シンガポールのおすすめ観光地25選!日数別のモデルコースも紹介

シンガポールのおすすめ観光地25選!日数別のモデルコースも紹介

シンガポールは、キャリアアップと充実したライフスタイルを求めるプロフェッショナルにとって理想的な都市です。数多くの日本企業や多国籍企業が進出するダイナミックな経済は、特に金融、テクノロジー、製造業などの分野で豊富な雇用機会を提供しています。シンガポールのビジネスに優しい政策、有利な税制、そして東南アジアのハブとしての戦略的な立地は、専門的な成長のための最適な環境を作り出しています。

仕事の後や週末には、世界有数の観光都市としての顔をもつシンガポールを満喫できます。多様な文化が融合する魅力的な街並み、緑豊かな公園、世界的に有名なレストランやショッピングモールなど、さまざまな楽しみ方が可能です。

シンガポールは、安全で清潔な環境、そして英語が広く通じる国際的な都市として、多くの日本人プロフェッショナルにとって魅力的な場所となっています。世界クラスの医療、教育機関、そして効率的な公共交通機関は、快適な生活を支えます。活気のある外国人コミュニティは、貴重なネットワークを築き、異文化理解を深める機会を提供します。

日本人にとって、シンガポールは、キャリアアップを実現しながら、豊かな文化と国際的な環境の中で充実した生活を送るためのユニークな機会を提供しています。

シンガポールの定番観光スポットランキング7選

まずはシンガポール観光に欠かせない、以下の王道スポットから紹介します。

  1. マーライオンパーク
  2. マリーナベイ・サンズ
  3. ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ
  4. セントーサ島
  5. クラークキー
  6. マリーナバラージ
  7. ラッフルズホテル

マーライオンパーク

マーライオンパークは、シンガポールの象徴「マーライオン」が立つ観光名所です。マーライオンは獅子の頭と魚の体を持ち、シンガポールの伝説や歴史にちなんで作られました。

口から水を吐き出すユニークな姿はフォトスポットとして人気があり、昼夜問わず観光客で賑わいます。背景に広がるマリーナベイの絶景や夜のライトアップも魅力で、シンガポールの風景を象徴する場所として訪れる価値があります。

マリーナベイ・サンズ

マリーナベイ・サンズはシンガポールを代表する高層ホテルで、3棟のタワーをつなぐように設置された船のような屋上が特徴です。宿泊者限定のインフィニティプールは地上200メートルに位置し、シンガポールの街並みを一望できる贅沢な空間です。

展望台は一般利用も可能で、夜には周辺で光と音のショーが開催され、観光客を魅了します。ショッピングモールやレストランも併設され、滞在を通してラグジュアリーな体験が味わえるスポットです。

ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ

ガーデンズ・バイ・ザ・ベイは、未来的なデザインと自然の融合が見事な巨大植物園です。高さ25〜50メートルの人工樹木「スーパーツリー」が有名で、夜には光と音のショーにより、幻想的な雰囲気に包まれます。

広大な敷地には熱帯植物が集められた「クラウド・フォレスト」や四季折々の花が咲く「フラワー・ドーム」などもあり、自然の美しさを感じられます。シンガポールの観光地として外せないスポットです。

セントーサ島

セントーサ島はシンガポール随一のリゾートアイランドで、多様なアクティビティが楽しめるエンターテインメントの宝庫です。ユニバーサル・スタジオ・シンガポールや水族館のシー・アクアリウム、アドベンチャー・コーブ・ウォーターパークなどがあり、家族連れにも人気があります。

また、美しいビーチやリゾートホテルも充実しており、リラックスと冒険を同時に味わえる場所です。島自体にはバスやタクシー、徒歩でアクセスでき、島内では無料でモノレールを利用できます。

クラークキー

クラークキーはシンガポール川沿いに位置する、レストランやバーが立ち並ぶエリアです。川を眺めながら、異国情緒あふれる雰囲気の中でディナーやドリンクを楽しめます。

リバークルーズもあり、シンガポールの夜景を眺めながらリラックスしたひと時を過ごせるのも魅力です。週末には多くの観光客や地元の人で賑わい、活気溢れる雰囲気が特徴です。バーやクラブも多く、シンガポールのナイトライフも満喫できます。

マリーナバラージ

マリーナバラージは、シンガポールのダウンタウンの眺望が楽しめる水辺の公園で、リラックスとアクティビティを楽しめるスポットです。広大な芝生広場では、ピクニックやスポーツを楽しむ人々が集まり、家族連れにも人気です。

週末にはカイトフライングも行われ、風に舞うカラフルな凧が空を彩ります。夕方以降の夜景も美しく、シンガポールのスカイラインがライトアップされる景色は圧巻です。都市と自然が調和した開放感あふれる空間です。

ラッフルズホテル

ラッフルズホテルは、1887年創業のシンガポールを代表する歴史あるホテルで、英国植民地時代のクラシックな雰囲気を残しています。「東洋の真珠」と呼ばれるほど美しい外観と豪華な内装、素晴らしいサービスで、多くの著名人が訪れます。

ホテル内のバーは、カクテル「シンガポール・スリング」の発祥地としても有名です。伝統と格式が感じられる館内は、宿泊者だけでなく観光客も訪れる価値があります。シンガポールの歴史と文化を感じられる貴重な場所です。

シンガポールでおすすめのテーマパーク・施設7選

続いて、シンガポールのテーマパークや家族連れにおすすめのスポットを紹介します。

  1. ユニバーサル・スタジオ・シンガポール(USS)
  2. ボタニックガーデン
  3. マンダイ・ズー
  4. ナイトサファリ
  5. シー・アクアリウム
  6. リバー・ワンダー
  7. ナショナル・ギャラリー・シンガポール

ユニバーサル・スタジオ・シンガポール(USS)

ユニバーサル・スタジオ・シンガポール(USS)は、セントーサ島に位置するテーマパークで、東南アジアで唯一のユニバーサル・スタジオです。ハリウッドやニューヨーク、古代エジプト、ロスト・ワールド、SCI-FIシティ、遠い遠い国の6つのテーマエリアから構成され、どれも映画の中の世界を忠実に再現しています。

アトラクションやショーも充実しており、スリル満点のジェットコースターから家族向けのアトラクションまで楽しめます。大人から子供まで一日中楽しめるエンターテインメント施設です。

ボタニックガーデン

ボタニックガーデンは、シンガポール市内にある広大な植物園で、ユネスコの世界遺産にも登録されています。敷地内では、シンガポールの国花「バンダ・ミス・ジョアキム」も鑑賞できます。

特に世界最大のラン園である「ナショナル・オーキッド・ガーデン」は圧巻です。自然の中でのんびり癒しを感じたい方や、美しい花々を愛でたい方におすすめします。

マンダイ・ズー

マンダイ・ズーはシンガポール屈指の動物園です。広大な敷地には自然生息地を再現したエリアが多く、動物たちが自由に過ごす姿を観察できます。

オランウータンやホワイトタイガー、サイなど、300種類以上の動物が飼育されており、動物本来の行動が楽しめる展示が特徴です。家族連れや動物好きにとっては、必見のスポットです。また園内全体で動物ショーが開催されており、一日中楽しめます。

ナイトサファリ

ナイトサファリは、世界初の夜行性動物にスポットを当てた動物園です。夕暮れから深夜にかけて開園し、トラムやウォーキングコースを通して夜行性動物の自然な行動を間近に観察できます。

トラやヒョウ、アジアゾウなどが闇の中を歩く姿は圧巻で、ほかの動物園では味わえない特別な体験ができるでしょう。スリルと興奮を味わえるユニークな夜のアクティビティです。

シー・アクアリウム

シー・アクアリウムはセントーサ島にあるシンガポール最大級の水族館で、美しい海洋生物の展示が魅力です。世界一の巨大な水槽やトンネルでは、サメやエイ、カラフルな魚たちが泳ぐ姿を大迫力で観賞できます。

訪れる人々を引き込む美しい水中世界が広がり、特に家族連れやカップルに人気です。子ども向けのスペースや展示も充実しており、海の生態系を学びながら楽しめるスポットです。

リバー・ワンダー

リバー・ワンダーはシンガポールの川の生態系をテーマにしたサファリパークで、珍しい動植物が集まっています。園内には、ナイル川やガンジス川など世界中の川のエコシステムが再現されており、大型の淡水魚やワニ、さらにジャイアントパンダなど、ユニークな生物を間近で観察できます。

教育的な展示も多く、楽しみながら学べる内容が満載です。家族連れで訪れると、動物や自然への理解が深まる貴重な体験ができるでしょう。

ナショナル・ギャラリー・シンガポール

ナショナル・ギャラリー・シンガポールは、アートと歴史が集結するシンガポール最大の美術館で、東南アジアの芸術文化に触れられる貴重なスポットです。コロニアル風の建物内には、シンガポールや東南アジアの美術作品が多数展示されています。

東南アジアの歴史的背景やアーティストの作品を通して、地域の多様性と独自性が学べます。静かにアートを鑑賞したい方や、文化的な旅を楽しみたい方におすすめです。

シンガポールの人気アクティビティ4選

アクティビティが豊富なシンガポールで楽しめる人気の体験を4つピックアップしました。

  1. シンガポール・フライヤー
  2. スカイパークセントーサ
  3. アドベンチャー・コーブ・ウォーターパーク
  4. オリジナルダックツアー

シンガポール・フライヤー

シンガポール・フライヤーはアジア最大級の大観覧車で、地上165メートルの高さからシンガポールの美しい景色を一望できます。観覧車に乗ると、マリーナベイ、ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ、マリーナベイ・サンズなどのランドマークやシンガポールの街並み、さらにはインドネシアやマレーシアの島々も望めます。

特に、夕方から夜にかけてはライトアップされた街の夜景が楽しめ、ロマンチックなひとときを過ごすのにぴったりです。

スカイパークセントーサ

スカイパークセントーサは、セントーサ島にある高さ約47mのバンジージャンプや最大3人搭乗可能なジャイアントスイングが楽しめる刺激あふれるスポットです。

セントーサ島のビーチに面しており、美しい景色を眺めながらのバンジージャンプは一生忘れられない思い出になるでしょう。アクティビティが終わった後は、ビーチでのんびり過ごすことができます。

アドベンチャー・コーブ・ウォーターパーク

アドベンチャー・コーブ・ウォーターパークは、セントーサ島にある人気のウォーターパークで、スリリングなアクティビティが豊富に揃っています。ウォータースライダーやラグーンでのシュノーケリング、流れるプールなど、大人も子どもも楽しめるアトラクションが満載です。

また、たくさんの魚やエイなど海洋生物とふれあえるエリアもあり、家族連れや友人同士にもおすすめします。温暖なシンガポールで涼をとりながら、思い切り遊べるスポットです。

オリジナルダックツアー

オリジナルダックツアーは、水陸両用車でシンガポール市内とマリーナ湾を巡るユニークなツアーです。水上を走ると船に乗っているような感覚で、マーライオンやマリーナベイ・サンズ、ガーデンズ・バイ・ザ・ベイなどを間近に楽しめます。

陸上では、歴史ある建築物や名所をガイド付きで巡り、シンガポールの街並みを満喫できます。シンガポールの都市と水辺の両方の景色を楽しめるツアーは、観光初日に利用するのもおすすめです。

シンガポールでのショッピングにおすすめのスポット2選

お土産探しやショッピングも旅行には欠かせません。おすすめのスポットは以下の2つです。

  1. オーチャード・ロード
  2. JEWEL

オーチャード・ロード

オーチャード・ロードはシンガポール最大のショッピング街であり、地元民や観光客に人気のスポットです。2キロメートル以上にわたり、デパートや高級ブランドショップ、カフェ、レストランが並び、ショッピング好きにはたまらないでしょう。

ファッションやアクセサリー、電化製品、コスメなど、幅広い商品が揃っており、歩くだけでも楽しめます。季節ごとのデコレーションやライトアップも美しく、特にクリスマスシーズンは幻想的な雰囲気が広がります。

JEWEL

JEWEL(ジュエル)は、チャンギ空港内にある大型ショッピングモール兼観光名所です。中央には高さ40メートルの屋内滝があり、周囲には美しい緑が広がる空間が広がります。

