性が高まります。

また、ゲイラン地区はシンガポール政府公認の売春街です。女性は声をかけられたり、犯罪に遭う危険性があるため、容易に近づかないことをおすすめします。

シンガポールで犯罪に巻き込まれたときの緊急連絡先

  • 在シンガポール日本国大使館:6235-8855(国外からは(国番号65)-6235-8855)

Website:https://www.sg.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

パスポートの紛失やトラブル、大きな事件に巻き込まれたときには大使館・領事館に連絡を取りましょう。パスポートを紛失したときに備えて事前にコピーを取っておくと、スムーズに手続きできます。

  • シンガポール警察(SPF: Singapore Police Force):999

Hotline:1800-255-0000

  • 消防・救急車(SCDF: Singapore Civil Defense Force):995

犯罪が発生した場合や緊急時には警察に、事故や怪我があれば消防・救急車に連絡してください。

また、病気や怪我、盗難の補償は保険会社に、クレジットカード関連のトラブルが起きたときはクレジットカード会社に連絡します。もしものときにすぐ動けるよう、事前に連絡先を控えておくと良いでしょう。

シンガポールは治安が良く住みやすい

注意点はいろいろと述べましたが、シンガポールは治安・安全の面で、非常に生活しやすい国です。自身が日々の生活に危険を感じずに過ごせるだけでなく、家族や周囲の人にも安心してもらえる点がシンガポールで働くメリットのひとつです。

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ライター紹介

Satoshi Kitagawa / Good Job Creations

日本の上場企業での人事職を経て2011年に来星、現在はシンガポールの中堅人材紹介会社で代表を務める。キャリアプランニングのモットーとしては「とりあえず夢・目標を設定してみて、まずは一生懸命やってみる。違うと思ったら軌道修正。」

シンガポールの鉄道、タクシー、バスなど交通・通勤事情を解説!

シンガポールの鉄道、タクシー、バスなど交通・通勤事情を解説!

シンガポール内の移動に便利な交通手段や、通勤事情について解説します。シンガポールへ旅行に行く予定がある方だけでなく、移住を検討している方にもおすすめの記事です。

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シンガポールの鉄道(MRT)について

MRTはシンガポールの市街地ほぼ全域を走る鉄道です。6つの路線がわかりやすく色分けされており、旅行者でも使いやすいでしょう。観光だけでなく、通勤など日常的に利用しやすい交通手段です。

チケットには以下の3種類があります。

  • Standard Ticket(スタンダードチケット)
  • EZ-Link Card(イージーリンクカード)
  • Singapore Tourist Pass(シンガポールツーリストパス、STP)

Standard Ticketは改札近くの券売機でチケットを買う、一般的な乗車方法です。

滞在者はプリペイド式のEZ-Link Cardが便利です。券売機やATMなどでチャージすることで、割安料金で電車に乗れます。

また、観光には乗り放題のSingapore Tourist Passがおすすめです。必要な日数のパスを買うと鉄道だけでなく、路線バスも乗り放題になります。シティホール駅など主要な駅で購入できます。

くわえて、鉄道・バスともにクレジットカードやデビットカード、スマートフォンを使った非接触型モバイル決済も利用可能です。鉄道の改札口やバスのカードリーダーに、カードやモバイル決済が有効化されている端末をタップするだけで乗車できます。

シンガポールのバスについて

MRT以外でメジャーな交通手段がバスです。バスもシンガポールのほぼ全土をカバーしており、電車の駅がない所でもバスを使えば気軽に移動できます。

路線は番号で分かれており、行き先はバスの前に書いています。シンガポールではバスで通勤する人も多く、在住期間が長い人ほどうまくバスを乗りこなしている印象です。

シンガポールのタクシーについて

MRTやバスが運行していないエリアに行く場合は、タクシーを利用しましょう。流しのタクシーもありますが高額な請求をされるようなトラブルもまれにあるので、事前に料金がわかるタクシー配車アプリの利用がおすすめです。シンガポールではGrabやGojekなどのアプリがよく使われています。

シンガポールの通勤事情

最後に実際にシンガポールで通勤している私が感じた、現地の通勤事情やシンガポール人との感じ方のギャップを紹介します。

シンガポールの通勤ラッシュ

シンガポールでもっとも一般的な通勤手段はMRTです。8時半~9時に始業する会社が多いため、ラッシュアワーは朝8時から9時ごろです。しかしシンガポールではラッシュ時でも、日本ほど混み合うことはありません。

なぜならシンガポール人は混雑時、日本のように無理に電車に乗り込まないからです。シンガポールでは日本のような正確なダイヤがなく数分おきに電車が来るため、焦らずに次の電車を待つ方が多い印象です。

まだ乗れそうな場合に少し無理やり電車に乗ろうとすると、ドアの手前でブロックされることも。日本人の感覚からすれば「もう少し詰めればもっと乗れるのに……」と思います(笑)

しかしシンガポールではこれが当たり前なので、私が日本で満員電車に慣れてしまったせいだなと感じます。

シンガポールでの通勤時間

私は毎日片道約45分かけて、西側のジュロンイーストからシティエリアのクラークキーまで電車で通勤しています。シンガポール人の同僚には「もっと近くに引っ越さないの?」と言われることもしばしば。

求職者の方と話をしていても多くの方が通勤時間を気にしており、片道が30分を超えると長いと感じるようです。

私が日本で働いていたころは車で1時間弱かけて通勤していたので、今の電車で45分の通勤時間はまだ許容範囲です。日本では電車で1時間以上かけて通勤することは普通だと思っていたのですが、シンガポールでは違うようですね。

シンガポールでは公共交通機関を使いこなそう

シンガポールは小さな国なので、公共交通機関を使いこなせば通勤時間をかなり短縮できます。ぜひシンガポールでの家選び、職場選びの参考にしてください。

Good Job Creationsでは、シンガポールへの就職・転職に興味がある方に向けて無料相談を行っています。

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ライター紹介

Keiichi Ito / Good Job Creations

ジュロンイースト在住、シンガポールの西側は私にお任せください。転職・就職はもちろんのこと、生活に役立つ情報をお届けします!

シンガポールに転職した日本人営業マンが語る広告代理店の仕事と実情

シンガポールに転職した日本人営業マンが語る広告代理店の仕事と実情

今回は、日系の総合広告代理店に6年勤めているIさんの経験談を交えながら、シンガポールの広告代理店事情をご紹介します!自らのアイデアが形になる喜びは、広告代理店の仕事の醍醐味ですよね。

広告業界の魅力といえば、自分が関わった広告が多くの人の目に触れて影響を与えられることや、クライアントの要望を形にできること。広告を通じてさまざまな業界の人と知り合えることなどが挙げられます。

そんな広告代理店の仕事は、海外でも挑戦することができます!現在日本の広告代理店で働いており、海外へ転職してみたいと考えている方は必読です。

また広告代理店以外にもシンガポールでの就職・転職・移住に興味のある方は、求人紹介や無料相談も行っているGood Job Creationsのトップページをご覧ください!

