シンガポールのチャンギ空港での時間潰し7選と市内へのアクセス方法

シンガポールのチャンギ空港での時間潰し7選と市内へのアクセス方法

チャンギ空港はシンガポールの玄関口であり、東南アジアのハブ空港です。世界の空港ランキングではトップ3の常連であり、世界を代表する空港の1つです。

この記事ではチャンギ空港での時間潰しにおすすめのスポット5選、市内へのアクセス方法などについて紹介します。また、シンガポールは治安の良さや過ごしやすい気候、英語圏であることなどから、旅行だけでなく移住先としても人気です。

特に賃金の高さから転職先に選ぶ日本人も増えています。シンガポールで仕事を探すなら現地の人材紹介会社Good Job Creationsをご活用ください。無料相談も実施しています!

チャンギ空港について

チャンギ空港のイメージ

チャンギ空港は、2023年の利用者数が約5,890万人を誇る大規模な空港です(日本では羽田空港が約8,086万人、成田空港では約3,381万人)。チャンギ空港は就航航空会社によって4つのターミナルに分かれており、ターミナル1〜3はスカイトレイン、ターミナル4へはバスで移動できます。

各エリアにそれぞれ楽しめるスポットがあるので、乗り継ぎ時間にいろいろ周ってみるのがおすすめです!

チャンギ空港での時間潰しにおすすめの過ごし方7選

チャンギ空港での乗り継ぎの時間潰しや、世界トップクラスの空港をしっかり楽しみたい方におすすめの過ごし方、スポットを紹介します。

1. ジュエル・チャンギ・エアポート

JEWELの屋内滝

2019年にオープンした10階建ての複合施設で、おしゃれな外観の中に小さな街のような空間が広がっています。見どころは熱帯植物や2,000本を超える樹木が囲む、高さ40mの滝「HSBCレイン・ボーテックス」です。屋内の滝としては世界最長で、地上5階〜地下2階まで大迫力の滝を楽しめます。

夜には光と音楽を使ったショーも行われるので、タイミングが合えばぜひご覧ください!ほかにもジュエル内には5階に大規模な屋内庭園や、100軒以上のレストランとショッピングスポットがあります。

ジュエルにはターミナル1〜3は遊歩道を使って徒歩でアクセスでき、ターミナル4からはターミナル2へシャトルバスで移動した後に歩いて行くのがおすすめです。

>>ジュエル・チャンギ・エアポートの詳細はこちら

2. 無料で映画を観られるターミナル・ムービー・シアターズ

空港といえば待ち時間が長く、寝ようとしても明るすぎてゆっくり眠れないイメージがありますが、チャンギ空港には24時間無料で映画を上映している映画館があります。

最新のヒット映画も放映しており、あっという間に時間が過ぎるでしょう。受付手続きなどもなく、気軽に立ち寄れます。搭乗までゆっくりくつろぎたいときにおすすめです!

【場所】

ターミナル3:3階(トランジットエリア)

ターミナル2:3階(トランジットエリア)※休業中(2024年9月時点)

>>映画館の詳細はこちらから

3. バタフライガーデン

シンガポールは緑が多く、ガーデンズバイザベイ・ボタニックガーデンなど自然をテーマにした観光施設が充実しています。そんな観光施設が空港内にもあります。

ターミナル3のバタフライガーデンは温室型の庭園で、熱帯雨林のような植物と1,000匹以上の蝶がいるとのこと。こちらも24時間開いており、特にお子様連れの方にはおすすめです。

【場所】

ターミナル3:3階(トランジットエリア)

>>バタフライガーデンの詳細はこちらから

4. 充実した休憩施設

旅行や出張ではなにかと荷物が多く、空港を歩き回るだけでも疲れますよね。チャンギ空港にはいたるところにマッサージチェアがあり、こちらもなんと無料で使えます!

ほかにも、体全体を伸ばせるようなゆったりとした椅子も豊富にあります。ほかの空港では、休憩スペースが埋まっていて座るスペースに困ることもありますが、チャンギ空港なら安心してくつろげるでしょう。

【場所】

全ターミナル:各所

5. 無料のゲームコーナー(※2024年9月時点では休止中)

若者に大人気のスポットの1つがエンターテイメントデッキにあるゲームコーナーです。PCゲームやPlayStation 3、Xbox 360などのゲームが無料で楽しめます!