ショッピングやレストラン、カフェはもちろん、ファミリー向けのアトラクションや屋内植物園もあり、飛行機の待ち時間も十分に楽しめます。空港にいながら自然と一体化したような体験ができるユニークな場所です。

シンガポールで国際色豊かなスポット5選

他民族・他宗教国家であるシンガポールには、さまざまな文化が共存しています。国内で異国情緒を感じられるスポットも見どころです。

  1. チャイナタウン
  2. リトル・インディア
  3. アラブストリート
  4. アジア文明博物館
  5. カトン

チャイナタウン

チャイナタウンはシンガポールで中国文化が色濃く残るエリアで、寺院やマーケット、伝統的な建築物が立ち並びます。特に、スリ・マリアマン寺院やブッダ・トゥース・レリック寺院などは、文化と歴史が感じられる名所です。

さらに、チャイナタウン・フード・ストリートでは、中華料理をはじめとする多様なグルメが味わえます。旧正月には華やかな飾りやイベントも行われ、異文化を体験できる賑やかな場所です。

リトル・インディア

リトル・インディアはインド文化が色濃く反映されたエリアで、活気ある雰囲気とカラフルな建物が特徴的です。マーケットや雑貨店、スパイスの香りが漂う食料品店、インド料理のレストランが並び、異国情緒を楽しめます。

特にスリ・ヴィラマカリアマン寺院は歴史的なヒンドゥー教寺院として有名で、装飾が美しくおすすめのスポットです。

アラブストリート

アラブストリートは、中東の文化が感じられるエリアで、カラフルなモスクやバザール、ユニークなショップが立ち並びます。中でもサルタン・モスクは、美しい黄金のドームが特徴で、イスラム文化の象徴的な存在です。

通りには手工芸品やアクセサリー、アラビア絨毯、スカーフなどを扱う店舗が立ち並び、異国情緒が漂います。また、カフェやレストランも多く、エキゾチックな雰囲気を楽しみながらリラックスできる観光スポットです。

アジア文明博物館

アジア文明博物館は、シンガポールと東南アジアを中心としたアジア全域の文化と歴史に焦点を当てた博物館です。館内には、アジア各地の古代遺物や工芸品、宗教的なオブジェなどが展示され、地域の多様性と歴史を深く学べます。

また、シンガポールの文化的背景を知るために役立つ展示が多く、観光客にとって貴重な学びの場です。特に、アジアの文化や伝統に興味がある方におすすめします。

カトン

カトンは、シンガポールのプラナカン文化が残るエリアで、カラフルで美しい建物が立ち並ぶ情緒豊かな街並みが魅力です。プラナカンとは、中国系とマレー系の混血文化であり、独自のファッションや料理、インテリアが特徴です。

カトンでは、プラナカン風のデザインを施した建築や、地元ならではのプラナカン料理を楽しめます。食事やショッピングを通してシンガポールの多文化な歴史に触れられる、穴場ともいえるスポットです。

おすすめのモデルコース

シンガポール旅行の日数に応じた観光コースの例をご紹介します。

1泊2日コース

1日目

午前:空港到着後、ホテルに荷物を預けたら観光スタート。まずはシンガポールの象徴マーライオンパークで記念撮影。

午後:マリーナベイ・サンズへ。スカイパーク展望台からシンガポールの街並みを一望し、近隣のガーデンズ・バイ・ザ・ベイなども散策。スーパーツリーの光と音のショーも楽しめます。

夕方:クラークキーに移動し、川沿いのレストランでディナーと夜景を堪能。

夜:ナイトサファリへ移動。夜ならではのアクティビティを楽しんでホテルへ。

2日目

午前:ボタニックガーデンを訪問。自然の中でリフレッシュし、蘭の展示が見事なナショナル・オーキッド・ガーデンを観賞。

午後:有名なショッピング街オーチャード・ロードでショッピングやランチを楽しみ、時間があれば空港内のJEWELも見学して出発準備。

2泊3日コース

1日目:上記1泊2日の「1日目」と同様に、定番スポットを満喫。

2日目

午前:セントーサ島に移動し、ユニバーサル・スタジオ・シンガポール(USS)で一日アクティビティを満喫。テーマパークならではのアトラクションやショーを楽しめます。

午後:USSを満喫した後、アドベンチャー・コーブ・ウォーターパークでリフレッシュ。もしくはシー・アクアリウムで海洋生物を観察。

夕方:ビーチで夕日を眺めた後、セントーサ島内のレストランで夕食。

夜:シンガポール・フライヤーに乗って夜景を満喫。

3日目

午前:ボタニックガーデンを散策した後、オーチャード・ロードでショッピングを楽しみます。

午後:空港に向かい、JEWELでショッピングや滝の見学も楽しんで出発準備。

3泊4日コース

1日目・2日目:上記2泊3日の内容に同じ。

3日目

午前:多文化が集まるチャイナタウンを散策。ブッダ・トゥース・レリック寺院やスリ・マリアマン寺院で文化と歴史に触れ、チャイナタウン・フード・ストリートでランチ。

午後:インド文化を感じるリトル・インディアを訪れ、スリ・ヴィラマカリアマン寺院などを見学。色とりどりの建物やスパイスの香りに包まれた街歩きを楽しみます。

夕方:アラブストリートに移動し、サルタン・モスクを見学。中東風のショップやカフェで異国情緒に浸りつつディナーを楽しみます。

夜:ガーデンズ・バイ・ザ・ベイで、ナイトショー見学。

4日目

午前:ナショナル・ギャラリー・シンガポールでアートを鑑賞し、東南アジアの歴史と文化に触れます。

午後:JEWELで最後のショッピングや滝見学を楽しみ、帰路へ。

1日の滞在

午前:空港到着後、マーライオンパークへ直行。記念撮影後、マリーナベイ・サンズの展望台に上がり、シンガポールの全景を楽しみます。

午後:マリーナベイ・サンズ周辺のガーデンズ・バイ・ザ・ベイを散策し、スーパーツリーを見学。時間があればクラークキーまで移動して川沿いでランチ。

夕方:空港に戻り、JEWELでのショッピングや滝の見学。

乗り継ぎで時間がある場合は、チャンギ空港が開催している観光ツアーに参加するのもおすすめです。詳しくは以下の記事をご覧ください。

>>「シンガポールのチャンギ空港での時間潰し7選と市内へのアクセス方法

シンガポール観光にかかる費用・値段は?

シンガポール観光にかかる費用の目安も紹介します(2024年11月執筆時点のS$1=115円を基準にしています)。

航空券

往復航空券の料金は時期や航空会社によって変動しますが、以下の料金が目安です。

  • JAL・ANA:往復8〜10万円以上(ピークシーズンは往復20〜30万円)
  • LCCは往復4〜10万円程度

早期に予約すれば、より安く手配できることもあります。

宿泊費

宿泊費の1泊あたりの目安は以下のとおりです。

  • ホステル:S$20〜40(約2,300円〜4,600円)
  • シティホテル:S$100〜200(約1,150〜2,300円)
  • 高級ホテル:S$500(約57,500円)〜

マリーナベイ・サンズ・ホテルは1泊1部屋S$800(約92,000円)から、ランクの高い部屋はS$3,000(約345,000円)以上が目安です。

観光にかかる費用

シンガポールには無料で楽しめる観光地が多くあります。入場料が必要な施設の例を挙げると、ユニバーサル・スタジオ・シンガポールではS$70〜80(約8,050〜9,200円)程度。シンガポール動物園の入場料はS$50(約5,750円)程度です。

お土産代

シンガポールの主なお土産を例に挙げると、TWGの紅茶がS$30(約3,450円)程度、マーライオン型のクッキーがS$9(約1,035円)などが目安です。

おすすめのお土産や物価の詳細は以下の記事でも紹介しているので、あわせてご覧ください。

>>「シンガポールのお土産!現地女子が本当におすすめする厳選5つを紹介

>>「2024最新|シンガポールの物価を徹底解説!生活&旅行費用も

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シンガポールへの移住に興味がある方には、以下の記事もおすすめです。

>>「シンガポールに移住・転職するメリットと注意点!ビザや条件も解説

>>「シンガポールの平均年収は?高い給与を狙える職種の共通点も解説

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これからシンガポールへ行く方には、以下の記事もおすすめです。

>>「2024最新シンガポール入国手続き|申請方法や禁止事項も解説

シンガポールのフレキシブルワークアレンジメント(FWA)について

シンガポールのフレキシブルワークアレンジメント(FWA)について

2024年12月以降、シンガポールでは多くの企業で「柔軟な勤務形態による働き方(FWA:フレキシブルワークアレンジメント)」の導入が実施される予定です。

日本でもコロナ禍以降、フレックス制度を導入する企業は増えましたが、シンガポールでは政府を中心に柔軟な働き方が推進されています。この記事ではFWA制度の概要や、どのような働き方が可能になるのか、また懸念点などについても解説します。

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フレキシブルワークアレンジメント(FWA)とは

シンガポールでは2024年12月1日から「柔軟な勤務形態に関するガイドライン」の運用が開始されます。このガイドラインは、雇用主が引き続き労働条件を決定する権限を有することを認めつつ、従業員がFWAを申請しやすくすることが目的です。

対象となるのは試用期間を終えた全従業員であり、パートタイムや契約社員も含まれます。FWAの実施により従業員のワークライフバランスを向上させると同時に、企業の競争力の強化が期待されています。

フレキシブルワークアレンジメント(FWA)の種類

FWAでは企業にもよりますが、時間・場所・業務量の観点から適切な勤務形態の選択が可能です。具体的にどのような働き方ができるのか、主なものを紹介します。

時間

出勤する時間を柔軟に設定することで混雑を避けるために通勤時間をずらす、予定に合わせて休日を個々に設定する、といった働き方ができます。主な例を見てみましょう。

  • Compressed Work Schedule(勤務時間を減らす)
  • Creative Scheduling(スケジュールを柔軟に設定)
  • Flexi-Hours(フレックスアワー)
  • Staggered Time(出勤時間をずらす)

Compressed Work Schedule(勤務日程を減らす)

勤務時間はフルタイムと同様のままで、出勤日数を減らす働き方です。締め切りやシフトの関係で出勤しなければならない日程が多い職場には適しませんが、個人に裁量がある場合に有効です。

Creative Scheduling(スケジュールを柔軟に設定)

週によって出勤する曜日を決めたり休日を自由に設定したり、個人のニーズに合わせたスケジュールを設定します。職場の都合がつくなら、週によって休む曜日を変更することもできるでしょう。例えば家族の送り迎えや行事ごとなど、予定に合わせて平日を休みに設定できます。

Flexi-Hours(フレックスアワー)

日本でも導入されているフレックス制度です。基本的に規定された時間(コアタイム)に働けば、あとは自由に勤務時間を設定できる場合が多いでしょう。例えばコアタイムが10時から15時に設定されているなら、その時間帯さえ勤務すればその他の時間は柔軟にスケジュールを決められます。

出勤・退勤時間だけでなく休憩時間もフレキシブルに決められるため、仕事の分担や家事・育児との両立に便利です。

Staggered Time(出勤時間をずらす)

始業・終業時間を各自の都合でずらせます。例えば、通常の9時から17時の勤務時間を8時から16時や10時から18時に変更することで、通勤ラッシュを避けられ、また個々のライフスタイルに合わせた働き方が可能になるでしょう。

シンガポールの通勤ラッシュは日本ほど混雑するわけではありませんが、当然ながらラッシュアワーは存在します。シンガポールの通勤事情については、こちらの記事でも紹介しています。

>>「シンガポールの鉄道、タクシー、バスなど交通・通勤事情を解説!」

業務量

FWAではワークシェアリングや臨時雇用など、業務量に合わせた柔軟な雇用形態を選ぶことも可能です。主な働き方には以下が挙げられます。

  • Job Sharing(ワークシェアリング)
  • Phasing In or Out (段階的導入・退職)
  • Interim Work(臨時雇用)
  • Part-Time Work(パートタイム)

Job Sharing(ワークシェアリング)

ワークシェアリングは、2名以上のパートタイム従業員で1名のフルタイム従業員の責任を分担する働き方です。例えば、2名のパートタイム従業員が週3日ずつ働いたり、午前と午後で分けたりといった方法で、1名のフルタイム従業員の業務をカバーします。