シンガポールでの広告代理店事情

日本とシンガポールの大きな違いは、マスコミ四媒体の位置づけ

シンガポールにも電通や博報堂、ADKをはじめ、多くの日系広告代理店が進出しています。海外でも広告代理店の主なクライアントは、日系企業を中心とした大手メーカーや金融関連企業、航空会社、官公庁など、日本と変わらずさまざまな業界と関わることができます。

日本とシンガポールの大きな違いは、マスコミ四媒体(新聞・雑誌・ラジオ・テレビ)の位置づけです。日本ではテレビ広告がもっとも重要な要素ですが、シンガポールではテレビ広告の位置づけが新聞・雑誌広告よりも低いです。また、マスコミ四媒体は基本的に国営と民間1社しかありません。

シンガポールの広告代理店で求められる職種

日本と変わらず営業部門・マーケット部門・クリエイティブ部門などが主です。営業職だけでなくアナリストやリサーチャー、特定のエリアに特化したコンサルタントなど、マーケット分析に近い職種の求人もあります。

アジアを股にかけて仕事ができる

シンガポールには、大企業のリージョナルヘッドクォーター(RHQ:地域統括会社)が多くあります。シンガポール国内だけで完結する仕事はもちろんありますが、企画によってはアジア全域でのプロモーションを行うことも。国や人種を越えた仕事を経験できるチャンスが存分にあります。

シンガポールの広告代理店に転職したIさんにインタビュー

シンガポールで実際に働くとなると、どのような生活が待っているのでしょうか。シンガポールに法人を構える、ある日系総合広告代理店で働くIさん(30代・男性)にお話を伺いました。

(古林)まずはIさんのプロフィールを教えてください。

(Iさん)もともとは雑誌の広告営業やイベント運営・管理・スポンサー営業などを日本とアメリカで経験しました。その後シンガポールで日系総合広告代理店へ転職し、現在営業職として6年半勤務しています。

(古林)仕事内容を教えていただけますか?

(Iさん)クライアントへの販促提案がメインです。

マーケティングプランの構築と、それにともなうクリエイティブ、メディアプランニングを、マスコミ四媒体(新聞、雑誌、ラジオ、テレビ)、OOH(交通広告や屋外広告、チラシなど)、オンライン・ソーシャルメディア含め総合的に提案しています。

広告・パンフレット・チラシ・ポスター・ウェブサイト・POPなど、各種制作物のデザインおよび制作のディレクション、イベント運用まで、業務は多岐に渡ります。(古林)英語はどのくらい使用しますか?

(Iさん)クライアントは日系企業のほうが多いですが、担当者が日本人以外の場合もあります。なので、コミュニケーションの半分程度は英語を使用します。

(古林)Iさんの1日を教えていただけますか?

(Iさん)ある1日を例に挙げるとこんな感じです。

  • 9時出社:1日のタスクとメールの確認・返信
  • 10時:制作チームと制作物の進捗の確認
  • 10時半:不足している素材などをクライアントに確認、リマインドの連絡など
  • 12時:ランチ・オフィスで弁当
  • 14時:クライアントの新聞社へ訪問
    キャンペーンの新規デザインとメディアプランの打ち合わせ。
  • 16時:クライアントとカフェで打ち合わせ年末年始キャンペーンの内容やクリエイティブを、広告出稿中のメディアの担当者、オンラインマーケティングのエージェントの担当者と3社で話し合う
  • 18時:オフィスに戻って内容を整理。制作チームに報告・説明
  • 19時:見積書の制作やその他経理処理、制作物の発注業務などの対応サプライヤーへ見積もりを取る、新規営業のためのリサーチなど
  • 20時:帰宅

広告代理店での営業は、毎日同じ仕事をすることはありません。ルーティンワークが少ないため毎日新鮮な気持ちで仕事ができる反面、幅広い知識が求められます。

広告代理店の営業の仕事は幅広い知識が求められます

(古林)日本とシンガポールの違いについて教えてください。

(Iさん)さまざまなバックグラウンドをもつ方と関わる機会が非常に多いです。

シンガポール国内だけで完結する仕事ばかりではないので、国をまたいだ大規模な提案となることが多々あります。そのため海外出張が月に1度ほどあり、言葉も文化も異なる地での対応は避けられません。

シンガポール国内においても他民族国家であるため、日本人・中華系・マレー系・インド系と、異なる人種と関わる機会は日常茶飯事です。

また、シンガポールでは残業という概念がほぼないため、ローカル社員は定時で帰ることがほとんどです。クライアントもサプライヤーも、納期については寛大な企業が多いような印象を受けます(もちろんすべての企業というわけではありません)。

日本とシンガポールの職場の違いとは?

(古林)今までで印象に残っているプロジェクトはありますか?

(Iさん)カフェのオープニングからマーケティングとクリエイティブを一任されたプロジェクトですね。

店内のメニューやポスター、POPと、広告や販促物すべてが自分の提案で囲まれていることに、これまでの苦労も吹き飛びました。

あとは、食品メーカーの商品ラベルのプロジェクトです。ASEAN全域に自分が携わったラベルが流通しています。シンガポール島内のスーパーにおいても、陳列棚に所狭しと並んだ自社制作のラベルを見たときは、思わず頬が緩みます。

シンガポールをはじめ、海外はビジネスパーソンとしての自分磨きに最適

(古林)広告代理店で働く魅力を教えてください。

(Iさん)私たちの仕事であり最大の役目は、クライアントやその先の顧客の「喜び・付加価値を引き出すこと」です。そこにやりがいと使命感を感じますね。

広告代理店の営業職はマーケティングをはじめマルチなタスクを求められるため、ビジネスパーソンとして自分を磨き、高められます。商社とならび「なんでもあり」の個人の能力、馬力が問われる貴重な業種だと思っています。

(古林)シンガポールで働くからこそ得た経験はありますか?

(Iさん)まず多様な方々と関わることで、さまざまな人に対する対応能力、柔軟性が身につきます。

画一的な日本の風習・習慣と異なり、国民の人種や言語も異なるシンガポールでは、主張をしなければ飲み込まれます。戦う(議論する)ことでお互いを認めあい、タフになれる環境です。

また、誤解を恐れずにいうと、シンガポールはいわばビジネスにおける選抜選手の集まりのような場所だと感じています。各業界・各社、非常に有能な人材が集約しており、日本では到底出会えないような業界の大物にふと出会えたりすることもしばしばありますね。

貴重な20代~30代をこのような環境で過ごせることに感謝しています。

(古林)Iさん、ありがとうございました。

シンガポールへの転職に興味があるなら

今回インタビューをしたIさんは、人材紹介会社をつかってシンガポールの求人情報を見つけたそうです。

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転職が初めての方、シンガポールを訪れたことがない方でも安心できるよう、経験豊富なコンサルタントが徹底的にサポートします。正社員だけでなく、時短やパートタイムの求人も紹介できるので、まずはお気軽にご相談ください!

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ライター紹介

Yuka Kobayashi / Good Job Creations

東京の大学に進学後、約3年半日系IT企業でのコンサルティング営業を経験。学生時代の留学経験をきっかけに海外転職の道に。2015年冬に来星し、現在は人材紹介会社にて求職者向けの転職支援をしています♪常にポジティブマインド!皆さんのキャリアの後押しができるよう日々奮闘中です!