ほかにもレトロなアーケードゲームや、実際に身体を動かして遊べるスポーツゲームなど、さまざまな遊びが体験できます。こちらも24時間営業なので、スキマ時間に立ち寄ってみてください。

【場所】

ターミナル2:3階(トランジットエリア)
(※2024年9月執筆時点で休止中)

>>エンターテインメントデッキの詳細はこちらから

6. 市内観光ツアー

マーライオン

こちらは乗り継ぎでシンガポールに来られた方に、おすすめしたい時間の過ごし方です!乗り継ぎ時間が5.5時間以上の方を対象に、無料の市内ツアーを毎日開催しています。ガイド付きの2.5時間のツアーで、ツアー内容は複数あります。短時間でもシンガポールを満喫できて非常におすすめです。時間に余裕がある場合はぜひ参加してみてください。

【場所】

ターミナル2:2階 出発乗り継ぎホール(ゲートF50付近)

ターミナル3:2階、出発乗り継ぎホール(ゲートA1-A8付近)

以下のページで各ツアーの詳細の確認や予約が可能です。

>>無料の市内ツアーの詳細はこちら

7. ターミナル4での過ごし方

チャンギ空港の第4ターミナル

ターミナル4は、2017年にオープンした新しいターミナルです。ほかのターミナルと比べると小さく距離も少し離れていますが、ターミナル4で時間を潰す必要がある方もいるでしょう。筆者の私がターミナル4で体験した楽しみ方を紹介します!

免税店を楽しむ

ターミナル4の免税店には商品を試せるコーナーが充実しています。

第4ターミナルの免税店

例えば私が試したのは、ラム酒などで有名なBacardiのコーナー。免税店内で2種類のドリンクを試飲できます。

第4ターミナルの免税店

試飲といってもカクテルによってはフレッシュフルーツを絞ってくれてアルコールもしっかり感じられて、本格的なカクテルの味を楽しめます!

第4ターミナルの免税店

でき上がったのがこちら!

第4ターミナルの免税店

また、普段なかなか手が出せないような高価なウィスキーもここでは気軽に挑戦できたり、

第4ターミナルの免税店

シンガポールのBrewery(地ビール)メーカーのビールが楽しめたりと、シンガポール国内メーカーのさまざまな商品を楽しめます。

第4ターミナルの免税店

かわいいラベルに思わず惹かれます♪

第4ターミナルの免税店

ほかにもおしゃれな免税店が多々あります。見て周るだけでも楽しめるでしょう!

お土産を空港で買うなら、以下の記事でおすすめのシンガポール土産をまとめているので、こちらもぜひご覧ください!

>>「シンガポールのお土産!現地女子が本当におすすめする厳選5つを紹介

タイガービールを楽しむ

ターミナル4にはタイガービールのバーがあり、タイガービール社の各ビールを楽しめます。

第4ターミナルの免税店

ここではタイガーの生ビールを味わえるので、フライト前の1杯にいかがでしょうか?

 チャンギ空港から市内へのアクセス

チャンギ空港

チャンギ空港から市内へ行くには、主に電車・バス・タクシーのいずれかを使います。それぞれのアクセス方法を解説します。

電車(MRT)

現地の人も含め、電車は空港を利用する多くの人が使うわかりやすいアクセス手段です。

空港ターミナル2・3にあるチャンギ国際空港駅から電車に乗り、タナメラ駅まで移動します。到着ターミナルがターミナル1の場合、空港間をつなぐスカイトレインで移動しましょう。そしてタナメラ駅からトゥアスリンク駅行きのイーストウェスト線に乗り換えて、目的となる駅まで向かいます。

市内までは30分ほどで、料金は2シンガポールドル(約220円)(以下、S$)程度です。券売機で通常の切符であるStandard Ticket(スタンダードチケット)や乗り放題のSingapore Tourist Pass(シンガポールツーリストパス)を買う方法、もしくは改札機にタッチ決済機能があるクレジットカードをタッチすることでも乗車できます。