これにより、従業員はフルタイム勤務の負担を減らしつつ業務を共有できます。早期退職や産休を希望する社員との引き継ぎ・受け渡しの際などに有効です。

Phasing In or Out(段階的導入・退職)

パートタイムからフルタイムへの段階的なシフトや、またはその逆も可能です。例えば、育児休業後に段階的にフルタイムに戻る場合や、退職に向けて徐々に勤務時間を減らす方法が考えられます。

社員のライフイベントの変化は周りの従業員や本人、人事の面でも負担がかかりますが、段階的にシフトすることでそれぞれの負担を減らせるでしょう。

Interim Work(臨時雇用)

期間を限定した雇用やプロジェクトベースでの雇用形態です。例えば、特定のプロジェクトが完了するまでの期間を限定して雇用される場合や、一定期間のみ必要なスキルを持つ人材を臨時に雇用する方法、また季節労働・週末労働のようなアルバイトなども含まれます。

これにより企業は必要な時に必要な人材を確保でき、従業員にとってもスキルを活かした柔軟な働き方や、空いた期間の有効活用ができます。

Part-Time Work(パートタイム)

パートタイムは日本と同様、一般的に時給で働く人材のことです。シンガポールではパートタイムは1週間に35時間未満という決まりがあります。家庭の事情に合わせて働き方を調整でき、週によって5日だったり1日未満だったりといった働き方も選べるでしょう。

場所

フレックス制度とリモートワークを推進することで、在宅勤務が可能になります。これにより通勤時間を削減し、効率的に仕事ができる環境が整います。

リモートワークを安全かつ効果的に進めるためには、ネットワーク環境の整備やセキュリティ管理なども徹底して行う必要があるでしょう。

フレキシブルワークアレンジメント(FWA)施行によるメリット

FWAの導入には雇用主、従業員ともにメリットがあります。主なものは以下のとおりです。

  • 人材を確保しやすくなる
  • コンプライアンスを遵守しやすくなる
  • 生産性の向上
  • 企業のイメージ向上

人材を確保しやすくなる

個人的な事情による人材の流出を防ぎ、また新規採用においても優秀な人材を確保しやすくなります。例えば、育児や親の介護などの理由でフルタイム勤務が難しい場合でも、FWAを活用すれば柔軟なスケジュールで働き続けやすいでしょう。

これは企業にとってだけではなく、長く働いてきた従業員にとっても大きなメリットといえます。さらにフレキシブルな働き方を提供することで、求職者に対しても魅力的な企業としてアピールできます。

コンプライアンスを遵守しやすくなる

従業員が柔軟な働き方を選択するにあたり、雇用主は透明性を確保してFWAを運用しなければなりません。

これまでシフト管理などが不明瞭だった企業も、新たにガイドラインに沿った運用や承認プロセスを整備する必要があります。これにより、公正性やコンプライアンスの確保につながるでしょう。

生産性の向上

従業員が自身のライフスタイルに合わせて働けることで、仕事に対するモチベーションや生産性の向上が期待できます。

例えばリモートワークを導入することで、通勤時間の削減や集中しやすい環境での作業が可能になるでしょう。時短勤務の場合は短い時間で効率的に結果を出せるよう、メリハリのある働き方が期待できます。

企業のイメージ向上

柔軟な働き方を提供する企業は、従業員のワークライフバランスを重視する企業としてのイメージが向上します。これにより優秀な人材を引きつけるだけでなく、従業員の満足度が向上し、離職率の低下にもつながるでしょう。

フレキシブルワークアレンジメント(FWA)実施における注意点

FWAを実施する際には、従業員・企業ともに注意点があります。以下で内容を見てみましょう。

従業員の責任

従業員は責任を持って勤務形態を選択することが求められます。例えば、フレックスアワーを選択する場合でも、業務の締め切りを守ることやチームメンバーとの連携を怠らないことが重要です。

また自由な働き方を選択することで、顧客に迷惑をかけてしまうリスクもあります。そうならないために、企業側は従業員と十分コミュニケーションを重ね、信頼関係の構築や教育により理解を促すことを意識しましょう。

企業側の要件整備

企業側はFWAの申請・承諾のプロセスや要件を整える必要があります。また、従業員が安心して申請できる環境を整えることも重要です。それにより従業員がFWAを活用しやすくなり、企業側もスムーズな運用が実現しやすくなるでしょう。

また、リモートワークやフレキシブルな勤務形態を支えるためには、インターネット環境をはじめとした適切な技術的サポートの整備が必要です。例えば、セキュリティの高いリモートアクセス環境の構築や、オンラインコミュニケーションツールの導入などが求められます。

社内資料を持ち出すための要件やリモートでのアクセス権限の設定なども、さまざまなケースに対応できるようにしておく必要があります。

政府から企業への支援について

企業が効果的なFWAを導入して持続的な運用を行うためには、前項のような環境や要件の整備が必須です。一方で、通常どおり日常業務を行いながら、有効な環境を整えていくことは簡単ではない場合があるでしょう。

シンガポール政府は企業のFWA導入に際し、さまざまな支援を提供しています。例えば以下のような機関は、FWAを導入する企業を支援するためのワークショップの開催や、教育資料の配布、助言サービスなどを実施しています。

  • 公正進歩雇用慣行の三者連合(TAFEP:Tripartite Alliance for Fair and Progressive Employment Practices)
  • シンガポール国家雇用者連盟(SNEF:Singapore National Employers Federation)
  • 中小企業協会(ASME:Association for Small and Medium Enterprises)
  • 人事専門家協会(IHRP:Institute for Human Resource Professionals)
  • 中小企業センター(SME Centres)

FWA導入に向けて不明点がある場合は、上記機関を頼るのも1つの方法です。

FWAガイドラインの実施における懸念点・デメリット

FWAの導入には多くのメリットがありますが、いくつかの懸念点や各社におけるデメリットも考えられます。

  • 労働市場の変化
  • 採用・給与・人事への影響
  • コストが発生する
  • 労働管理の複雑化
  • 社内コミュニケーションの不足

以下でそれぞれ解説します。

労働市場の変化

まず、場所的な制約がなくなることで、コストを抑えるためにマレーシアからのリモートワーカーを雇う企業が増えることが考えられるでしょう。企業にとってコストの削減は良いことですが、ローカル人材特有の利点が小さくなることで労働市場のバランスが多少なり変わることが懸念されています。

採用・給与・人事への影響

今後の採用・給与・人事に関する慣行への影響が不明瞭である点も挙げられます。さまざまな企業が同時期に新たな制度を導入するため、今後の給与体系や人事制度、採用活動などへの中長期的な影響がどの程度であるのか、まだまだ把握できない状態です。

コストが発生する

今回を機にリモートワークの環境を整える場合、ITインフラ構築にコストがかかることも考えられます。また従業員への教育として研修なども行う場合、一時的に時間や負担がかかるでしょう。

労働管理の複雑化

フレキシブルな勤務形態を導入することで、労働管理が複雑になる恐れがあります。従業員の勤務時間の管理や、業務の進捗管理が単純ではなくなるでしょう。対策としては、適切な管理ツールの導入などが考えられます。

社内コミュニケーションの不足

リモートワークやフレキシブルな勤務形態を導入することで、社内コミュニケーションに課題が生じることも懸念の1つです。例えば従業員がオフィスにいない場合、チームメンバー間のコミュニケーションが不足し、業務の連携がスムーズに行えないことが考えられます。対策としては、定期的なオンラインミーティングや、チャットツールの活用が有効です。

シンガポールでフレキシブルに働くには

シンガポールは移住先として人気が高く、転職・就職先に選ぶ日本人は多いといえます。さらにFWAの導入により、従業員の働きやすさがますます向上することが期待されるため、いっそう人気が高まる可能性もあるでしょう。

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FWAの導入は懸念点もありますが、企業・従業員ともにメリットの大きい施策といえます。もともとシンガポールは基本的に通勤時間が短い人が多く、残業も少ない傾向にありますが、今後よりいっそう多くの企業で働きやすい環境が整備され流ことが期待されるでしょう。

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シンガポールへの移住に興味がある方には、以下の記事もおすすめです。

>>「シンガポールに移住・転職するメリットと注意点!ビザや条件も解説」

>>「シンガポールで働く大手企業出身者が語る!日本とのギャップや内情」

参考:日本貿易振興機構「在宅勤務など柔軟な勤務形態のガイドライン、12月から運用開始」Government of Singapore「Tripartite Guidelines that Shape the Right Norms and Expectations Around Flexible Work Arrangements to Come into Effect on 1 Dec 2024

2024最新|シンガポールの物価を徹底解説!生活&旅行費用も

2024最新|シンガポールの物価を徹底解説!生活&旅行費用も

シンガポールは治安・気候の良さや英語圏であることなどから、世界中から移住する人が増えています。経済成長が目まぐるしい一方で、物価が高い国として認知している方も多いでしょう。

この記事では2024年9月時点の最新の情報を基に、シンガポールの物価を食費や交通費など項目別に解説します。また、生活費や旅行費用の目安、費用を抑える方法も紹介します。

シンガポールは物価が高いと同時に賃金も高いため、働き盛りの日本人にとっても人気の移住先です。シンガポールでの仕事を探す方法も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

シンガポールの通貨について

まず、シンガポールではシンガポールドル(SGD・S$)という通貨が使われています。記事執筆時点(2024年9月下旬)での価格は1S$あたり約110円です。

2011年後半には60円を下回る時期もありましたが、近年では円安などの影響から円に対するシンガポールドルの価格は上昇を続けています。為替相場は日々変動するため、旅行や移住を考える際には最新のレートをご確認ください。

(参考:wise「1 シンガポール・ドルから日本円」)

シンガポールの物価は日本より高い?

シンガポールは先進国の中でも物価が高く、特に家賃や外食費は日本よりも高額な場合が多いといえます。各国・地域の物価の水準として、NEMBEOが発表しているデータが参考になります。

2024年中期の発表は以下のとおりです。

順位生活費指数
1スイス101.1
2バハマ85.0
3アイスランド83.0
4シンガポール76.7
46日本46.1

(参考:NUMBEO「Cost of Living Index by Country 2024 Mid-Year」)

日本と比べるとシンガポールの物価水準はかなり高く、年々その差は大きくなっている傾向にあります。以下ではシンガポールの物価が高い理由などを解説します。

シンガポールの物価は日本の何倍?

一概にシンガポールの物価が日本の何倍とはいえませんが、家賃や外食費、教育費、医療費、保険料など特定の項目においては、2倍以上の価格になることは珍しくありません。

たとえばアパートで個室を借りると、1ヶ月で20万円を超えるのが一般的です。また外食費も高く、ミドルクラスのレストランでの食事の場合、日本では2人で5,000円程度で収まるような内容でもシンガポールでは10,000円以上かかるでしょう。

シンガポールの項目別の物価については、後ほど詳しく紹介します。

シンガポールの物価が高い理由

シンガポールの物価が高い理由には、いくつかの要因が挙げられます。まず、2022年以降インフレが大きく進み、特に生活必需品の価格が上昇したことが1つです。さらに日本と比べると、円安が進んだことでシンガポールの物価がさらに高く感じられることも挙げられるでしょう。

家賃に関しては、シンガポールは東京23区内ほどの小さい国土に600万人以上が暮らしていることから、不動産の供給が足りておらず価格が高騰しているといえます。

シンガポールの物価を項目別に解説

ここでは、シンガポールの物価を具体的な項目ごとに分けて解説します。移住や旅行を検討しているなら、実際に必要な費用を事前に把握しておきましょう。

外食費

シンガポールにはミシュランの星を獲得した高級レストランや、世界各国の料理が食べられる専門店、おしゃれなカフェ、地元の料理店などさまざまな飲食店が軒を連ねています。

以下で目安としていくつか外食の価格例を挙げていきます。

  • ミシュラン3つ星 高級店でのコースディナー:S$400〜(約44,000円〜)
  • ミシュラン1つ星 レストランでのランチ:S$68(約7,480円)
  • 安めのレストラン・カフェフード:S$15〜35(約1,650〜3,850円)
  • マクドナルドのセット:S$10(約1,100円)
  • スターバックス(スターバックスラテ):S$7(約770円)

基本的に軽食でもS$10(約1,100円)を超える場合が多く、レストランでの食事はS$20(約220円)、高級レストランではS$500(約55,000円)以上することは珍しくありません。