シンガポールの季節ごとの服装事情!禁止されるファッションも解説

シンガポールの季節ごとの服装事情!禁止されるファッションも解説

シンガポールは年間を通して暑い夏のような時期が続きます。しかし単純に夏服だけあれば良いとは言い切れません。

今回はシンガポールの気候や、気をつけたい服装のルール、オフィスでのファッションについても解説します。

また、シンガポールへの就職・転職に興味のある方は、求人紹介や無料相談を行っているGood Job Creationsのトップページもぜひご覧ください!

基本的には夏らしい服装でOK

シンガポールは年間を通じて25度〜30度程度で、季節や月による温度の変動はほとんどありません。またシンガポールには四季がなく、乾季(3月〜10月ごろ)と雨季(11月〜2月)に分かれています。

乾季のシンガポールの服装

乾季は晴天の日が多く日差しの強い暑い日が続くので、日本で夏に着るような服装で過ごせます。日差しが強いので帽子やサングラスなど、日焼け対策が必須です。また、建物内は冷房が効きすぎている場合があります。気軽に羽織れるものを1枚持ち歩くようにしましょう。

雨季のシンガポールの服装

雨季はスコールが増え、日本の梅雨のように一日中雨が降るというより、短時間に多くの雨が降るのが特徴です。雨季も乾季と変わらず高温多湿なため、基本的に夏服で過ごせます。しかし、雨が多いので折り畳み傘や雨合羽を持ち歩くと良いでしょう。曇りの日が多く、乾季よりも過ごしやすい日が増えます。

シンガポールで禁止されている服装

シンガポールではドレスコードが決まっていたり、宗教施設では肌の露出を控えたりする必要がある点に注意しましょう。

シンガポールのドレスコード

シンガポールには、世界中から一流のビジネスパーソンが訪れます。高級なレストランやホテル、カジノ、ゴルフ場などもあり、そういった場所ではドレスコードが定められていることが多いです。

店によって異なりますが、男性は襟付きのカラーシャツにくるぶしまでの長ズボン、革靴といった組み合わせが一般的です。女性は少しフォーマルなワンピースや、ブラウスとスカートなどを合わせると良いでしょう。

しかし店によってはジーンズにスニーカーでも大丈夫な場合があるため、そこまで厳密ではありません。

宗教施設ではカジュアルな服装はNG

シンガポールは他民族国家であり、さまざまな宗教を信仰している方がいます。それぞれが互いの信仰を尊重しあうことが、シンガポールのルールです。

特にイスラム教やヒンドゥー教の寺院・モスクなどの宗教施設に入る場合は、肌の露出を控える必要があります。長ズボンを履き、施設に入るときは一枚羽織りものを身につけるようにしましょう。

実は服装以外にも、シンガポールで気をつけるべきことは多くあります。下の記事で独特なルールやしてはいけないことなどをまとめているので、渡航の予定がある方はぜひ参考にしてください。

>>「【2024】シンガポールの法律・ルール|やってはいけないこと一覧

シンガポールのビジネス・オフィスファッションについて

シンガポールでのオフィスファッションは、業界や職種によって異なります。

金融業界をはじめ、営業職ではスーツの人がほとんどです。一方で、コールセンターなど事務職であれば比較的服装は自由といえます(Tシャツ、チノパン、ビーチサンダルなど)。

また、ユニフォームがある職種の場合は仕事着で通勤する方が多い印象です。飲食店勤務の方たちは、お店のポロシャツやTシャツを着たまま移動していたり、ユニフォーム姿のナースも通勤電車で見かけたりします。

以下では、男性と女性のオフィスファッションの違いについて紹介します。

男性のオフィス・ビジネスの場での服装

男性のオフィスでの服装は、基本的にパンツに長袖シャツが定番です。オフィシャルなビジネスの場ではシンガポール人、日本人、その他の外国人もスーツを着ています。ただ、ネクタイをしている人はほとんど見かけません

日本人はシンガポールでもビジネスの相手が日本人なら、ジャケットにネクタイで訪問します。街中でスーツ&ネクタイの人がいたら、「日本人かも」と思ってしまうくらいです。

女性のオフィス・ビジネスの場での服装

シンガポールは多民族国家です。オフィス街ではマレー系の方は民族衣装、インド系の方は一部サリー生地を使用したモダンなインド風の服装を着ている女性をよく見かけます。

また、中華系の女性はワンピースで出勤している方が多く、そのワンピースがかなり透けていたり露出が多かったり、日本人では躊躇してしまうような服装の方もなかにはいます。

ただ、前述のように金融業界や営業職で働く女性は、スーツやワンピースも少し落ち着いたものを身につけてる方が多い印象です。

また、靴については日本のオフィスではパンプスとストッキングが必需品ですが、シンガポールでは生足にペタンコの靴で通勤している女性が多いです。人によってはビーチサンダルで出勤してオフィスで靴に履き替える、もしくは外部の人と会うときだけ履き替えるという光景を見かけます。

生足にこんな靴を履いています

また化粧に関しては、シンガポール女性は薄めかスッピンがほとんどです。あまり日本人のようにきちんとメイクしている人は少ない印象です。

もちろんばっちりメイクをしている女性もいますし、化粧したらオフィスで浮いてしまうなんてことはありません。日本と同じようにメイクを楽しめます。

そんなシンガポールですが、眉毛やアイラインのタトゥーを入れている人が意外と多いです。一度同僚が眉毛にタトゥーを入れたばかりで出勤してきたときは、クレヨンしんちゃんばりの太さと濃さに、失礼ですが笑いを堪えるのに苦労しました……。

オフィスでは防寒対策を忘れずに!

お洒落も大事ですが、シンガポールのオフィスは防寒対策が必須です。

前述のとおり、シンガポールの建物内の冷房温度は日本にくらべてかなり低いといえます。オフィスも同様で空調は全館まとめて管理されていることが多く、会社によっては毎日極寒の世界です

露出の多い服や素足に靴だと、人によっては非常に寒く感じるかもしれません。私の場合は毎日ジャケットにブランケット、パンツ、ストッキング、パンプスが欠かせません。エアコン送風口の真下に座る同僚は、帽子をかぶって仕事をしていることもあります。

シンガポールで働く場合は、男女ともにひざかけや簡単に羽織れる暖かいカーディガンなどを用意しましょう。

また、シンガポールのジャケットは裏地がついているものが多く、訪問などで外出する際、肌にまとわりついて暑く感じます。日本のように夏用のジャケットという概念がないので、カジュアル兼少しフォーマルな、夏用もしくは薄手のジャケットをもってくると重宝するでしょう

オフィスは極寒。こんな風に仕事をしています

シンガポールでもファッションを楽しもう

オフィスでの服装が会社によって違うのは、シンガポールも日本も同じです。また、勤務先が日系・外資・シンガポールの会社なのかによっても左右されます。

しかし、総じてシンガポールのオフィスファッションは日本よりも自由な印象です。シンガポールで働く場合は勤務先のオフィスのルールや雰囲気を確認して、男性も女性もオフィスでのファッションを楽しんでみてください。