ただしシンガポール国外発行のクレジットカードでは、手数料がかかる点にご注意ください。

公共バス

公共バスは約30〜60分で、料金はS$2〜となります。ターミナル1〜3の場合、地下のバス停から 24・27・34・36・53・110・858 番のバスで市内まで出られます。

ターミナル4の場合、駐車場4Bの隣のバス停からは24・34・36・110 番のバスに。SATS 機内ケータリングセンター1の近くのバス停からは27・53・858番のバスが市内方面行きです。

主な停留所はマリーナ・パレード、ラッフルズ通り、スタンフォード通り、オーチャード通りなどですが、各路線の詳しいルートは、公共バスの公式サイトでご確認ください。

チケットの購入方法はMRTと同様です。くわえてバスの場合は現金でも支払いが可能ですが、お釣りが出ないため乗車料金と同額の現金を用意する必要があります。

タクシー

タクシーは、ターミナル1〜4の到着エリアにあるタクシー乗り場で利用できます。市内までの所要時間は約30分で、料金はS$20~40程度です。タクシーで空港を出る際は空港追加料金がかかり、深夜やピーク時には割増料金になることも注意が必要です。

シンガポールの交通事情については以下の記事も参考にしてください。

>>「シンガポールの鉄道、タクシー、バスなど交通・通勤事情を解説!

シンガポールでの生活に興味がある方へ

冒頭でも述べたようにシンガポールは移住先として人気が高く、世界中から多くの人が集まっています。特に賃金の高さや英語圏であることなどから、仕事を見つけて移住する日本人が増えています。

旅行でシンガポールを訪れた人の中には「このまま住んでみたい」と考える方もいるのではないでしょうか。シンガポールでの仕事に興味があるなら、現地の人材紹介会社Good Job Creationsをご活用ください。現地在住の日本人が中心となって、日本人向けの求人募集をご紹介します。

求人情報の紹介だけでなく、英語での面接対策や履歴書作成、移住に関するアドバイスからビザの申請まで、一貫してお手伝いします。無料の転職相談も実施しているので、ぜひお気軽にご連絡ください!

チャンギ空港とシンガポールをしっかり楽しもう!

チャンギ空港は世界を代表する空港の1つですが、シンガポールの素晴らしさはもちろん空港だけではありません。街の美しさや過ごしやすい気候、治安の良さなど安全に楽しめる海外旅行先としておすすめです。

また、旅行だけでなく世界中から移住者・転職者が多い国でもあります。シンガポールでの生活は刺激的なだけでなく、賃金が高くワークライフバランスが取りやすい環境です。私自身日本からシンガポールに移住して現地で働いており、シンガポールでの生活は本当に気に入っています。

私の場合、3連休を使ってよく海外旅行に行くのですが、金曜日に仕事を終えてサクッとタクシーで空港に向かえば、そのまま旅行に飛び立てます。1週間の疲れを癒しにバリ島へ行くこともしばしば。

そんなシンガポールでの生活に興味がある方は、ぜひGood Job Creationsまで気軽にご連絡ください!転職相談は無料で行っています!

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シンガポールへの移住に興味がある方には、以下の記事もおすすめです。
>>「シンガポールに移住・転職するメリットと注意点!ビザや条件も解説

ライター紹介

Yuka Kobayashi / Good Job Creations

東京の大学に進学後、約3年半日系IT企業でのコンサルティング営業を経験。学生時代の留学経験をきかっけに海外転職の道に・・2015年冬に来星し、現在は人材紹介会社にて求職者向けの転職支援をしています♪常にポジティブマインド!皆さんのキャリアの後押しができるよう日々奮闘中です!

シンガポールの日本人向け求人を探すなら人材紹介会社がおすすめ!

シンガポールの日本人向け求人を探すなら人材紹介会社がおすすめ!

シンガポールで求人募集を見つける方法の1つに、人材紹介会社を利用する方法があります。実際にシンガポールで働く日本人の多くが日系のエージェントを利用しています。

しかし人材紹介会社を利用するにはメリットだけでなく、デメリットもあるため注意が必要です。この記事では最新の求人情報にくわえ、人材紹介会社を利用するメリット・デメリット、シンガポールにおけるエージェントの活用方法などを紹介します!