ただし、ホーカーと呼ばれる地元民が集うフードコートでの食事はかなり安価で、1品あたりS$2(約220円)以下で売られていることもあります。何をどの程度食べるかによりますが、1食あたりS$3〜6(約330〜660円)程度で収まるでしょう。地元の料理をローカルな雰囲気で味わえるため、観光の一環としてもおすすめです。

家賃

シンガポールの家賃は他国と比べても、高騰している傾向にあります。HBDと呼ばれる公営住宅のアパートを借りる人が多く、移住者の場合はコストを抑えるためHBDでルームシェアをするケースが散見されます。

1か月あたりの家賃の目安としては以下の通りです。

  • HDBの部屋だけ借りる場合(共用バスルーム付き):S$400〜2,000(約44,000〜220,000円)
  • 個室のHBD(フラット)を借りる場合:S$2,200〜2,500(約242,000〜275,000円)
  • 5部屋程度ある部屋数の多いHDBフラット:S$3,300〜4,200(約495,000〜462,000円)
  • マンションを1室借りる場合:S$3,200〜6,000(約480,000〜660,000円)

市内中心部か郊外か、広さなどの条件によっても値段は大きく変動します。

交通費

シンガポールは交通インフラがかなり発達しています。また、地下鉄やバスの利用料金は安く、片道でS$1〜3(約110~330円)程度です。シンガポールは国土が小さく交通網が便利なため、基本的にどこへ行くにも公共交通機関でスムーズに移動できます。

タクシー料金は初乗りがS$4(約440円)程度です。例えば空港から中心街への移動であれば、大体1回あたりS$35(約3,850円)程度で収まるでしょう。ただし、夜間などには料金が跳ね上がることがあります。

シンガポールの交通・通勤事情については以下の記事でも解説しているので、参考にしてください。

>>「シンガポールの鉄道、タクシー、バスなど交通・通勤事情を解説!

飲食料品

スーパーマーケットの飲食料品も基本的に日本よりも高いですが、商品によってはそこまで変わらないものや、むしろ安く感じるものもあります。

飲料

  • 牛乳1l:S$3.7(約407円)
  • 水1.5l:S$1.8(約198円)
  • ジュース500ml:S$1〜2.5(約110〜275円)
  • ビール330mll:S$5(約550円)
  • ワイン(中級)1本:S$35(約3,850円)

シンガポールは酒税が高いため、酒類はスーパーでも高い傾向にあります。ただしジュース酒類ともに6本セットなどのまとめ売りが多く、割安で買うことも可能です。

食品

  • 米1kg:S$4(約440円)
  • 鶏肉1kg:S$12(約1,320円)
  • パン400g:S$3(約330円)
  • 卵12個:S$4.5(約495円)
  • りんご1kg:S$5.5(約660円)
  • バナナ1kg:S$4(約440円)
  • じゃがいも1kg:S$3(約330円)
  • トマト1kg:S$3.7(約407円)

いずれもスーパーの料金を目安にしているため、コンビニで買うと上記よりも高くなります。目安としては4人家族が食料品に使う金額は、月にS$300〜600(約33,000〜66,000円)程度といわれています。

水道光熱費

政府系企業のSPグループが発表した23年9月〜24年8月のデータでは、平均的な電気・ガス・水道代の月額料金の合計は以下のとおりです。

  • HDB1ルーム:S$77〜87(約8,470〜9,570円)
  • HBD3ルーム:S$112〜129(約12,320〜14,190円)
  • アパートメント:S$163〜198(約17,930〜21,780円)

ただし、水道・ガス・光熱費は月々の家賃に含まれることもあり、また広さによっても値段は大きく変わります。

通信費

モバイルデータの利用に関しては、日本と同様に携帯会社やプランによって金額は異なります。目安として、データ通信のみで最低限の使用であれば月額S$10(約1,100円)ほど、ある程度のギガ数と通話つきのプランであればS$20(約2,200円)くらいから使えるでしょう。

シンガポールでの生活費は人によって異なります。自分の場合は何円ほど必要なのか、シミュレーションできるページを政府が公開しているため、気になる方はぜひお試しください。

>>EDB  Singapore「Cost of Living Calculator

シンガポール旅行にかかる費用の目安

シンガポール旅行にかかる費用も、項目別に目安をお伝えします。移住を検討している方の下見の予算も以下を参考にしてください。

航空券

日本とシンガポール間の往復航空券の料金は、時期や航空会社によって変動します。一般的にJALやANAのようなフルサービスキャリアであれば往復8〜10万円以上、ピークシーズンであれば往復20〜30万円程度になることもあります。

Air-AsiaやJetstarなどのLCCであれば、往復4〜10万円程度が目安です。早期に予約すればより安く手配できることもあります。

宿泊費

宿泊費は日本とそこまで大きく変わらないといえます。1泊あたりの目安は以下のとおりです。

  • ホステル:S$20〜40(約2,200円〜4,400円)
  • シティホテル:S$100〜200(約1,100〜2,200円)
  • 高級ホテル:S$500(約55,000円)〜

宿泊費に関してもシーズンや立地、部屋・ホテルのグレードによって金額は変動します。ちなみに人気のマリーナベイサンズホテルは1泊1部屋S$800(約88,000円)から、ランクの高い部屋はS$3,000(約330,000円)以上が目安です。

観光にかかる費用

シンガポールの観光地は無料で楽しめるところも多々あります。入場料が必要な施設として例えばユニバーサルスタジオシンガポールでは、日によって変動しますがS$70〜80(約7,700〜8,800円)程度。シンガポール動物園の入場料はS$50(約5,500円)程度となります。

現地ツアーに参加する場合も1日$50(約5,500円)が目安です。

お土産代

シンガポールの主なお土産と、それぞれの価格の目安は以下のとおりです。

  • TWGの紅茶:S$30(約3,300円)
  • マーライオン型のクッキー:S$9(約990)
  • インスタントのラクサラーメン(4袋入り):S$13(約1,430円)

その他シンガポールのお土産にはおしゃれな雑貨や化粧品、漢方薬なども喜ばれます。おすすめのお土産については以下の記事にまとめているので、あわせてご覧ください。

>>「シンガポールのお土産!現地女子が本当におすすめする厳選5つを紹介

シンガポールでの滞在費用を抑える方法

シンガポールは物価が高い国ですが、工夫次第で滞在費用を抑えられます。以下のポイントを押さえて、効率的に生活費や旅行費を節約しましょう。

  • オフシーズンを狙う
  • ホーカーで食事する
  • 無料の観光地を楽しむ

年末年始や夏休み、ゴールデンウィークなどの旅行は渡航や宿泊費用が高くなります。シンガポールのオフシーズンは雨季(11月〜2月)です。雨季といっても、シンガポールは年中暖かくて過ごしやすい気候といえます。

シンガポールの雨季は、日本の梅雨のように雨が降り続けるわけでなく短時間のスコールが降る程度なので、過ごし方によっては旅行の時期として狙い目です。

また、食費はホーカーを利用することで費用を抑えられます。ローカルな雰囲気の中で現地の料理を食べることは、海外ならではの貴重な経験となるでしょう。

さらに、シンガポールには無料で楽しめる観光地が多くあります。

  • ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ
  • マリーナベイ・サンズのライトショー
  • マーライオン像
  • シンガポール植物園
  • チャイナタウン
  • セントーサ島のビーチ など

上記のような無料で楽しめるスポットを周り尽くすだけでも、シンガポールを十分に満喫できるでしょう。

シンガポールは物価が高いが賃金も高い

シンガポールは物価が高い一方で、賃金水準も高い点は魅力です。調査会社のデータによると、2024年9月時点のシンガポールの平均賃金はS$90,285(約993万円)であり、日本の平均年収である458万円(令和4年分)と比べると倍以上であることがわかります。

いくらシンガポールの物価が高いといっても、日本で同じような仕事をするよりも給与が大きく上がるなら、転職後の生活水準を高く維持できる可能性があります。

近年ではシンガポールに転職する日本人が増えており、働き盛りの方にはおすすめの環境です。シンガポールの年収や給与の高い職業などは以下の記事にもまとめているので、参考にしてください。

>>「シンガポールの平均年収は?高い給与を狙える職種の共通点も解説」

(参考:AVERAGE SALARY SURVEY「Singapore|Average Salary Survey 2024

国税庁「令和4年分 民間給与実態統計調査」)

シンガポールで仕事を探す方法

シンガポールでの転職を考えている場合、インターネットを使って自身で求人を探す方法と転職エージェントを活用する方法があります。おすすめは、現地の求人市場に精通したエージェントを活用する方法です。

シンガポールで働くためには就労ビザが必要ですが、取得は簡単ではありません。しかしエージェントのサポートを受けることで、ビザの申請やその他移住に関するあらゆる支援を受けられる場合があります。

シンガポールの人材紹介会社「Good Job Creations」は、現地在住の日本人スタッフを多く抱える転職エージェントです。日本人を対象にした求人やパートの募集、求人サイトには掲載されていないローカルな募集も含め、希望に合わせた求人情報を紹介できます。

Good Job Creationsではシンガポールへの転職に興味がある方に向けて、無料の転職相談を実施しています。経験豊富な現地コンサルタントが転職・移住についてアドバイスしますので、ぜひご活用ください。

シンガポールへの転職・就職はGood Job Creations

シンガポールの物価は高いものの賃金水準も高く、平均年収は約1,000万円です。またインフラの水準や医療・教育の充実度も高いため、生活の質が下がる心配も少ないでしょう。

転職や移住を考えている方にとってシンガポールでの就労は、長期的なキャリア形成や高い給与を求める場合に選択肢の1つとなるでしょう。シンガポールへの転職活動を円滑に進めるためには、現地に精通したエージェントの活用をおすすめします。

Good Job Creationsでは豊富な専門知識と経験を基に、シンガポールへの移住・転職を徹底的にサポートします。無料相談も実施しているので、検討段階の方もお気軽にご相談ください!

>>無料相談の申し込みはこちら

シンガポールへの移住・転職に興味がある方には、以下の記事もおすすめです。

>>「シンガポールに移住・転職するメリットと注意点!ビザや条件も解説」

シンガポールに移住・転職するメリットと注意点!ビザや条件も解説

シンガポールに移住・転職するメリットと注意点!ビザや条件も解説

シンガポールは治安の良さや高い生活水準、英語が公用語として通じることなどから、人気の移住先のひとつです。日本からの移住者も多く、特に働き盛りの会社員が新たなキャリアを求めて、シンガポールへ移住を考えるケースが増えています。

この記事では、シンガポールに移住するメリットや人気の理由、有効なビザ、後悔しないための注意点などを解説します。

シンガポールでの仕事探しやビザ取得は、シンガポールの人材紹介会社「Good Job Creations」をご活用ください。無料相談も実施しています!