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シンガポールでの就職・転職に興味がある方には。こちらの記事もおすすめです!
>>「シンガポールで働く大手企業出身者が語る!日本とのギャップや内情

ライター紹介

Aiko Takada / Good Job Creations

日本で10年の社会人経験のあとアメリカ、スウェーデンを経てシンガポールで営業アシスタントとして就労中。海外生活14年目突入のなんちゃってシンガポールPR。

シンガポールで働く大手企業出身者が語る!日本とのギャップや内情

シンガポールで働く大手企業出身者が語る!日本とのギャップや内情

シンガポールのメディア系企業に勤める辻本です。私は大学を卒業後、新卒で大手電機メーカーに就職して営業として3年弱勤務。その後、転職して現職で1年間営業をしています。

日本では誰もが知る大手企業で働いていましたが、今後のキャリアや自分の目標を考慮し、シンガポールの企業に転職しました。日本にいたときとくらべると良い部分も悪い部分もあります。この記事では私が1年間シンガポールで働いて個人的に感じた、日本との違いを5つ紹介します。

シンガポールへの移住・転職・就職に興味がある方は、無料相談や求人案内を行っているGood Job Creationsのトップページをぜひご覧ください!

シンガポールの特徴や働くメリット・デメリット

そもそもシンガポールで働くことについて、イメージが湧きづらい方もいるのではないでしょうか。まずはシンガポールの特徴や仕事について簡単に紹介します。

シンガポールは東南アジアのビジネスの中心ともいわれ、多くの外資系企業が進出しています。アジアのなかでは給与水準が高く、公用語は英語です。

年間を通して過ごしやすい温暖な気候で、年中夏服で過ごせることも魅力です。治安も良好で、あまり海外に慣れていない方でも住みやすいといえるでしょう。

デメリットとしては、日本とくらべると物価が高いこと。特に住居費が高い傾向にあるので、シェアルームをして暮らしている方も多くいます。

また、生活のなかで気をつけるべき点に、ルールや法律が厳しいことが挙げられます。例えばチューイングガムの国外からの持ち込みや、ごみのポイ捨てなどは罰金の対象です。

シンガポールの治安やルールについて、詳しくは以下の記事をご覧ください。

>>「【2024】シンガポールの法律・ルール|やってはいけないこと一覧

次項からはシンガポールの企業に転職した私が個人的に感じた、働き方のギャップについて紹介します。

1. 通勤時間が違う!シンガポールはとにかく狭い

毎朝の通勤バス内の光景です。混雑はなく毎朝座れます。

シンガポールは中心部から30分あれば、車でどこへでも行けてしまうほどの小国です。そのため移動時間が短く、私は自宅からオフィスまで約15分で通勤しています

それでもほかの社員や知人と比較すると、驚くほど通勤時間が短いというわけではありません。

日本で勤務していたときは、1時間強かけて満員電車で通勤していました。シンガポールに来て通勤のストレスが軽減しただけでなく、1日あたり約2時間の通勤時間が減りました。その分、睡眠や自分の趣味に割ける時間が増えています。

シンガポールの通勤・交通事情については以下の記事をご覧ください。
>>「シンガポールの鉄道、タクシー、バスなど交通・通勤事情を解説!

2. 仕事の感覚が違う!シンガポールは効率的

シンガポール人は効率的に働くとよくいわれます。日本との違いが表れているひとつに、連絡手段が挙げられます。社内外問わず、連絡手段としてメールよりも頻繁に使われるのがWhatsAppです。

WhatsAppはシンガポールでもっとも普及しているメッセージングアプリで、LINEと似たようなものです。メールよりもサクッと連絡を取りやすく、ビジネスの場でも重宝しています。

名刺交換をした相手からいきなりWhatsAppがくることも多く、ビジネスシーンでの連絡手段として広く浸透しているようです。

また社外だけでなく、オフィス内でのコミュニケーションにもギャップがあります。例えば、デスクが数メートルしか離れていない同僚とのやり取りでも、直接話さずにGoogle Hangoutsというメッセンジャーツールを使うことが頻繁にあります。

これは社風の違いもあると思いますが、シンガポールではとにかくスピードが求められるからでしょう。

日本では「上司にLINEで遅刻や欠勤の連絡をするのは非常識」といった意見があるように、マナーや感情を重視する側面があります。一方で、シンガポールでは「便利なものを使って効率よく仕事をしよう」という意識が強く、日本とシンガポールの大きな違いのひとつだと感じています。

3. 時間の感覚が違う!良い意味でルーズ

日本人とほかの国の人とでは、時間の感覚が違うような印象があります。

シンガポールでは社内のミーティングやお客様との打ち合わせなど、約束の時間に始まることは少ないです。遅刻して出社したり、しかもまったく悪びれる素振りがなかったり、正直最初は戸惑いました。

日本は「開始時間に厳しく、終了時間に緩い」ですが、シンガポールは「開始時間にも、終了時間にもちょっとだけ緩い」と感じています。

だからといって仕事に支障が出るほど遅れることはほとんどなく「私のの時間に対する考え方が厳しすぎるのだ」と、考え直すきっかけになりました。

また、シンガポールに来てから「忙しい」「時間がない」という言葉を聞く機会が増えたように感じます。日本人の感覚では「忙しい」「時間がない」と聞けば、寝る間を惜しんで働いてそれでもなお時間がない状態を想像すると思いますが、シンガポールではそうではありません。

定時までに仕事が終わらなさそうであれば「忙しい」「時間がない」と言っている印象です。実際に、さっきまで同僚が「忙しい、忙しい」と言って慌てていたにもかかわらず、定時を過ぎて気づいたら「あれ?帰っちゃった?」ということも多々あります。

最初は驚きましたが、仕事とプライベートの線引きをしっかりと引いており「時間外に仕事をしない」と徹底している人が多いのだと、今では理解できました。効率よく仕事を終わらせて、ワークライフバランスを重視するシンガポールらしい感覚だといえます。

もちろん仕事が立て込む時期や緊急時など、定時後や土日に働く人もいます。基本的にはみなさん仕事に対して熱心なので、定時ぴったりで帰ったからといっても嫌な感じはまったくありません。

4. 外国人受け入れのマインドが違う!英語に対しても寛容

シンガポールは人口の約3割が外国人の多民族国家です。

仕事で関わる方々も東南アジア人だけでなく、東アジア人、欧米人など多岐に渡ります。基本的にシンガポール人のお客様に拙い英語で提案してもしっかりと聞いてくれて、英語のレベルではなく提案の良し悪しで検討してもらえる感覚があります。

もし日本で「外国人が片言の日本語で売り込みに来たら」と逆の立場で考えると、なかなか取り合ってもらえないのではないでしょうか。日本よりも外国人を受け入れる姿勢が、国民の心理レベルにまで深く浸透していると感じています。

そもそも国民のなかでも中華系、マレー系、インド系など、さまざまなバックグラウンドをもった人がいるので、当然といえば当然なのかもしれません。しかし多様性が認められる環境は、外国人にとって居心地が良いものです。