シンガポールの最新の求人情報一覧

シンガポールの最新の求人情報は、シンガポールの人材紹介会社Good Job Creationsの以下のページで確認できます。

>>「Good Job Creations|求人を探す

Good Job Creationsは現地在住の日本人スタッフが多く在籍しており、求人サイトには出ていない日本人向けの求人情報も紹介できます。無料相談も実施しているので、興味がある方はぜひお問い合わせください。

また、シンガポールの求人情報を見る際のポイントは、以下の記事で解説しています。気になる方はあわせてご覧ください。

>>「最新のシンガポール求人一覧!日本人向けに求人票の見方も詳しく解説

日系の人材紹介会社を利用する3つのメリット

人材紹介会社の利用がおすすめ

海外転職でエージェントを活用する主なメリットには、以下の3つが挙げられます。

  • 日本語でキャリア相談に乗ってくれる
  • 効率よく情報収集できる
  • あなた以上にあなたをアピールしてくれる

それぞれ順に解説します。

1. 日本語でキャリア相談に乗ってくれる

日系の人材紹介会社を利用する1番のメリットは、日本人キャリアコンサルタントが相談に乗ってくれることです。語学力に不安がある人にとっては心強いですよね。

シンガポールで働く目的や将来のイメージ、具体的にどのような会社で働きたいか。丁寧にヒアリングして、あなたに適した求人を探してくれます。

キャリアコンサルタントの多くは、現地採用でシンガポールに転職した先輩たちです。同じ経験をしたからこそ、親身になってアドバイスしてくれるでしょう。

2. 効率よく情報収集できる

多くの人材紹介会社は登録が無料です。お金をかけずにカウンセリングを受けられ、具体的な求人まで紹介してもらえます。

求人情報はインターネットを使って探すこともできます。Webでの検索は探したい求人の内容が具体的にイメージできており、英語で求人情報を理解できる人にはオススメの方法です。しかし、転職活動のイメージが漠然としている場合は難しいでしょう。

また海外に慣れていない人には、航空券の買い方や現地での携帯電話の使い方、ネットへの接続方法、バス・電車の乗り方、治安、特にビザの申請・取得手続きなど全て自力で調べるのは大きな労力です。

キャリアコンサルタントは求人の紹介だけでなく、現地の生活や文化についてもさまざまな情報をくれるでしょう。現地に人脈がなくても、無料で相談できる先輩ができるようなイメージで利用できます。

3. あなた以上にあなたをアピールしてくれる

キャリアコンサルタントは求職者の性格や能力を見極め、本人に代わって企業へアピールしてくれる点も大きなメリットです。なかには能力が高くても自分をアピールするのが苦手な人や、アピールするポイントを間違えてしまう人がいます。

そういった場合にもコンサルタントがあなたの代わりに「この人はここが素晴らしいので、こんな風に貢献してくれるでしょう」と積極的に営業してくれます。

「自分の魅力をアピールするのが難しい」「面接は緊張してうまく話せない」と感じている方は、自分ひとりの力でなく、プロの力を借りるのも転職成功への近道です。

人材紹介会社を利用する際の注意点

エージェントとの面談のイメージ

ここまで人材紹介会社を利用すべきメリットを話してきましたが、エージェントを利用する際には、知っておくべき注意事項もあります。以下で主な2つの注意点について見てみましょう。

1. 応募できるのはその会社が扱う求人のみ

シンガポールの日系企業の多くは、人材紹介会社を利用して募集をかけています。しかしなかには人材紹介会社を使わず、自社サイトや求人媒体を使って募集している企業もあります。外資系やローカル企業では、自社募集だけという会社がほとんどです。

希望する会社が人材紹介会社を利用していない場合は、いくら待ってもその求人を紹介してもらえることはありません。また同じ日系のエージェントでも、会社ごとに取り扱う求人が異なります。日本では有名なエージェントだとしても、シンガポールでは認知度が低く求人数が少ない場合もあることには注意が必要です。

2. キャリアコンサルタントとの相性が大切

私が知るキャリアコンサルタントは「求職者のキャリア形成に役立ちたい」と本気で考えている人ばかりです。

しかし、なかにはプロと呼べないようなキャリアコンサルタントがいることも事実です。人材紹介サービスは基本的に成功報酬型なので、内定が承諾された時点で売上が発生します。つまり、求職者が内定を得ることで会社が利益を得る仕組みです。

キャリアコンサルタントは、求職者が最良のキャリアを形成することが本来の役目ですが、売上ほしさに「この会社で手を打ちましょう」と、無理やり希望しない案件を勧めるコンサルタントもいます。

そんな時は、思い切ってほかのエージェントに切り替えましょう。キャリアコンサルタントとの相性は非常に大切です。無料の相談を実施しているエージェントの場合は、その時の対応で相性を図れるでしょう。

誰よりも自分のことを想ってくれるコンサルタントに出会い、二人三脚で転職活動が成功することを願っています!