シンガポールは移住先として人気

シンガポールは東南アジアのマレー半島南端に位置する小さな島国で、一年を通して温暖な気候が続きます。気候の良さや税率の低さ、公用語が英語であることなどから移住者に人気の国です。

面積は約720平方キロメートルと東京23区よりやや大きい程度ですが、その小さな国土にさまざまな国籍の人々が集まる多民族国家です。多民族への寛容さも移住しやすい理由のひとつといえるでしょう。

また経済面に関してもシンガポールのGDPは高く、世界でもトップクラスです。多くの多国籍企業が拠点を構えており、キャリアアップを目指す日本人からも、転職先・就職先として人気が高まっています。

シンガポールに移住するメリット10選

シンガポールに移住する主なメリット、移住先として人気の理由を解説します。

  1. 治安が良い
  2. 気候が良く過ごしやすい
  3. 税率が低い
  4. 英語が通じる
  5. 医療・教育の水準が高い
  6. インフラが整っている
  7. 日本人が多い
  8. 人種差別が少ない
  9. 自然災害が少ない
  10. 周辺国に旅行しやすい

1. 治安が良い

シンガポールの治安は日本と同程度であり、世界的に見ても治安が非常に良い国です。犯罪率が低く「世界平和度指数調査」や「世界テロ指数(Global Terrorism Index)」などの調査を見ても、日本以上に治安が良いと評価されています。

ただし、観光地などではスリや置き引きなどの軽犯罪には注意が必要です。シンガポールの治安や気をつけることなどは、以下の記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

>>「【2024】シンガポールの治安が良い理由!治安の悪い場所や注意点も

2. 気候が良く過ごしやすい

シンガポールは年間を通して温暖な気候で、寒い冬がないため非常に過ごしやすい環境です。平均気温は25度から30度程度で、雨季と乾季があるものの、極端な気温の変動はありません。基本的に35度を超えることもなく、穏やかな気候が続きます。

基本的には年間を通して夏らしい服装で過ごせますが、日焼け予防や冷房対策などは忘れないようにしましょう。シンガポールの気候や服装については以下の記事でも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

>>「シンガポールの季節ごとの服装事情!禁止されるファッションも解説

3. 税率が低い

シンガポールでは、税率が日本よりも低く設定されていることも大きなメリットです。日本では所得税・住民税を合わせて最大55%課税されますが、シンガポールでの最大税率は24%です。

さらにシンガポールでは相続税や贈与税、キャピタルゲインが非課税であることも、移住先としてのメリットといえます。

(参考:IRAS「Individual Income Tax rates」)

4. 英語が通じる

シンガポールの公用語は英語であり、ビジネスや日常生活においても英語が広く使用されています。一方で「英語が堪能でないと生活がしづらい」というわけではありません。

シンガポールは多国籍からの移民が集まる多民族国家であるため、多少拙い英語に対しても非常に寛容な一面があります。

「英語に自信がないけどシンガポールに転職したい」という方には、以下の記事もおすすめです。

>>「シンガポールで英語不要の日本人求人はある?英語力ゼロで就職するには

5. 教育・医療の水準が高い

シンガポールの学校は世界的に高い評価を受けており、国際的なカリキュラムを採用するインターナショナルスクールも多数存在します。高い教育水準で子どもを育てたいと考えるご家庭にはおすすめですが、学費が高い点には注意が必要です。

また、シンガポールの医療のレベルは非常に高く、高品質の医療サービスを受けられます。日系の病院も複数あり、もしもの時でも日本語で日本と同様の処置を受けられるでしょう。しかし、日本のような公的医療保険制度はないため、医療費が高額になることがあります。

シンガポールの医療・保険事情については以下の記事にもまとめているので、参考にして下さい。

>>「シンガポールの保険・医療費事情!日系病院や主な公的病院も紹介

6. インフラが整っている

シンガポールのインフラは非常に整備されており、公共交通機関も充実しています。狭い国内中をMRT(地下鉄)やバスが効率よく運行しており、移動が非常に便利です。通勤時間も鉄道で15分程度という方は多く、日本のような満員電車になることもありません。

またインターネットや通信インフラ、水道、電気なども含め、世界的に見ても高い水準でインフラが整備されており、安定した生活を送りやすいでしょう。

シンガポールの交通・通勤事情は以下の記事でも紹介しているので、参考にしてください。

>>「シンガポールの鉄道、タクシー、バスなど交通・通勤事情を解説!

7. 日本人が多い

シンガポールには永住者、駐在員を含め、多くの日本人が移住しています。2023年10月の調査では、3万1,000人以上もの日本人がシンガポールに住んでいることがわかりました。

シンガポールでは日本人コミュニティも形成されており、日本語での情報交換が盛んに行われています。くわえて日本食レストランや日系スーパーも充実しており、日本の食材や製品も簡単に手に入るでしょう。

海外生活で日本人や日本食が恋しくなることはよくありますが、シンガポールでは他国に比べそういった悩みも軽減できるでしょう。

8. 人種差別が少ない

シンガポールは狭い国土の中に、多様なルーツをもつ人々が生活しています。歴史の中で政府がさまざまな施策を行ってきた背景もあり、民族間差別を感じることはほとんどないでしょう。

宗教もそれぞれが尊重し合っており、インド系の寺院やイスラム系の寺院、中国寺院などが同じ通りに並んでいるエリアもあります。

9. 自然災害が少ない

シンガポールは地震や台風、洪水などの自然災害が非常に少ない国です。自然災害の多い日本よりも災害リスクが少ないことは大きな魅力といえます。

10. 国外旅行がしやすい

シンガポールのチャンギ国際空港は東南アジアのハブ空港として機能しており、インドネシアやマレーシア、タイ、さらにはオーストラリアなど近隣諸国へのアクセスが便利です。くわえて世界各国の飛行機が往来しているため、周辺国以外への旅行も非常にスムーズです。

シンガポールに移住する方法やビザの種類・条件

シンガポールに移住するためには、適切なビザを取得する必要があります。以下に主要なビザの種類とその条件を紹介します。

  • 一般的な就労ビザ:EP(Employment Pass)
  • 給与額がEPの水準に届かない場合:S Pass
  • 投資家・起業者向け:Entre Pass
  • 学生として移住:Student Pass
  • 25歳以下ならワーキングホリデーも:Work Holiday Pass
  • 配偶者への帯同:DP(Dependant’s Pass)

一般的な就労ビザ:EP(Employment Pass)

多くの駐在員や現地採用の日本人が取得しているのがEPビザです。専門職や管理職の外国人に発給されるビザで、月額給与が最低5,000Sドル以上必要です。

ビザ発給における審査では、給与以外にも高学歴である場合や国内に不足している職種であればポイントが加算され、企業が雇用する従業員の国籍の割合なども加味されます。

給与額がEPの水準に届かない場合:S Pass

S Passは、給与額がEPの取得水準に満たない、若い駐在員や現地採用の日本人に発給されるビザです。業界や年齢にもよりますが、最低でも月額給与が3,000Sドル以上必要です。

EPかS Passのどちらの発給を受けられるかは、SATと呼ばれる自己診断ツールで調べられます。あくまで目安ですが、興味があれば試してみてください。

>>「MOM: Employment / S Pass Self-Assessment Tool (mom.gov.sg)

投資家・起業者向け:Entre Pass

Entre Passは起業家や投資家向けのビザで、以下のいずれかの要件を満たす必要があります。

  • 起業家(Entrepreneur):政府系VCやエンジェル投資家などから投資を受けている、シンガポール政府がサポートする起業支援を受けている、顕著な企業経験があるなど
  • イノベーター(Innovator):シンガポール国外に知的財産権に関連する事業をもつ、シンガポール高等教育機関などとの共同研究を行っている、顕著な実績があるなど
  • 投資家(Investor):投資経験および、顕著な実績がある

ただしEntre Passの条件は、その時々の政策にも左右されるため注意が必要です。申請を検討する場合、詳細は以下のページを確認するようにしてください。

 >>「MOM : EntrePass (mom.gov.sg)

学生として移住:Student Pass

就職に関わらず移住を希望する場合、ひとまず学生ビザで移住してみるのもひとつの方法です。シンガポールの大学や専門学校への入学手続きを経ることで取得できます。

25歳以下ならワーキングホリデーも:Work Holiday Pass

18歳以上、25歳以下であれば、6か月間のワーキングホリデーで移住する方法も選択肢のひとつです。短期間の就労や移住体験ができるため、その後本格的に転職・就職するかどうか考えるために取得してみるのも良いでしょう。

ただし申請できるのは一定の大学に通う学生、または卒業生に限られる点に注意してください。

配偶者への帯同:DP(Dependant’s Pass)

月額固定給が6,000Sドル以上のEP、またはS Pass保持者の配偶者、および21歳未満の子どもには、帯同して移住するためのビザとしてDPが発給されます。期限はEP、S Passの有効期限に紐づいており、DPの就労には制限があります。

(参考:日本貿易振興機構「シンガポールの就労ビザ取得の概要とシンガポール人雇用促進について」)

シンガポールに移住するデメリット・後悔しないための3つの注意点

シンガポールへの移住を検討するなら、後悔しないためにもデメリット・注意点を把握しておきましょう。

  1. 物価・生活費が高い
  2. ルール・法律が厳しい
  3. ビザの取得が難しい

1. 物価・生活費が高い

シンガポールの物価は非常に高い傾向にあります。特にシンガポールの住宅市場は特に高額であり、多くの人がHDBと呼ばれる公共住宅に住んでいます。

HDBは比較的手頃な価格で住めますが、移住している日本人のなかにはHDBでルームシェアしている人も少なくありません。また、外食費や日用品の価格も高いため、生活費が東京よりも高くなることがあります。

しかしその分シンガポールは給与水準が高く、税率も低いため手取りとして残る金額は高くなりやすいでしょう。基本的に残業は少なく通勤時間も短いため、時間効率の良い働き方も期待できます。

2. ルール・法律が厳しい

シンガポールはルールや法律が非常に厳格で、違反すると厳しい罰則が科されます。例えば、公共の場所での喫煙や飲酒、ゴミの投棄は罰金の対象です。さらにガムの持ち込みや蚊が繁殖する状況を放置することなども禁止されており、悪気なく罰則を課せられる恐れもあります。

移住を検討するなら、事前にシンガポールの法律や規制をある程度把握しておくことをおすすめします。詳しくは以下の記事でも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

>>「【2024】シンガポールの法律・ルール|やってはいけないこと一覧

3. ビザの取得が難しい

シンガポールのビザ取得は競争が激しく、容易ではありません。特に就労ビザの取得には高度なスキルや経験が求められるため、十分な準備が必要です。

ビザの申請は、現地の人材紹介会社などでサポートを受けられます。人材紹介会社では求人の紹介からビザ取得に必要な書類の準備、申請プロセスの支援を受けられるため、就労を目指す場合は活用も検討しましょう。

シンガポールで仕事を探す方法

シンガポールで働くためには日本の企業から駐在でシンガポールに行く方法や、現地資本のローカル企業、現地の日系企業で働く方法などがあります。

駐在であれば基本的に安定した住居や給与が得られますが、希望通り駐在員としてシンガポールに派遣されるかどうかはわかりません。

現地の企業であれば、日本から求人を探すことも可能です。自身で探すならJobStreetやJobsDB、LinkedInなどシンガポールの求人を探せるサイトを確認する方法があります。

おすすめは現地に精通した人材紹介会社を利用することです。前述の通りシンガポールの就労ビザの取得は簡単ではありませんが、人材会社を通すことでサポートが受けられ、その後の選考などに関しても手厚い支援を受けられます。

シンガポールの人材紹介会社Good Job Creationsなら、現地在住の日本人担当者が移住・就職・転職までしっかりサポートします。日本人を対象にした求人やパートの求人、求人サイトには掲載されていないローカルな募集も含め、希望に合わせた求人の紹介が可能です。

無料相談も実施しているのでぜひご活用ください!

シンガポールへの移住・転職・就職ならGood Job Creations

シンガポールは生活しやすい環境であり、移住希望者に人気の国です。高い給与水準や優れたビジネス環境が魅力であり、多くの人が新たなキャリアを求めて移住を検討しています。

しかしビザの取得は簡単ではないため、プロのサポートを受けるのがおすすめです。シンガポールの人材紹介会社Good Job Creationsでは、経験豊富な担当者が、希望に合わせた求人情報の紹介や最適なビザの取得をサポートします。

シンガポールへの移住・転職希望者に向けて、無料相談も行っているので、ぜひ気軽にお問い合わせください!

>>Good Job Creationsの無料相談はこちらから

シンガポールでの転職・就職に興味のある方は、ぜひ以下の記事もご覧ください。

>>「シンガポールで働く大手企業出身者が語る!日本とのギャップや内情

シンガポールの就労ビザ|条件と種類一覧、申請の流れ【2024最新】

シンガポールの就労ビザ|条件と種類一覧、申請の流れ【2024最新】

シンガポールでの就職を希望する場合、就労ビザの取得は避けられません。シンガポールは治安の良さや給与水準の高さなどから、多くの日本人が移住している国のひとつです。シンガポールへの移住を検討するなら、まずはビザの種類や申請条件を把握しましょう。

この記事では、シンガポールで働くためのビザの種類や申請方法、取得のためのポイントなどを解説します。シンガポールへの転職・就職活動には、現地の人材紹介会社Good Job Creationsをぜひご活用ください。求人を募集している企業の紹介や無料相談も実施しています!