韓国人、中国人、インドネシア人、シンガポール人とルームシェアをしている自宅。仕事以外でも多様性を感じられます

5. 自分の役割の大きさが違う!小さな組織で活躍するのはやりがいがある

前職は全従業員数が数十万人の大企業で、自分が会社に与える影響は微々たるものでした。現職は社員20名弱の小さな会社で、自分の営業成績がそのまま会社の業績に反映されます。自分が担っている役割が大きく、それがやりがいです。

実績を出せば出すほど会社は自分を必要としてくれますが、実績を残せなければ解雇されることもあります。そのため「解雇できるものならしてみろ」という気概で本気で取り組んでおり、ほかの社員も同様の気持ちで働いている印象です。

そのような環境で働くのは刺激が多く、日本の職場と大きく異なると感じています。個人的にはこれが一番の違いだと思います。

これは国による違いというより個人的な会社選びによる違いですが、シンガポールで働くと決めたからこそ選んだ会社であることは間違いありません。日本でしていた仕事とまったく同じことをシンガポールでするのは難しく、何かを変える必要がありました。そのなかでも会社の規模を変えるというのは、大きなポイントだったと感じます。

シンガポールの求人を探すなら

以上がシンガポールで1年間働いて感じた5つの大きな違いです。もちろんほかにも書き切れなかった違いは多くあり、1年経った今でも新しい発見の毎日です。

そこで「なぜ違うのだろう」という背景や、シンガポールの良い部分を日本にも取り入れる方法を考えることで、日本との違いに戸惑ったり悲観したりせず違いを楽しめます。シンガポールへの就職を検討されている方々の参考となれば幸いです。

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ライター紹介

Kota Tsujimoto / Media Consultant

日本の大手電機メーカーで勤務後、キャリアアップを目指し来星。多業種・多国籍のクライアントの力になるべく日々奮闘中。夢は“世界平和”。

シンガポールの保険・医療費事情!日系病院や主な公的病院も紹介

シンガポールの保険・医療費事情!日系病院や主な公的病院も紹介

海外に住む日本人にとって、病気やケガをした際の治療費・医療費は大きな問題です。特にシンガポールでは「風邪の診療と薬代で数万円かかる」といったことも珍しくありません。

この記事ではシンガポール在住日本人の保険・医療事情を紹介します。またGood Job Creationsでは、シンガポールでの就職・移住に興味のある方向けに無料相談を実施しています。

条件に合った求人の紹介もできるので、ぜひ気軽にご相談ください!

シンガポールの病院・医療・保険事情

シンガポールの医療水準は、技術・設備ともに世界的にトップクラスです。さらに日系の病院も多くあるため日本語が通じ、病気やケガの場合も日本と同様、もしくはそれ以上の治療を受けられます。

ただし日本では保険制度により、保険証を出すことで治療費の3割のみ負担で通院できますが、シンガポールでは10割個人負担となります。

さらに日本では保険点数の制度によって、医療に関する価格設定が細かく定められていますが、シンガポールではそのような基準がありません。公立病院か私立病院か、病院、医師によって価格が変わり、同様の治療を受けても20倍ほど違う場合もあるといわれています。

シンガポールに移住するならもしもの時に備えて、民間の保険に入るといった対策が必要です。

Medical Allowanceと民間保険

シンガポールでは企業ごとにMedical Allowanceという制度により、3か月以上働いている従業員を対象に、有給病気休暇や医療費補助がついていることが一般的です。ちょっとした風邪やケガの場合は診療後に医師の診断書を会社に提出すれば、治療費を会社に請求できます。

さらに、もしもの時に備えてシンガポールで民間の保険に加入している人も多く、筆者の場合、保険料は年間約S$400ドルです。

大きな病気やケガをした場合、保険会社と提携している病院に行けば病院で支払いをすることなく、治療を受けられます。そして診断書を後日、保険会社に送付すれば保険会社が直接病院に支払ってくれます。

Medical Allowanceの対象となる公的病院一覧

企業の医療費補助を利用できる公的医療機関は以下のとおりです。

  • Admiralty Medical Centre
  • Alexandra Hospital
  • Ang Mo Kio – Thye Hua Kwan Hospital
  • Bright Vision Hospital
  • Changi General Hospital
  • Institute of Mental Health/ Woodbridge Hospital
  • Jurong Community Hospital
  • Jurong Medical Centre
  • KK Women’s and Children’s Hospital
  • Khoo Teck Puat Hospital
  • National Cancer Centre
  • National Centre for Infectious Diseases
  • National Dental Centre
  • National Heart Centre
  • National Neuroscience Institute
  • National Skin Centre
  • National University Hospital
  • Ng Teng Fong General Hospital
  • NHG Eye Institute
  • Ren Ci Community Hospital
  • Sengkang Community Hospital
  • Sengkang General Hospital
  • Singapore General Hospital
  • Singapore National Eye Centre
  • St. Andrew’s Community Hospital
  • St. Luke’s Hospital
  • Tan Tock Seng Hospital
  • Yishun Community Hospital
  • All polyclinics under NHG or Singhealth
  • All polyclinics under the National University Health System

(参考:Government of Singapore「Medical reimbursements and salary during sick leave」)

シンガポールにある主な日系の病院

シンガポールにある主な日系の病院も紹介します。シンガポールにお住まいの場合は、もしもの時に備えて場所や連絡先を控えておきましょう。

民間保険を選ぶ際の注意点

シンガポールの民間保険は種類が多いため、自分に合ったプランを選ぶことが重要です。

どのような場合に保険が適用されるのか、提携している病院など、加入前に保険の契約内容をよく確認しましょう。保険のプランによっては、日本語に対応している病院が提携先に含まれていない場合があるので注意が必要です。

また主な保険会社には以下が挙げられます。

シンガポールに移住するなら医療事情を把握しておこう

シンガポールの医療・病院の制度は日本と大きく異なるため、注意が必要です。さらにシンガポールでは歯の治療は非常に高額です。「親知らずを抜いてS$1,000請求された」といった話もあるので、歯の治療は日本への帰国中に済ませることをおすすめします。

Good Job Creationsでは、シンガポールでの就職・転職・移住に興味がある方に向けて、無料相談を実施しています。保険や福利厚生などの制度が充実した企業もお探しできるので、ぜひ気軽にご相談ください。

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ライター紹介

Keiichi Ito / Good Job Creations

ジュロンイースト在住、シンガポールの西側は私にお任せください。転職・就職はもちろんのこと、生活に役立つ情報をお届けします!