シンガポールの日本人向け求人情報を探すならGood Job Creations

今回は人材紹介会社のメリットと注意点を紹介しましたが、結論としてエージェントは利用した方がメリットが大きいといえます。ちなみに筆者の私もエージェントを利用したことで、納得感のあるシンガポール就職を果たせました。

海外就職は一生に一度あるかないかの大きな決断です。情報は多ければ多いほど有利です。自分に合った求人を見つけるためには、人材紹介会社をうまく活用してはいかがでしょうか。

Good Job Creationsは現地在住の日本人スタッフが多く、求人情報の紹介から面接・英文履歴書のサポート、ビザの取得まで徹底的にお手伝いします。無料の転職相談も実施しているので、検討段階の方も含めぜひ気軽にご活用ください!

>>無料相談はこちらから

シンガポールへの移住に興味がある方には、こちらの記事もおすすめです。
>>「シンガポールに移住・転職するメリットと注意点!ビザや条件も解説

ライター紹介

Rie Oshima / Writer

新卒で経営コンサルティング会社へ入社。その後、自身も現地採用としてシンガポールで就職し、採用業務に携わる。日本人の海外就職斡旋や、外国人材の日本就職支援に携わったのち独立。現在は、フリーランスとして採用支援やライターとして活動中。

シンガポールIT業界の求人情報と現地で働く日本人にインタビュー

シンガポールIT業界の求人情報と現地で働く日本人にインタビュー

シンガポールではIT人材の需要がかなり高まっており、海外からの転職者が増えています。日本からの転職・移住者も多く、同じ職種でも年収が2倍ほどになるケースも見られます。

今回はシンガポールでWebディレクターとして働く日本人のお2人に、シンガポールでの仕事内容や、日本とシンガポールでの働き方の違いなどをインタビューしました。

日本でIT関連の仕事をしており海外転職を検討している方や「WEB×英語」を軸としたキャリアを考えている方は必見です。また、記事の終盤ではシンガポールで最新のIT人材の求人情報も紹介するので、ぜひ参考にしてください!

シンガポールで働く日本人Webディレクターにインタビュー

シンガポールで働く2人
TAMSANの藤原さん(右)と嘉和知さん(左)

100人以上のスタッフを抱えるWeb制作会社、株式会社TAMのシンガポール法人TAMSANでWebディレクターとして働く藤原さんと嘉和知さんにインタビューさせていただきました。

株式会社TAMのシンガポール法人TAMSANのロゴ

仕事内容と経歴

(インタビュアー)シンガポールでの仕事内容を教えてください

藤原:TAMSANは、TAMという日本のWeb制作会社のシンガポール法人で、Webディレクターのみが勤務しています。

日本法人のTAMにはデザイナーやエンジニアなどの制作スタッフがおり、シンガポールでプランニング、プロジェクトマネージメントを行なって、日本の制作チームと一緒にプロジェクトを進めるのが基本です。

プロジェクトの内容によっては、シンガポールや日本のパートナー企業を含めて、プロジェクトチームを作ることもあります。

例えばシンガポールマーケット向けのマーケティングとなると、僕たち日本人では把握しきれない部分がどうしても残ります。そういった場合に、シンガポールの制作会社にコンサルティングに入ってもらうことがありますね。

(インタビュアー)どのようなプロジェクトに携わっていますか?