シンガポールのビザの種類

シンガポールには就労に関するビザだけでも複数あり、それぞれ対象や条件が異なります。代表的なビザの概要を見てみましょう(2024年8月執筆時点)。

EP(Employment Pass)

EP(Employment Pass)高度な専門職やエグゼクティブ、シニアマネージャーなど管理職に向けたビザです。雇用パス(EP)の申請者は、EPの資格要件を満たす給与に加えて、ポイント制のCOMPASSに合格する必要があります。駐在員や現地採用であればEPビザを目指す場合が多いでしょう。

対象:管理職、専門職、高度技能職、経営層

最低給与要件:5,000Sドル、金融業界では5,500Sドル(ただし、年齢に応じて金額が変動する)

有効期間:最長2年、更新時は最長3年

参考:MOM「Eligibility for Employment Pass

EPの申請条件① 一定以上の月額給与

EPを申請するためには、最低給与基準を満たす必要があります。金融業界以外では月額5,000Sドル、金融業界の場合は月額5,500Sドル必要です。年齢や経験によっても基準が異なり、金融業界以外では1歳上がるごとに250Sドルずつ条件の月収も上がります。

例えば最低年齢の23歳以下では5,000Sドル、24歳では5,250Sドル、25歳では5,500Sドルと上がり、45歳以上では10,500Sドルが必要です。また金融業界では1歳ごとに273Sドル上がり、45歳以上では11,500Sドルとなります。

詳細はMOM(シンガポール人材開発庁)の最新ガイドラインを確認してください。

EPの申請条件② COMPASSで40ポイント以上取得

2023年9月から導入されたCOMPASSポイントシステムでは、申請者が40ポイント以上取得することが求められます。COMPASSは、個人の能力と企業の基準に基づいて評価されます。ただし申請者が自身でポイントを試算できるのは、個人に関する項目だけである点に注意してください。

基礎基準

COMPASSでは基礎基準・ボーナス基準ともに、個人と企業それぞれに関する項目で評価が行われます。基礎基準の個人に関する項目は「給与額」と「資格(学歴)」です。

給与額ではセクター(業界)に分けて年齢別に金額が設定されており、その金額を上回る月額基本給与があると10ポイント、金額によっては20ポイントを獲得できます。給与基準はMOMの以下のページで確認しましょう。

参考:MOM「COMPASS C1. Salary benchmarks

また、資格(学歴)に関しては政府の定めた機関で学士以上の学位を持っていれば20ポイント、大学や大学同等の学位を持っている人は10ポイントです。日本の大学で20ポイントが加算されるのは、京都大学・大阪大学・東京大学・東北大学・東京工業大学の5つです。ただし大学の選定も適宜見直されるため、申請時には公式の情報で改めて確認しましょう。

参考:MOM「Eligibility for Employment Pass

企業に関する項目では「多様性」と「ローカル社員比率」が評価されます。企業が多様な国籍の人材を雇用している場合や、同業界内で比較してシンガポール人を多く雇用している場合にポイントが加算される仕組みです。

ボーナス基準

COMPASSには基礎基準に加え、特定の条件を満たした場合に追加でポイントが得られる「ボーナス基準」も存在します。個人・企業に関して各1つずつ項目が設定されています。

個人に関するボーナス基準の項目は「スキルボーナス」です。専門性が高くシンガポールで不足しているポジションに就く場合は20ポイント加算されます。ただし申請条件はポジションごとに細かく定められているため、満たしているかどうか十分に見定める必要があります。

参考:MOM「COMPASS C5. Skills bonus – Shortage Occupation List (SOL)

企業に関する項目は「経済戦略優先ボーナス」です。シンガポール政府が運営する対象のプログラムに参加し、経済戦略に貢献する企業に対して加算されるポイントです。ボーナスポイントの有効期間は最長3年間、もしくはプログラム参加期間のどちらか短い方で、条件を満たせば更新できます。

参考:MOM「COMPASS C6. Strategic Economic Priorities (SEP) bonus – eligible programmes

Sパス(S Pass)

Sパスは若い駐在員や現地採用の外国人に多く発給されており、給与基準がEPの要件に満たない場合に候補となるビザです。

ただし、EPと異なり企業ごとに割り当てられたSパス枠には制限があり、企業によっては枠自体がない場合もあります。

対象:EPパスの給与要件に満たない外国人

最低給与要件:3,150Sドル

有効期間:最長2年、更新時は最長3年

参考:MOM「S Pass

ワークパーミット(Work Permit)

Work Permit(WP)は最も一般的な就労ビザです。WPは建設や製造、海洋造船、加工、サービス部門に従事する、承認された供給国・地域からの労働者が対象です。給与や学歴の要件がないため、Sパスの申請基準を満たさない場合にも申請できます。

対象:以下の5種類に分けられる。

  • Work Permit for Migrant Worker(ホールスタッフ・単純作業労働者・工事現場作業員など)
  • Work Permit for Migrant Domestic Worker(家事補助)
  • Work Permit for Confinement Nanny(産後の補助)
  • Work Permit for Performing Artiste(クラブ等でのパフォーマンスアーティスト)
  • Training Work Permit

有効期間:最長2年

MOM「Key facts on Work Permit for migrant worker

アントレプレナーパス(Entre Pass)

Entre Passは、シンガポールでベンチャー支援を受けた起業家や、顕著な実績がある投資家向けのビザです。シンガポール経済への貢献が認められることが重要です。

対象:起業家、イノベーター、投資家

それぞれの条件は以下の通り。

  • Entrepreneur(起業家):政府系VCやエンジェル投資家などから投資を受けている、シンガポール政府がサポートするインキュベーターなどの支援を受けている、顕著な起業の経験がある
  • Innovator(イノベーター):シンガポール国外に知的財産権を有し、それに関連する事業を持つ、シンガポール高等教育機関などとの共同研究を行っている、顕著な実績がある
  • Investor(投資家):投資経験および顕著な実績がある

有効期間:初回および1回目の更新:1年、更新時は2年

MOM「Key facts for EntrePass

パーソナライズドエンプロイメントパス(PEP:Personalised Employment Pass)

PEPは、高所得のEP保有者や高額収入を得ている専門職の外国人に向けたビザです。PEPは転職時に再申請する必要がなく、また無職の状態となっても最大6カ月滞在できます。

対象:高額収入者

最低月収要件:2万2,500Sドル

有効期間:最長3年、更新不可

MOM「Key facts on Personalised Employment Pass

Tech.Pass

Tech.Passは2021年1月に導入された、テクノロジー分野での豊富な経験と実績を持つ外国人専門家向けのビザです。テクノロジー大手もしくは成長企業の創業者や専門の技術者などが対象です。

対象:テクノロジー分野の技術者、創業者など

有効期間:最長2年、更新可能

条件:以下3つの条件のうち、2つを満たしていること。

  • 直近(1年以内)の月額固定給が2万2,500Sドル以上
  • 評価資本価格または時価総額が5億米ドル以上、または3,000万米ドル以上の資金調達をしているテクノロジー企業で、累計5年以上の主導的役割を経験
  • 月間のアクティブユーザーが10万人以上、または年間1億米ドル以上の売上があるテクノロジー製品の開発において、累計5年以上の主導的役割を経験

Singapore EDB「Tech.Pass

Overseas Networks & Expertise Pass(ONE Pass)

2023年1月に新設されたONE Passは、ビジネス・芸術・スポーツ・研究・科学・文化などの分野で国際的に評価される成果を持つ個人を対象としています。外国人が申請する場合、海外の企業で最低1年働いていたか、シンガポール内の企業で働く予定であることが必要です。

対象:芸術、文化、スポーツ、研究などの分野での優れた業績を持つ人

最低月給要件:過去1年以内に月額固定給を最低30,000Sドル得ている、もしくはシンガポールで得る月額固定給が最低30,000Sドルであること。

有効期間:最長5年、更新可能

ただし、実績などによっては条件が緩和される場合もあります。

MOM「Key facts on Overseas Networks & Expertise Pass

研修・インターンシップビザ(TEP:Training Employment Pass)

TEPは海外からインターンシップの大学生や、同一企業内の若手社員を研修の一環で派遣する場合などに申請できるビザです。ただし、一定の要件を満たした大学の生徒であることや、3,000Sドル以上の月額固定給を得ることが申請の要件となります。

対象:海外の大学生、若手社員

日本の大学では東京大学・京都大学・東北大学・東京工業大学の学生が対象

有効期間:最長3カ月、更新不可

MOM「Eligibility for Training Employment Pass

ワーキングホリデーパス(Work Holiday Pass)

18歳から25歳であれば、ワーキングホリデーパスの取得も選択肢のひとつです。対象国の学生、卒業生は最大6カ月間シンガポールで就労できます。

対象:日本・香港・アメリカ・イギリス・フランス・ドイツ・オランダ・スイス・オーストラリア・ニュージーランドの大学の学部生、または卒業生

有効期間:最長6カ月、更新不可

MOM「Eligibility for Work Holiday Programme

配偶者ビザ(DP:Dependent Pass)

DPは、EPやSパスを保持し、条件を満たした外国人の配偶者と子どもに発行されるビザです。ただし就労ビザではないため、シンガポールで働くためには別途ビザの取得が必要です。

対象:EP・Sパス保持者の配偶者と、21歳未満の未婚の子ども

条件:被扶養者のEP・Sパス保有者の月収が6,000Sドル以上

有効期間:EP・Sパスの有効期間に準ずる

MOM「Key facts on Dependant’s Pass

短期滞在パス(観光ビザ)

日本人は観光ビザを取得せずに、シンガポールで最大30日間滞在できます。ビジネス目的でのミーティングや視察での滞在もでき、その場合は必要な申請をすれば90日まで延長が認可能です。

対象:観光、ビジネス出張

有効期間:最大30日、延長可能

MOM「Eligible activities for a work pass exemption

ビザの申請方法

EPやSパスの申請手続きはオンラインで行われ、基本的な流れは以下の通りです。

  1. MOMへのオンライン申請

申請は企業の担当者が行い、必要書類をオンラインで提出します。審査には10営業日程度かかるのが一般的です。

  1. In-Principle Approval(IPA)Letterの取得

ビザが承認されるとIPAレターが発行されます。レターの有効期限はEPの場合6カ月、Sパスの場合60日間です。

レターが発行されるまではシンガポールにいなくても構いませんが、この後の手続きはシンガポール内で行います。また、健康診断が必要な場合はIPAレターに記載されているので確認が必要です。

  1. シンガポールへ入国

シンガポールへ入国します。プリントアウトしたレターと、期限が6カ月以上有効なパスポートを持参します。入国3日前から入国カードのオンライン登録もしておきましょう。

参考:ICA「Singapore Arrival Card (SGAC) and Electronic Pass (e-Pass) Enquiry Portal

  1. 健康診断の実施

健康診断が必要な場合、パスポートとレターに添付されている健康診断票を持って健康診断を受けます。健康診断の結果に問題がない、もしくは不要な場合は次のステップに進みましょう。

  1. ビザの有効化

ビザ有効化の手続きを行い、Notification Letterを発行します。このレターは仮の就労ビザのようなもので、1カ月間のみ有効です。パスポートや健康診断の結果を記した書面、署名済みのIPAレターなどが必要です。

  1. 申請者の写真と指紋登録

MOMの指定オフィスで写真と指紋を登録します。完全予約制であり、EPの場合はNotification Letter発行から2週間以内、Sパスの場合は1週間以内に予約しなければなりません。

  1. ビザカードの取得

通常、写真・指紋登録から5営業日程度で就労先の企業へビザカードが郵送されます。

就労ビザ取得に必要な書類

申請するビザの種類によって必要書類は異なりますが、一般的に以下の書類が求められます。

  • パスポートのコピー
  • 最終学歴証明書(英文)
  • 最終学歴証明書に対する第三者機関による証明書

申請するビザやタイミング、状況によって求められる書類は変わるため、申請時には公式の情報をもとに十分確認しましょう。

就労ビザを取得するためのポイント

シンガポールは移民が多く、就労ビザの取得は年々難しくなっています。ビザ取得を成功させるためのポイントを以下にまとめました。

MOMの最新ガイドラインに従う

シンガポール政府は定期的に就労ビザに関するガイドラインを更新しています。スムーズに申請するためには最新のガイドラインを確認し、それに基づいて適切に申請手順を踏むことが重要です。

シンガポールの状況や外国人採用の傾向を把握する

シンガポールでは、特定の産業や職種に対してビザ申請が厳格に行われる傾向があります。例えば、テクノロジーや金融分野の専門職は比較的ビザを取得しやすい一方で、一般的な事務職などでは難易度が高まります。自分の持つスキルが、市場の需要に合っているか判断することが重要です。

日本人の強みを活かせる職種で応募する

シンガポールで日本人が活躍できる職種には、日系企業での日本人対応や、日本の市場に関する専門知識が求められるポジションなどが含まれます。その他、日本人のメリットを活かしやすい職種は以下の記事でもまとめているので、ぜひ参考にしてください。

>>「シンガポールの平均年収は?高い給与を狙える職種の共通点も解説

シンガポールで仕事を探すには

シンガポールの就労ビザを取得するためには雇用先を見つける必要があります。仕事を得るには個人の力だけで探すよりも、現地の労働市場をリアルタイムで把握しているエージェントを活用する方法がおすすめです。

シンガポールの人材紹介会社Good Job Creationsは現地在住の日本人スタッフも多く、就職・転職活動からビザ取得まで徹底的にサポートします。シンガポールへの移住・転職に興味がある、ビザの申請に不安があるといった方は、無料相談も実施しているのでぜひ気軽にご相談ください!