シンガポールで英語不要の日本人求人はある?英語力ゼロで就職するには

シンガポールで英語不要の日本人求人はある?英語力ゼロで就職するには

海外への留学経験がなく英語力も自信がないけど、海外で働きたい」と考えていませんか?。

シンガポールでの就職は英語力がなくても可能ではありますが、英語力が高い方が仕事選びの選択肢は確実に広がります。しかし今すぐ海外で働きたい場合、年単位での海外留学や、TOEIC800点を取れるまで日本で勉強するような時間はないですよね。

この記事では、英語力ゼロからでも最短でシンガポール転職を実現するための英語勉強法や、英語力がなくても比較的できる可能性が高い職種・業種、海外での英語不問の求人の見つけ方を紹介します。

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英語不要の求人が出やすい業界・職種

シンガポールを含め、海外で英語不問の求人が出やすい職種には以下が挙げられます。

  • SE・エンジニア
  • 美容師
  • 料理人
  • 日系企業の事務

それぞれ順番に見てみましょう。

SE・エンジニア(IT業界・製造業)

ITのような高い技術力が評価される業界では、語学不問の求人が出やすい傾向にあります。特にシンガポールのIT水準は高く「世界デジタル競争力ランキング2023」では3位にランクインしました(日本は32位)。

シンガポールでは高い実力をもつSEやエンジニアが求められており、語学力よりも技術力のアピールによる転職がしやすいといえます。

また海外での技術者の求人ではIT分野だけでなく、ハード系のエンジニアやメーカーでの求人も出されることがあります。経験がある場合はこまめにチェックすると良いでしょう。

美容師(美容業界)

美容師やネイリスト、エステティシャンなど、美容業界の仕事も英語不問で就職しやすい職種の1つです。

シンガポールには日系チェーンの店舗が多く進出しており、日本ブランドの認知度は高いといえます。また日本人の手先の器用さや接客の質の高さは海外でも認知されており、語学力に多少自信がなくても飛び込みやすい環境といえるでしょう。

料理人(飲食業界)

日系レストランの多くはまずシンガポールに出店し、認知度を高めてから東南アジア諸国に進出するケースが多いといえます。そのため日系飲食店での料理人や店長などの求人が出されることはよくあります。

日本料理はシンガポールでも人気が高く、料理の技術力やセンス、接客スキルなどが評価されているため、安定的に日本人の需要が多い業界です。

日系企業の事務

業界を問わず日系企業や日本とのやり取りが多い現地企業では、日本人の求人が多くあります。特に事務職では日本語をネイティブとして使いこなせる人材の需要が高い傾向にあります。

英語面接を乗り切るためのポイント

ここからは「英語に自信がないものの海外で就職したい」という方に向けて、面接でのポイントを見ていきましょう。まず海外就職の入り口に立つためには、英語面接を突破しなければなりません。

英語にはリスニング・スピーキング・リーディング・ライティングと主に4つの要素があり、実際に海外で働くうえではどの能力も求められます。

しかしシンガポールで面接を突破して内定を勝ち取るという点にフォーカスすると、スピーキング力とリスニング力、すなわち会話する力がもっとも重要です。なぜなら、面接の段階で読み書きを試されることは極めて稀だからです。

相手が何を言っているのか聞き取り、さらにこちらの言いたいことをできるだけスムーズに伝える。会話力さえあれば面接を突破し、海外就職の入り口に立てる可能性が高まります。

面接で使われる英単語の数や質問のバリエーションは決して多くありません。そのため総合的な勉強は不要であり、面接で想定されるボキャブラリーに絞って勉強することで、効率的に会話力を高められます。

またシンガポールでの転職を目指す場合、流暢で正確な発音や緻密なグラマーまで習得する必要はありません。

さまざまな非英語圏の外国人労働者を受け入れているシンガポールでは、英語の多様性について非常に寛容です。多少稚拙な英語でも、十分に会話を成立させてくれる方が多いといえます。

シンガポールでの就職を目指して英語を勉強するなら、英会話レッスンも欧米人の先生を相手に練習するより、実際に面接官となる可能性が高いアジア人相手に練習を重ねる方が実戦的でしょう。

アジア人との英会話力を高める2つの方法

アジア人相手に英会話力を高める効率的な手段として、以下の2つの方法をおすすめします。

1. フィリピンに3か月短期留学する

フィリピンへの短期留学は会話力を効率的に伸ばす有効な手段です。「フィリピン 留学」で検索すれば多くの語学学校が見つかります。

Googleの「フィリピン 語学学校」の検索結果画面

フィリピン留学の良い点は、癖のない英語を話すフィリピン人講師と、マンツーマンでひたすら一日中会話するというスパルタトレーニングを、わずか月10数万円程度で受けられる点です。

マンツーマン英会話であれば会話のトピックを自由に設定できるので、面接を想定したロールプレイングも可能です。

また、フィリピンの語学学校に集まっている受講生も、中国人や韓国人などの非英語圏のアジア人が多いため、彼らとのプライベートでの対話もアジアでの英語力向上の実践トレーニングになります。

3か月間フィリピンで毎日まじめに英会話のレッスンを受講し、日本人との交流を遮断。さらにさまざまなアジア人学生と英会話漬けの生活を送れば、シンガポールでの転職活動で十分に通用するレベルまで英語力を引き上げられるでしょう。

2. 日本でシンガポール人から英語を学ぶ

短期留学が難しいなら、日本でシンガポール人家庭教師から英語を学ぶ方法もあります。

例えば、日本から自分に合ったカリキュラムで英語を学ぶなら、こちらのようなサイトがおすすめです。シンガポールに住む英語話者から、オンラインで英会話を学べます。

British Council (Singapore):English courses for adults

他にも下記のような家庭教師のマッチングサイト(SenseiNavi.com)では言語だけでなく、国籍を指定して家庭教師を探せます。

SenseiNavi.comでシンガポール国籍の先生を検索した結果画面

詳細検索からシンガポール人の家庭教師を検索し、オンラインや直接会える場合は自宅やカフェ等で定期的なマンツーマンレッスンが可能です。英会話教室で欧米人から集団形式の授業を受けるよりも、効果的に会話力を伸ばせるでしょう。

もしかしたら、そのシンガポール人の家庭教師の紹介で仕事が見つかる、なんてこともあるかもしれません。

シンガポールで英語不要の日本人求人を探すなら

私の考える英語力ゼロから最短でシンガポール転職を実現するための英語勉強法を紹介しました。しかしこれらの方法はあくまでも英語面接を突破し、海外就職の入り口に立つことを目的としたものです。

当然ですが働き始めた後は仕事で成果を出し、さらに海外生活をエンジョイするためには継続的な英語学習が不可欠です。一方で、入り口に立たなければ何も始まらないのも事実なので、目標があるならできることから挑戦してみましょう。

Good Job Creationsでは、シンガポールでの就職・転職・移住に興味がある方に向けて、無料相談を実施しています。英語力に合わせたお仕事も紹介できるため、ぜひお気軽にご相談ください。

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シンガポールでの就職に興味がある方には、こちらの記事もおすすめです!
>>「シンガポールに移住・転職するメリットと注意点!ビザや条件も解説

また、シンガポールでの就職に必須の英文レジュメについてはこちらの記事を参考にしてください。

>>「英語レジュメ(英文履歴書)の書き方・作り方!簡単なテンプレートも

ライター紹介

Satoshi Kitagawa / Good Job Creations

日本の上場企業での人事職を経て2011年に来星、現在はシンガポールの中堅人材紹介会社で代表を務める。キャリアプランニングのモットーとしては「とりあえず夢・目標を設定してみて、まずは一生懸命やってみる。違うと思ったら軌道修正。」

シンガポールで働く場合の福利厚生や仕事を見つける方法を解説!

シンガポールで働く場合の福利厚生や仕事を見つける方法を解説!