藤原:クライアントは8割くらいが在シンガポールの日系企業で、残りの2割がシンガポール企業や非日系の外資系の企業です。

プロジェクトの内容は多岐に渡り、例えばアジア10か国を対象にしたキャンペーンサイトの作成、インターナショナルスクール向けのラーニングマネージメントシステムの構築、病院の先生と一緒に問診アプリを作ったり、Facebookページの立ち上げ・運用をコンサルティングしたり、広告運用を代行したり。

企業の抱えるビジネス課題に対して、僕たちがもっているデジタルなテクノロジーでソリューションをプランニングします。その内容に基づき構築・開発、運用を行なうのが、僕たちのソリューションだと思っています。

シンガポールのTAMSANのオフィス
TAMSANのオフィス

(インタビュアー)次にお2人の簡単な経歴と、シンガポールに来たきっかけを教えてください。

藤原:僕は大学卒業後、専門商社での海外勤務などを経て日本のTAMに入社し、シンガポール法人の立ち上げでこちらに来たという流れです。

嘉和知 :私は大学を卒業してから日本で広告営業やグラフィックデザイナーとして働いた後、アメリカでIT関連の仕事に就きました。

ビザの関係で帰国することになったものの、せっかくの海外経験を活かして引き続きインターナショナルで英語を使える環境で働きたいと思い、シンガポールを転職先に選びました。

(インタビュアー)シンガポールで働くのはどうですか?刺激的ですか?

嘉和知 :刺激的という言い方が正しいかはわかりませんが、シンガポールは物理的に狭いためか、さまざまな人と出会えます。

いろいろなお客さんと関わるのは業務上当然ですが、例えばAWS(Amazon Web Service)のマネージャーとシンガポールで知り合いまして。セミナーで自分が話す際に、前日にこっそり英語のトレーニングをしてもらうというような、こういうことはシンガポールだからこそかなと思います。

シンガポールのTAMSANのオフィス
TAMSANのオフィス

日本とシンガポールの違い

(インタビュアー)ではそのあたりをもっと詳しくお聞きしたいのですが、Webディレクターとして働くにあたってシンガポールと日本との違いは何ですか?

嘉和知 :やはり言語が違うことですね。あとはマーケットやサービスの流行も日本と異なるので、その部分では苦労することもあります。

一方で日本で制作するサイトとは異なり、英語でサイトやアプリを作ることが基本なので「対象が世界!」 というところは面白さというか充実感があります。

例えば制作するWebサイトのターゲット国が10か国や20か国だったり、タイ語やインドネシア語でWebサイトを制作するようなプロジェクトがあったりするのは、シンガポールならではですね。

(インタビュアー)なるほど!藤原さんは日本とシンガポールの違いについて、どのように思われますか?

藤原:これは嘉和知さんの内容と重複しますが、対象のマーケットが異なるので、アウトプットするものは当然日本と異なります。多言語だったり、クリエイティブのトーンが日本とは違ったり、ということがあります。

利用するツールやASPなどについても、日本独自のものを使う機会はほとんどありません。また制作の流れについても、担当の方が日本人でなければ英語でプロジェクトを進めるので、打ち合わせやドキュメントは英語になります。

こうした違いはあるものの、僕たちが大切にしなければいけないことや、Webディレクターとしての価値を考えると、日本と大きな違いはないのではと感じます。

目まぐるしく変化するWeb業界で新しい技術や知識を取り入れながら、常にクライアントにとってベストなソリューションをプランニング、実施すること。これを適したツールや言語で行うときに違いがあるだけ、というのが僕の考えです。

シンガポールでの経験は活きるのか

(インタビュアー)日本からの転職を考えている人の多くが気になると思うのですが、シンガポールでの経験は日本に帰ってからも通用しますか?

嘉和知:藤原さんが言及したとおり、手段やアウトプットがシンガポールのマーケットや要件に最適化されるだけで、Webディレクターとしてのスキルは万国共通です。

ですので、シンガポールでいろいろな国の人たちと業務を通じてスキルアップを図った経験は付加価値であり不利に働くことはないでしょう。

藤原:さらにいえば、今注目を集めているシンガポールで働いたことや、アジアの各国向けのサイトやアプリを開発した経験は、経歴書に書けば映えるだろうと思います。大事なことではないですが。

個人的な実感としては、日本国外でもバリバリ働けた経験は個人の自信になるはずなので、そういうものが本当は一番大きなメリットなのではないでしょうか。

海外でIT人材を目指す方へのメッセージ

TAMSANの藤原さん
TAMSAN藤原さん

(インタビュアー)これからシンガポールのIT業界でチャレンジしたいと考えている方に一言いただけますか?