>>Good Job Creationsのトップページはこちら

シンガポールへの移住に興味がある方にはこちらの記事もおすすめです。

>>「シンガポールに移住・転職するメリットと注意点!ビザや条件も解説」

参考:日本貿易振興機構(ジェトロ)シンガポール事務所ビジネス展開課「シンガポールの就労ビザ取得の概要とシンガポール人雇用促進について

2024年最新!シンガポール入国手続き|申請方法や禁止事項も解説

2024年最新!シンガポール入国手続き|申請方法や禁止事項も解説

シンガポールには魅力的な観光地が多く、また各国からのアクセスの良さなどから、毎年多くの観光客が訪れます。シンガポール入国時には、手続きや書類の提出が必要です。また、シンガポールには特有の禁止事項がいくつかあることにも、注意しなければなりません。

本記事では、2024年時点のシンガポール入国手続きについて、申請方法や禁止事項をわかりやすく解説します。また、シンガポールはビジネスチャンスの多さや治安の良さから、観光だけでなく転職・移住先としても人気の国です。

シンガポールへの転職・移住をサポートする「Good Job Creations」では、求人情報の紹介や無料転職相談を実施しているので、興味がある方はぜひお気軽にご活用ください!

シンガポール入国に関する最新情報

まずは、2024年11月執筆時点でのシンガポールの入国に関する情報をまとめます。

シンガポールでは、30日以内の観光や短期の商用目的での滞在であればビザは不要です。ただし、入国時には出入国カードの提出が必要です。詳しい書き方・申請方法は後述します。

また、新型コロナウイルスやワクチンに関連する制限や証明書の提出などは、2023年2月以降撤廃されました。

ただし、この記事内で紹介する情報は変更される場合があるため、渡航前には公的機関の情報をご確認ください。最新の情報は以下のページが参考になります。

>>外務省「外務省海外安全情報|シンガポール

>>在シンガポール日本国大使館「トップページ

シンガポール入国に必要な書類・手続き

2024年11月現在、シンガポール入国時に必要な書類は、残存期間が6か月以上のパスポートと、出入国カードです。直前に焦ることのないよう、スムーズな入国のために準備しておきましょう。

出入国カードの申請方法

シンガポールでは、出入国カード(電子入国カード・健康申告書:SG Arrival Card with Electronic Health Declaration)が導入されています。

出入国カードは現地で記入・提出も可能ですが、入国の3日前からオンラインで申請できます。提出せずに渡航する場合は入国審査で時間がかかることがあるため、できれば出発前に申請しておきましょう。

申請手順

  1. シンガポール入国管理局(ICA)の公式ウェブサイトにアクセス
  2. 「Submit SGAC」→「Foreign Visitor」の順にクリック
  3. フォームに情報を入力

記載事項は以下のとおりです。

  • シンガポール到着日
  • パスポート情報

(氏名・パスポート番号・有効期限)

  • 個人情報

(性別・生年月日・国籍・出生国・居住地・メールアドレス・国番号(日本であれば81)・携帯番号)

  • 健康状態などの申告

(過去に異なる名前のパスポートでシンガポールに入国したか・発熱や咳、嘔吐などの症状の有無・シンガポール到着の6日前に黄熱症の感染リスクがある国を訪れたか)

  • 移動に関する情報

(到着前の最終滞在地・旅の目的・入国手段・飛行機のフライト番号)

  • 滞在中に関する情報

(宿泊先・宿泊先の名前・シンガポール出発日・出発後の到着場所)

申請が完了すればメールで許可証が送られるので、搭乗時や入国時に提示できるよう保存しておきましょう。

査証(ビザ)について

日本人であれば、観光目的での短期滞在ではビザが不要です。商用目的の渡航に関しても、一定の条件下であればビザなしで滞在できます。例えば、シンガポールで以下のビジネスを行う場合は申請が不要です。

  • 社内会議への出席
  • ビジネスパートナーとの会議
  • 研修旅行や視察旅行
  • 展示会に参加者として参加
  • 研修・セミナー・ワークショップに訪問者として参加

その他の商用目的でも、条件によっては到着後に就労ビザの免除申請手続きが必要です。また、ビザなしでの商用目的の滞在は年間90日まで申請できます。ただし、1回の滞在は30日間までです。

上の条件に当てはまらない場合はEPパスやSパスなど、就労ビザの申請・取得が必須です。EPパスやSパスをはじめとした、シンガポールのビザの種類や申請に関する情報の詳細は以下の記事をご覧ください。

>>「シンガポールの就労ビザ|条件と種類一覧、申請の流れ【2024最新】

参考:シンガポール人材開発省(MOM)「Eligible activities for a work pass exemption

シンガポール入国・滞在前に推奨する手続き

必須ではありませんが、シンガポールに渡航する場合は海外旅行保険への加入と、たびレジへの登録をおすすめします。

シンガポールは医療費が非常に高額です。医療費を補償する海外旅行保険に加入することで、緊急時の医療費負担を軽減できます。シンガポールでは政府が推奨する保険会社もあるため、保険を選ぶ際は参考にすると良いでしょう。

たびレジは、外務省による海外の安全情報を無料で配信するサービスです。事前に渡航予定を登録しておくことで、滞在先で緊急事態や事件・事故などがあった際に情報を受け取れます。

情報を受け取ることだけを目的に、日本国内の家族なども追加で登録が可能です。シンガポールは治安が良いといってもトラブルが全くないわけではありません。登録しておくと安心できるでしょう。

シンガポールの医療費や治安については、以下の記事にもまとめています。

>>「シンガポールの保険・医療費事情!日系病院や主な公的病院も紹介

>>「【2024】シンガポールの治安が良い理由!治安の悪い場所や注意点も

シンガポール入国の流れ・手続き

シンガポールに入国するまでの流れと、入国時の注意点を紹介します。

入国審査

シンガポールのチャンギ空港は自動化ゲートが採用されており、入国審査が非常にスムーズです。また、2024年8月からはパスポート不要の顔認証システムが段階的に導入され、さらなる利便性向上が期待されています。

シンガポールに入国するまでに、出入国カードの申請時に記載したメールアドレスへe-Pass(電子訪問パス)が送られます。滞在可能期間などが記載されているため、受信したら必ず確認し、入国時にはスムーズに出せるよう準備しておきましょう。

税関申告ではたばこ・ガムに注意

シンガポールでは、たばこや電子タバコ、チューイングガムなど、持ち込みが厳しく規制されている品目があります。たばこは高額な関税がかかるため、持ち込む際には税関での申告が必須です。

また、電子タバコやチューイングガムに関しては持ち込み禁止であり、所持が見つかっただけで罰金の対象となることがあります。ほかにも、医薬品の持ち込みもトラブルを避けるためには、医師による英訳の処方箋をあわせて携行しましょう。

シンガポールに渡航する前には、国内で禁止されていることを一通り把握しておくことをおすすめします。以下の記事にシンガポール特有の法律やルール、禁止事項などをまとめているので、ぜひあわせてご覧ください。

>>「【2024】シンガポールの法律・ルール|やってはいけないこと一覧

シンガポールから帰国する際に推奨する手続き

日本に帰国する際、事前にVisit Japan Webへ登録しておくことで、帰国後の日本での入国審査がスムーズになります。

登録方法は、オンラインで事前に個人情報や渡航情報を入力するだけで完了し、到着後の審査で時間を節約できます。特にビジネス渡航などで頻繁に出入国する方には、利便性が高くおすすめです。

シンガポールへの移住・転職に興味があるなら

シンガポールは旅行客が多いだけでなく、治安の良さや温暖な気候、給与の高さなどから、世界中から移住者が集まる国です。また、転職やキャリアチェンジを考える日本人のビジネスパーソンからも人気が高まっています。

シンガポールで仕事を探すなら、現地の人材紹介会社Good Job Creationsをご利用ください。Good Job Creationsは現地在住の日本人スタッフが中心となって、シンガポールの求人情報の提供だけでなく、移住や現地での労働・生活についてもアドバイスします。

オンラインでの無料相談を実施しているので、シンガポールでの生活が気になっている方はお気軽にご相談ください!

シンガポールへの移住・転職に興味がある方には、以下の記事もおすすめです。

>>「シンガポールに移住・転職するメリットと注意点!ビザや条件も解説

>>「シンガポールの平均年収は?高い給与を狙える職種の共通点も解説

シンガポールでの滞在を楽しもう!

シンガポールは入国手続きがスムーズで各国からアクセスが良く、観光にもビジネスにも便利な国です。しかし、独自の厳しい規制もあるため、事前に持ち込み禁止品やビザ情報を確認し、トラブルを避けることを意識しましょう。

シンガポールは、キャリアアップを目指す日本人プロフェッショナルにとって最適な環境です。金融、テクノロジー、製造業など、数多くの日本企業が進出するシンガポールは、ビジネスチャンスに溢れています。

有利な税制、東南アジアのハブとしての立地、そして安全で清潔な環境は、仕事と生活の両面で充実した日々を約束します。世界クラスの医療や教育、活気ある国際社会、そして豊かな文化に触れながら、キャリアアップを実現しませんか? 

シンガポールでの新しいキャリアや生活に興味がある方は、Good Job Creationsの無料相談をご活用ください。最新の求人情報の提供にくわえ、シンガポール生活や移住に関してもお気軽にご相談いただけます。

シンガポールの求人情報はこちらから確認できます。

>>シンガポールの求人情報を探す

シンガポールへの短期滞在なら、こちらの記事もあわせてご覧ください。

>>「シンガポールのおすすめ観光地25選!日数別のモデルコースも紹介

>>「シンガポールのチャンギ空港での時間潰し7選と市内へのアクセス方法

シンガポールの基本情報!時差・人口・国旗・通貨・料理・首都など

シンガポールの基本情報!時差・人口・国旗・通貨・料理・首都など

シンガポールは、東南アジアに位置する都市国家です。近代的な都市景観や多民族が共存する社会、多様な観光地が揃うシンガポールには、毎年多くの旅行者が集まります。さらに、生活水準の高さや豊かな文化にも世界中から注目されており、移住者も増加傾向にあります。

この記事では、シンガポールの基本情報を網羅的にまとめました。時差や人口、気候、観光地など、知っておくべき情報をまとめて解説するので、旅行や移住を考えている方はぜひ参考にしてください。

また、シンガポールは給与水準が高く、キャリア・年収アップを目指す日本人移住者が増えています。シンガポールでの仕事探しは、現地の人材紹介会社Good Job Creationsをご活用ください。現地在住の日本人スタッフが中心となり、シンガポールへの移住・転職をサポートします!

シンガポールはどんな国?