シンガポールは治安の良さや成長性の高さなどから、移住・転職先として人気が高まっています。この記事では転職先としてのシンガポールに焦点を当て、働く場合の福利厚生や仕事の見つけ方、シンガポールで働くメリット・デメリットなどを紹介します。

また、Good Job Creationsではシンガポールで働きたい方に向けて、無料相談を実施中です。福利厚生など希望の条件に合った求人も探せるので、ぜひお気軽にご相談ください!

シンガポールで働くメリット・デメリット

まずはシンガポールで働くメリットとデメリットを知っておきましょう。それぞれ主なものを紹介します。

シンガポールで働くメリット

シンガポールで働く主なメリットには以下が挙げられます。

  • 英語が通じる
  • 税金が安く給与水準が高い
  • 年間を通して暖かく過ごしやすい
  • 治安が良くインフラが整っている

シンガポールは公用語が英語であり、多様な国籍の人種が集まる多民族国家です。他民族に対して寛容であり、さまざまな文化に触れられる環境といえます。

また給与水準が高く税金が安いことから、転職や駐在で移住する場合、手元に残る金額は日本で働くよりも多くなりやすいでしょう。さらに気候や治安の良さから、生活しやすいことも移住先として人気の理由の1つです。

シンガポールで働くデメリット

シンガポールへの移住を検討するなら、デメリットについても知っておきましょう。主なものとしては以下が挙げられます。

  • 物価が高い
  • ビザの取得が難しい
  • ルール・法律が厳しい

シンガポールは物価が高く、基本的に生活費が日本よりかかります。特に住宅費や教育費などは高く、家族で移り住むにはハードルが高いでしょう。また、ビザの取得も簡単ではありません。移住を目指すなら人材紹介会社を利用するなどの方法がおすすめです。

生活面に関してはルール・法律が厳しいことに注意しましょう。例えばゴミのポイ捨てやガムの持ち込み、公共スペースでの喫煙・飲酒などは罰則があります。

より詳細なメリット・デメリットやビザの種類などについては、以下の記事にもまとめているので、ぜひ参考にしてください。

>>「シンガポールに移住・転職するメリットと注意点!ビザや条件も解説

シンガポールの福利厚生

日本の福利厚生では有給休暇や通勤手当などが代表的です。

シンガポールには日本では馴染みのない福利厚生があったり、企業によって大きく異なったりする場合があります。福利厚生はクオリティ・オブ・ライフに直結するため、シンガポールでの就職を目指すなら十分把握しておきましょう。

代表的な福利厚生は以下のとおりです。

  • Annual Leave(有給休暇)
  • Sick Leave (病欠休暇)
  • Annual Medical Claim (医療手当)
  • Transport Allowance (通勤手当)
  • Business Trip Allowance (出張手当)
  • Car Allowance (車両手当)
  • Over time Allowance (残業手当)

以下で紹介する内容は企業によって多少異なる部分があるため、詳細は雇用時の契約書を十分確認してください。

Annual Leave(有給休暇)

日本と同様に、給与を受け取りながら休暇を取得できる制度です。日本では法定で日数が決まっていますが、シンガポールでは3か月以上勤務した者は年間7日、以後1年ごとに1日ずつ追加され、最大14日の有給休暇が使えます。

また、余った有給を翌年に持ち越せるかどうかなどは企業によって異なるので、契約書の文面を十分チェックしましょう。

Sick Leave (病欠休暇)

日本では見慣れない規程ですが、シンガポールでは病気やケガで休みを取る場合、先述のAnnual LeaveではなくこのSick Leaveという休暇を使用できます。

ただし、医療機関で医師から診察を受けて、医師の診断書であるMedical Certificate(MC)を取得する必要があります。一般的にSick Leaveは有給休暇と別枠で、最大14日間の取得が可能です。

Annual Medical Claim (医療手当)

シンガポールには日本とは違って皆保険制度がなく、また医療費の水準も高いため、企業が従業員のプライベートでのケガや病気の治療費までサポートするのが一般的です。

シンガポールの企業にはAnnual Medical Claimという福利厚生があり、年間決まった金額を上限に治療費を会社に請求できます。

これもいざという時に自分を助けてくれる手当なので、内定時に十分確認しましょう。福利厚生に手厚い企業であれば、キャッシュレスで病院の治療を受けられる外資系保険会社の保険パッケージに加入している企業もあります。その場合請求前に自前で払う必要もありません。

ただし、手術が必要となるような大ケガや大病は、規定の金額ではカバーしきれない場合があるため、心配な方は別途自身で医療保険に加入されることをおすすめします。

シンガポールの民間保険や医療・病院事情は以下の記事でも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

>>「シンガポールの保険・医療費事情!日系病院や主な公的病院も紹介

Transport Allowance (通勤手当)

自宅からオフィスまでの通勤費を補填する手当です。シンガポールは日本と比較すると交通費が安いため、通勤手当を設定していない企業が多い傾向にあります。

ただし安くても毎日となると塵も積もって大きな金額になるので、もし内定先に通勤手当がついていれば恵まれていると思って良いでしょう。

Business Trip Allowance (出張手当)

海外出張の際に、日数に応じて支払われる手当です。特に商社やメーカーで働く場合は月の半分が海外出張というケースもあり、出張手当の有無で月給が大きく変わります。

一般的には1日あたりの手当を、出張する地域に応じて設定している企業が多いといえます。

Car Allowance (車両手当)

自分の私用車を社用として提供した場合の手当です。日本では珍しい手当ですがシンガポールでは自動車が高価なため、従業員が私用車を営業者として使用する場合に手当が支給されます。

月にS$500ほど支給されることもあるため、もし自分の車を営業車として使用する業務が想定される場合は、事前に雇用契約書を確認しましょう。

Over time Allowance (残業手当)

シンガポールでの労働時間は以下のように規定されています。

  • 週休2日以上 1日9時間(ただし週44時間を超えない)
  • 上記以外 1日8時間(ただし週44時間を超えない)

それ以上の時間を就労した場合には残業手当が支払われます。また、残業手当を申請できる労働者は以下のとおりです。

  • 肉体労働者(Workman) 月額給与 S$4,500以下
  • 一般労働者(Non-workman)月額給与 S$2,600以下

残業手当は通常時間給の1.5倍で計算されます。

(参考:日本貿易振興機構(ジェトロ)シンガポール事務所「シンガポールの労働法制について 」)

シンガポールで働くには

シンガポールで働く方法としては、以下が一般的です。

  • 日本企業の駐在として働く
  • 現地企業に就職・転職する
  • インターンシップやワーキングホリデーで働く

海外駐在員として働く方法は高い給与が見込まれるうえ住居も提供され、安定した生活を送れるでしょう。ただし希望通り駐在として選ばれ、シンガポールに赴任されるかどうかはわかりません。

現地のシンガポール資本の企業や日系企業での就職・転職には、ビザ取得の問題があります。現地エージェントなどを利用して求人の紹介を受けて応募、ビザのサポートまで受けるのがおすすめです。

くわえて年齢の上限がありますが、インターンシップやワーキングホリデーでひとまず働く方法もあります。まずはシンガポール企業の環境を知りたいといった考えなら、手段の1つとして良いでしょう。

シンガポールで働くならGood Job Creationsにご相談ください

シンガポールは給与水準が高く安全性が高いことから、移住・転職先として人気が高まっています。仕事を探す際には給与や勤務内容は当然ですが、福利厚生などもチェックしてみましょう。

上記以外にも、会社によっては健康診断受診の補助や結婚した際に休暇がもらえる制度など、さまざまな福利厚生があります。

シンガポールで働きたい方は、Good Job Creationsにご相談ください!経験豊富なコンサルタントが、あなたの希望に合った求人紹介や転職・就職のサポートを行います。無料相談も行っているので、興味がある方はぜひお気軽にご利用ください!