嘉和知:英語という言葉の壁がありますが、言語はただのツールでしかありません。ベースとなるIT業界の知識やスキルさえあれば、きっと解決できるでしょう。

また、シンガポールはいろいろな国の人が住んでいるので、自分の意志次第で語学力は伸ばせます。シンガポールに来たら絶対に良い経験ができるので、悩んでいるならぜひ来てほしいです!

(インタビュアー)なるほど、それは語学に自信がない人にとって心強い言葉ですね!
藤原さんはいかがですか?

藤原:IT業界はまだ比較的新しい職種がほとんどで若い人が多いと思いますが、大切なことは常に新しい挑戦や刺激を通じて成長し続けることです。

挑戦や刺激によって成長を求めるなら、シンガポールに来てIT業界で働くのは良い選択肢の1つだと思います。働きやすい国でもあるので、英語力なんて気にせずにぜひチャレンジしてほしいです。

(インタビュアー)今日は興味深いお話、ありがとうございました!

【最新】シンガポールでのIT人材の求人情報をチェック

日本からシンガポールでの求人情報を探す場合は、転職サイトや人材紹介会社の求人情報を見てみましょう。

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海外の求人情報は入れ替わりが激しく、上記のリンクを見てもタイミングによってはIT人材の募集がないこともあるでしょう。できるだけこまめに確認することをおすすめします。また、Good Job Creationsでは無料の転職相談も承っております。

一度ご相談いただけると条件に合う求人が出た際にご紹介できるので、ぜひ気軽にお問い合わせください!

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ライター紹介

Satoshi Kitagawa / Good Job Creations

日本の上場企業での人事職を経て2011年に来星、現在はシンガポールの中堅人材紹介会社で代表を務める。キャリアプランニングのモットーとしては「とりあえず夢・目標を設定してみて、まずは一生懸命やってみる。違うと思ったら軌道修正。」

新卒でもシンガポールで就職できる?成功者の体験談と就活の方法を紹介

新卒でもシンガポールで就職できる?成功者の体験談と就活の方法を紹介

海外の就職活動では即戦力が求められ、新卒や第二新卒での就職は難しいといわれることがあります。しかし、ポテンシャル採用として新卒から採用してくれる企業や、未経験でも応募が可能な求人もあります。

就職経験なしで海外への就職を目指すなら、具体的な自身の強みや学生時代の経験を仕事にどう活かせるか考えることが大切です。

この記事では、新卒でシンガポール就職を果たした平畑さんの体験談をまとめました。平畑さんの貴重な経験は、新卒や第二新卒で海外就職を目指す方の参考になるはずです。また新卒や転職も含め、シンガポールで仕事を探す方法についても紹介します。

平畑 賢伍さん(27)の経歴

シンガポールで働く平畑さん
多国籍なジュニアへの指導

Sanwa Tennis Academyコーチ。
広陵高校、駒澤大学でテニス部の主将を務め、大学卒業後にシンガポールへ。現在はシンガポールでテニス選手の育成に携わり、アジアを中心に活動。

ジュニア選手指導経歴

  • シンガポールジュニア男子12歳以下優勝選手
  • ジュニア最年少シンガポールオープン優勝選手
  • 2012年オールシンガポールクラブマッチ3冠達成選手

シンガポール行きを決めた理由

シンガポールでの指導の様子
日本ではできない貴重な経験

昔から幼い頃の夢のような感覚で、漠然といつか海外で暮らしてみたいと思っていました。また、テニスで海外へ遠征しているうちに日本以外の国で暮らしてみたいと感じ、大学を卒業するタイミングで本格的に海外で生活する方法を考えるようになりました。

当時は留学する金銭的な余裕はなく、テニス以外のキャリアやスキルもありませんでした。そんななか、青年海外協力隊のテニスコーチの募集に応募します。受かればスリランカに行くことになっていましたが、最終選考で落選しました。

しかし、たまたまシンガポールでテニスコーチをしていた知り合いが後任のスタッフを探しており、青年海外協力隊に落選した時期とそのスタッフ募集の時期が奇跡的に重なり、シンガポールに行くことが決まりました。