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シンガポールへの転職・就職・移住に興味がある方には、以下の記事もおすすめです。

>>「シンガポールで働く大手企業出身者が語る!日本とのギャップや内情

ライター紹介

Satoshi Kitagawa / Good Job Creations

日本の上場企業での人事職を経て2011年に来星、現在はシンガポールの中堅人材紹介会社で代表を務める。キャリアプランニングのモットーとしては「とりあえず夢・目標を設定してみて、まずは一生懸命やってみる。違うと思ったら軌道修正。」

英語レジュメ(英文履歴書)の書き方・作り方!簡単なテンプレートも

英語レジュメ(英文履歴書)の書き方・作り方!簡単なテンプレートも

海外転職において必ず乗り越えなければならないのが、面接と履歴書です。海外就活で求められるレジュメには、日本の履歴書のように決まった形式はありません。そのため、基本的な記載事項やポイントを押さえておく必要があります。

この記事ではシンガポールの人材紹介会社Good Job Creationsが、実際の例も提示したうえで英文レジュメについて解説します。

また、弊社では海外転職、特にシンガポールへの移住・就職に関する無料相談を実施中です。興味がある方はぜひ気軽にご相談ください!

レジュメ(CV)の意味とは?日本の履歴書との違い

レジュメ(CVとも呼ばれる)は日本でいう履歴書・職務経歴書に当たるものです。就職・転職活動の際、応募企業にこれまでの実績やアピールポイントを文面で伝え、面接につなげるためにレジュメ作成は必須です。

日本の履歴書は、1枚で人となりを含めすべてアピールできるように作られています。例えば、住所や性別、年齢、健康状態、配偶者の有無、過去の給与など、個人情報を記載するケースが多いといえます。

一方で英文レジュメの場合、上記項目は場合によっては採用する側からの差別項目にあたるとされることがあるため、記載しないことがほとんどです。また趣味・特技など、仕事に関連しない内容も一切入れる必要はありません。

くわえて履歴書と職務経歴書のように、2種類に書類を分ける必要もありません。海外のレジュメでは1枚の紙に簡潔に情報をまとめ、面接官に対してわかりやすくシンプルに伝えることが重視されます

英文レジュメの書き方・例、必要な項目

英文レジュメ作成にあたり、最低限必要となる項目は以下のとおりです。記載例部分はコピーして、テンプレートとして利用いただいて構いません。

英文レジュメの項目

  • 名前・連絡先等の個人情報(写真は必須ではありません)
  • 生年月日
  • 学歴
  • 職歴(企業名・ポジション・就労期間・就労内容 ※箇条書きが好まれる)
  • スキルや業種が一貫している場合、職歴・経歴・パーソナリティの要約があると良い
  • その他スキル・資格

英文レジュメの記載例・テンプレート


Name
〒Address in Singapore
Tel / Email address

Objective (志望動機等)

WORK EXPERIENCE(職務経歴)

Good Job Creations Pte.Ltd (Jan. 2010 – Dec 2016)
-Position title-

  • Prepare monthly payments for…
  • Maintain existing clients and develop new clients…
  • Supervise team members and report to HQ in Japan. etc…

EDUCATION

Good Job University (April. 2005 – March. 2009)
Department Of Human Resources.

QUALIFICATIONS

  • TOEIC900 (March. 2016)
  • Driving License (March. 2008)

英文レジュメ作成のポイント

以上が英文レジュメの基本フォーマットです。レジュメ作成にあたっては、以下のポイントを参考にしてください。

1. 職歴などは簡潔にまとめる

  • 業務内容を箇条書きにする
  • 業務の実績・成果を簡潔にまとめる

2. フォントをそろえる

3. 冠詞や人称代名詞を省略する

  • a や the などの冠詞は基本的に省略
  • I(人称代名詞)も省略

4. 希望する職種が明確な場合はObjectiveに志望動機を記載

5. アピールしたい付加情報があれば記載

  • プログラマーやデザイナーなど一定のスキルを必要とするポジションの場合は、ポートフォリオを別途作成するか、作品が掲載されているサイトURLを記載
  • LinkedInやGitHubのURLを記載

その他、応募時に必要な書類

応募にあたっては、英文レジュメの他に以下の書類が必要です。人材紹介会社を通した応募の際は、コンサルタントにご相談・ご確認ください。

  • 成績証明書
  • 卒業証明書
  • パスポートコピー

場合によっては、前職での在籍証明の提示を求められることがあります。また、オファー前にはリファレンスと呼ばれる、選考中企業から前職の上司へ候補者の働き方やパフォーマンスに関するヒアリングをされることも。

特に外資系企業に多く、バックグラウンドチェックに近いものですが、過去の実績を証明するため、また信頼を得るためにも紹介状が必要なケースもあるので覚えておきましょう。

シンガポールの日系企業に応募する場合、英文レジュメは必要?

シンガポールで外資系やシンガポール資本の企業(ローカル企業)に応募する場合、準備するのは英文のレジュメだけで構いません。

ただし日系企業の場合、シンガポールでは履歴書と職務経歴書の両方を求められることがほとんどです。人材紹介会社の弊社としても両方準備することを推奨しています。

シンガポールの日系企業が日本人を募集する場合、日本人の顧客への対応や、日本人上司とのコミュニケーションが求められます。また面接時の採用担当者は、基本的に日本から来ている駐在の日本人です。

そのため面接も日本での慣習に沿った形で進められることが多く、基本的には日本での面接と同じようなスタンスで臨むことになります。

日本と同じ履歴書、職務経歴書は必須ではありませんが、採用担当者にも見慣れた履歴書の方が伝わりやすいため、気遣いの意味も込めて日本式の履歴書・職務経歴書を準備しましょう。

英文レジュメのご相談ならGood Job Creations

英文レジュメは日本の履歴書と違い、よりシンプルにわかりやすく、アピールすべきことを端的にまとめる必要があります。難しく考えすぎず、自信をもって過去の実績を書いてみましょう。実際書いてみると、英文レジュメのほうが簡単に書けるかもしれません。

書き方に困った場合や、応募する企業によって書く内容を変えたい、また自分のアピールポイントがわからない場合は、Good Job Creationsにご相談ください!

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ライター紹介

Yuka Kobayashi / Good Job Creations

東京の大学に進学後、約3年半日系IT企業でのコンサルティング営業を経験。学生時代の留学経験をきかっけに海外転職の道に・・2015年冬に来星し、現在は人材紹介会社にて求職者向けの転職支援をしています♪常にポジティブマインド!皆さんのキャリアの後押しができるよう日々奮闘中です!