自身の就きたい仕事を選んだというよりは「与えられた数少ないチャンスを手にしたい」という思いでシンガポールでの就労を決意。

家族も「やりたいことをやりなさい」と背中を押してくれて、不安より期待の方が大きかったことを覚えています。しかし私のような現地採用の場合、日本からの駐在員とは違って任期がありません。

何年住むかは自分が決めることなので、しばらく日本に帰らず現地で奮闘しようと決意してシンガポールに渡りしました。

今の自分に課せられた役割(日本人として自分にしかできないこと)

シンガポールで働く平畑さん
日本で知名度の高い名門コーチの元で働くチャンスを掴む

シンガポールに来てからは、日本人だけでなくさまざまな国籍の選手を育成しています。文化や習慣が違う生徒に対し、多様な視点や柔軟な対応が求められます。また、現地の同僚からは日本人の勤勉さやまじめに取り組む姿勢などを評価してもらえているようです。

多国籍な生徒と接する今の環境は、グローバル化が進む世界の現状に似ていると感じながら日々奮闘しています。これからもグローバルな環境で、自らの日本人の特性を活かしたサービスを模索し、提供し続けていきたいです。

これからシンガポールを目指す人へのアドバイス

シンガポールの生徒達
グローバル環境で強みを活かして働く

新卒で海外に挑戦したいと思っている方へ。

失敗や苦労を恐れないことが一番大切です。最初は右も左もわからない状態から始まり、さらに職場では即戦力を求められます。よほど能力が高くない限りは、失敗し苦労するでしょう。

しかし失敗や苦労から学ぶことは成功よりも多く、失敗できるチャンスは年々減っていきます。若さと素直さと元気は新卒の最大の武器です。失敗を恐れず挑戦し続けてください。

シンガポールで就職・転職先を見つけるには

日本からシンガポールで就職先を探すには、ネットを駆使する方法と転職エージェントを活用する方法があります。慣れない海外就職であれば、おすすめは後者のエージェントを使う方法です。

エージェントを活用する場合、海外就職の一番の難関ともいえるビザ取得のサポートを受けられます。さらにネットには出ていない求人の紹介や、エージェントだからこそわかる就活市場の動向に合わせた提案も可能です。

シンガポールで就職を目指すなら、現地の人材紹介会社Good Job Creationsをご利用ください。現地在住の日本人スタッフが多く、仕事探しから英文レジュメ作成、面接対策、渡航まで一貫してサポートします。無料相談も実施しているので、まだ検討段階の方もぜひ気軽にお問い合わせください!

シンガポールへの就活ならGood Job Creations

今回紹介した平畑さんの場合はテニスという専門スキルがあり、それを最大限に活かした職種に就くことができた数少ない事例かもしれません。しかし海外で働きたいという意思があるのに「海外で通用するようなスキルがない」と諦めるのはもったいないといえます。

スキルが必要であれば、例えばシンガポールではIT人材の需要が高いため、IT関連の国際基準の資格を取る方法などが考えられます。日本人の手先の器用さから、美容師やトリマーなども需要が高い職種です。

さらにいえば特別目立ったスキルがなくても、自分の経験を整理し、会社に貢献できる何かがあればアピール材料になります。平畑さんのように「数少ないチャンスを手にしたい」という思いで挑戦してみてはいかがでしょうか。

Good Job Creationsでは求人の紹介だけでなく、面接対策や英文レジュメ作成、ビザの取得まで徹底的にサポートします。まずは気軽に無料相談をご活用ください!

>>無料相談の申し込みはこちらから

>>現在公開中の求人情報もご確認ください

シンガポールへの移住に興味がある方には、こちらの記事もおすすめです!
>>「シンガポールに移住・転職するメリットと注意点!ビザや条件も解説

ライター紹介

Yasuko Ono / Good Job Creations

大学時代をアメリカで過ごし、その後日本で人材広告業界にて約4年間法人営業を経験し、2014年に来星。現在はキャリアコンサルタントとして日本人、日本語スピーカーの方の転職活動をサポートしています。【Diversity多様性】という言葉を大切に異なる環境でも自分をぶらさず適応できる人物を目指しています!