シンガポールは東南アジアの中心に位置する小さな島国です。国土は狭いながらも、国際的なビジネスハブとして発展を遂げており、経済的な影響力は非常に大きいといえます。

シンガポールは中国系、マレー系、インド系が主要民族を構成する多民族国家で、英語が公用語として使われていることも移住しやすい理由のひとつに挙げられます。

また、シンガポールは世界でも有数のビジネスフレンドリーな国です。低い法人税率や自由貿易政策により、多くの多国籍企業がアジアの拠点としてシンガポールを選んでいます。

シンガポールと日本の時差

シンガポールと日本の時差は1時間で、シンガポールの方が遅れています。日本が12:00の時、シンガポールは11:00です。サマータイム制度がないため、時差は年間を通じて一定です。時差の小ささは観光や出張、リモートワークの際の負担軽減につながります。

シンガポールの人口

2024年10月の統計によると、シンガポールの総人口は603万6,860人です。その内訳は約74%が中国系、13.5%がマレー系、9%がインド系、その他が3.4%となっています。また、約3割が外国人(永住権者を除く)で構成されており、移住者や外国人労働者が国の経済を支えています。

シンガポールの首都

シンガポールは都市国家であり、特定の「首都」は存在しません。国全体が一つの都市として機能しています。マリーナベイやセントーサ島などエリアごとに特色があり、効率的な都市設計が魅力です。

シンガポールの国旗

シンガポールの国旗は、赤と白の二色で構成されています。赤は普遍的な親愛と国民の平等を、白は永遠の清澄と高潔の象徴です。さらに、赤い部分には三日月と5つの星が描かれており、5つの星は民主、平和、進歩、平等、正義を、三日月は5つの星が理想に向かうこと、つまり国の発展を表しています。この国旗は1965年の独立時に採用されました。

シンガポールの大きさ・面積

シンガポールの国土面積は約720平方キロメートルで、東京23区や琵琶湖よりやや広い程度です。国土が限られているため高層建築が発展しており、また、埋め立てによる土地拡張も継続的に行われています。

シンガポールの気候・天気・気温

シンガポールは熱帯雨林気候に属し、年間を通じて高温多湿です。最高気温は約30℃前後、最低気温は約25℃前後と、季節ごとの気温差はほとんどありません。

雨季と乾季に分かれており、雨季(11月〜3月)は短時間の激しい雨が多く、乾季(5月〜9月)は晴天の日が続きます。服装は軽装が基本ですが、冷房が強い場所が多いため薄手の羽織物を持っておくと便利です。

シンガポールの気温や服装事情については、以下の記事でも解説しています。

>>「シンガポールの季節ごとの服装事情!禁止されるファッションも解説

シンガポールの通貨

シンガポールの通貨はシンガポールドル(SGD)で、2024年11月時点では1SGDが約115円程度です。キャッシュレス決済が広く普及しており、クレジットカードやモバイル決済を利用する人が多い一方で、屋台や一部の店舗では現金が必要な場合もあります。

シンガポールの物価については以下の記事も参考にしてください。

>>「2024最新|シンガポールの物価を徹底解説!生活&旅行費用も

シンガポールは何語?

シンガポールの国語はマレー語ですが、公用語として英語、中国語、タミール語も使用されています。

英語は行政、教育、ビジネスの場で広く使われており、観光客や移住者にとってもコミュニケーションが取りやすい環境です。日常会話では「シングリッシュ」と呼ばれるシンガポール独特の英語方言が使われることもあります。

シングリッシュをはじめとした独特の文化・特徴については以下の記事でも紹介しているので、あわせてご覧ください。

>>「シンガポールの独特な文化や特徴10選!知っておくべきポイントも

シンガポールの観光地

シンガポールの主な観光地には以下が挙げられます。

  • マーライオン:国のシンボルである彫像で、観光客の写真スポットとして有名
  • マリーナベイ・サンズ:屋上プールを備えた豪華ホテルで、夜景が特に美しい
  • ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ:スーパーツリーやフラワードームが見どころの植物園

これらのスポットは観光だけでなく、シンガポールの未来的な都市設計を象徴しています。シンガポールの観光地はまだまだ多くあり、以下の記事では穴場も含めたおすすめの観光地を25か所紹介しているので、ぜひこちらもご覧ください。

>>「シンガポールのおすすめ観光地25選!日数別のモデルコースも紹介

シンガポールの世界遺産

シンガポールの世界遺産といえば、2015年にユネスコの世界遺産に登録されたシンガポール植物園です。東京ドーム18個分の広大な敷地をもつ歴史ある植物園で、特にナショナルオーキッドガーデン(蘭園)は世界最大規模を誇ります。入園料は無料ですが、蘭園のみ有料となっています。

シンガポールの料理・食べ物

シンガポールの食文化は、多民族国家ならではの多様性が特徴です。

  • ラクサ:スパイシーなココナッツミルクベースの麺料理
  • シンガポールチキンライス:茹でた鶏肉と風味豊かなライスの組み合わせ
  • サテ:マレー系の串焼き料理で、ピーナッツソースと一緒に楽しみます

これらの料理はフードコートやホーカーセンターで手軽に味わえます。

シンガポールのお土産

シンガポールの人気のお土産には以下が挙げられます。

  • TWG Tea:高級紅茶ブランド。贈り物におすすめ
  • マーライオングッズ:クッキーや雑貨が観光客に人気
  • ブンガワンソロのお菓子:おしゃれなデザインのクッキー缶が特におすすめ

シンガポール在住者が選ぶおすすめのお土産は以下の記事で紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

>>「シンガポールのお土産!現地女子が本当におすすめする厳選5つを紹介

シンガポールの変換プラグ

シンガポールの電源プラグは3つ穴の「BFタイプ」です。日本のAタイプとは異なるため、変換プラグが必要です。電圧も日本(100V)と異なり230Vであるため、対応機器を使用するか、必要に応じて変圧器を用意しましょう。

シンガポールまで飛行機で何時間?

日本からシンガポールへの直行便は、成田、羽田、関西、中部、福岡空港から利用可能で、所要時間は約7時間です。便数が多く、旅行計画が立てやすいのも魅力です。

シンガポールは何泊必要?

観光を満喫するには最低でも3泊4日は必要といえます。観光地巡り、ローカルフードの堪能、ショッピングを楽しむには4泊5日以上あるとより充実した滞在が可能です。

シンガポールの祝日

2024年の祝日は以下のとおりです。

1月1日

新年 New Year’s Day

2月10~11日

中国正月 Chinese New Year

2月12日

振替休日(中国正月) Substitution(Chinese New Year)

3月29日

聖金曜日 Good Friday

4月10日

ハリラヤプアサ Hari Raya Puasa

5月1日

勤労感謝の日 Labour Day

5月22日

べサックデイ Vesak Day

6月17日

ハリラヤハジ Hari Raya Haji

8月9日

独立記念日 National Day

10月31日

ディーパバリ Deepavali

12月25日

クリスマス Christmas Day

民族ごとの文化や宗教的背景を反映した祝日が多いのが特徴です。

シンガポールの歴史

1400年頃、現在のシンガポールの領域にマラッカ王国が誕生しました。しかし1511年、マラッカ王国はポルトガルに占領され滅亡します。その際、王はマレー半島南部のジョホールに移り、新たにジョホール王国を建国し、現在のシンガポール領域を実効支配しました。

1819年にはイギリスのトーマス・ラッフルズが上陸し、ジョホール王国から許可を得て商館を設立。その後、1824年にシンガポールは正式にイギリスの植民地となり、1832年には海峡植民地の首都に指定されました。

第二次世界大戦中には日本軍による占領を受けましたが、1959年にイギリスから自治権を獲得し、シンガポール自治州が成立します。さらに、1963年にはマレーシアの一州として加入しましたが、わずか2年後に分離独立し、シンガポール共和国が誕生しました。

シンガポールの首相

2024年5月15日、ローレンス・ウォン氏がリー・シェンロン前首相から政権を引き継ぎ、シンガポールの首相に就任しました。シンガポールの政治は建国以来、与党人民行動党(PAP)が強い支持を受け、内政は安定しています。

シンガポールの治安

シンガポールは世界的にも治安が良い国として知られています。犯罪率が非常に低く、公共エリアには防犯カメラが設置されているため、観光客や移住者にとっても比較的安全な環境です。

ただし、厳格な法律と罰則があるため、法律違反には注意が必要です。例えば、公共の場での喫煙やゴミのポイ捨てには厳しい罰金が課されることがあります。

シンガポールの治安や特有のルールについては、以下の記事にまとめています。特に渡航する予定がある方は知らずにルールを破ってしまわないよう、事前に把握しておきましょう。

>> 「【2024】シンガポールの治安が良い理由!治安の悪い場所や注意点も

シンガポールの平均年収

シンガポールの平均年収は2024年時点で約9万SGD(約1,035万円)であり、これは日本の倍以上の水準です(令和4年時点の平均年収は458万円)。

特にITや金融業界ではさらに高収入を得るチャンスがあります。また、外国人向けの求人も多く、スキル次第では大幅な年収アップが期待できます。

シンガポールの年収事情や、日本人が大幅に年収アップを狙える職種については以下の記事を参考にしてください。

>>「シンガポールの平均年収は?高い給与を狙える職種の共通点も解説

参考:AVERAGE SALARY SURVEY「Singapore|Average Salary Survey 2024

国税庁「令和4年分 民間給与実態統計調査

シンガポールに興味が湧いたら

シンガポールは、東南アジアの中でも大きく発展した国のひとつであり、その魅力は経済、文化、生活の全てにおいて際立っています。旅行者にとっては多彩な観光スポットが、移住希望者にとっては高い生活水準とキャリアの可能性が待っています。

もしシンガポールへの移住や就職に興味が湧いたなら、仕事探しには現地の転職市場に精通した人材紹介会社の活用がおすすめです。Good Job Creationsでは現地在住の日本人スタッフが中心となり、求人情報の紹介だけでなくビザの取得や移住後の生活のアドバイスまで、幅広くサポートします。

無料相談も実施しているため、興味のある方はぜひお気軽にお問い合わせください!

>>求人情報の閲覧や無料相談はこちらから

シンガポールへの移住・ビザの詳細に興味がある方には、以下の記事もおすすめです。

>>「シンガポールに移住・転職するメリットと注意点!ビザや条件も解説

東南アジアへの移住先でおすすめの国5選!仕事の探し方も紹介

東南アジアへの移住先でおすすめの国5選!仕事の探し方も紹介

近年、国際化が進んだことで働く場所の選択肢が増え、キャリアアップやコストの低い生活、過ごしやすい生活環境を求めて海外へ移住する人が増えました。中でも東南アジアは、低コストな生活だけでなく、魅力的なキャリアアップの可能性を求める人も含め、多くの注目を集めています。

この記事では東南アジアで移住におすすめの5つの国と、それぞれの国の特徴や生活環境、移住のメリットについて解説します。さらに、移住の際の注意点や仕事の探し方についても触れ、これから移住を考えている方にとって役立つ情報をまとめました。

東南アジアでのキャリアアップを求める方には、シンガポールをおすすめします。シンガポールで給与の高い仕事を探すなら、現地の人材紹介会社Good Job Creationsをぜひご活用ください!

東南アジアへ移住する人が増えている?

東南アジアは成長市場として世界中から注目を集めています。特にシンガポール、マレーシア、ベトナムなどでは日本企業の進出が進んでおり、日本語を生かした職種や、専門スキルを求めるポジションが増えています。

現地での経験は年収が上がる可能性があることや、将来的なキャリアアップにもつながりやすい点が魅力です。さらに、東南アジアの多くの国では英語が公用語、またはビジネスで広く使われているため、語学力を磨きながら働けるのも大きな利点です。

くわえて東南アジアは多文化的であり、移住者を暖かく迎える文化があります。食文化の多様性や自然豊かな環境も移住者にとって大きな魅力です。

中にはリゾート地に住みながら仕事をする選択肢もあり、海や山に囲まれた環境でリラックスした生活も可能です。多くの国の都市部ではショッピングモールや国際的なレストランが充実しており、快適な生活を楽しめるでしょう。

最近ではリモートワークが可能な職種が増え、ますます海外での生活を選ぶ人が増えています。

東南アジアへの移住が人気の理由

東南アジアが移住先として人気が高い主な理由には、以下が挙げられます。

  • ビザを取得しやすい
  • 物価が安い
  • 過ごしやすい気候
  • 比較的安全な国が多い
  • 税制面でお得

それぞれ順に見てみましょう。

ビザを取得しやすい

東南アジアのいくつかの国では、外国人でもビザを取得しやすい制度が整っています。例えば、タイやフィリピンには「リタイアメントビザ」があり、一定の資産を持っている人にとっては非常に魅力的です。

また、インドネシアやマレーシアでは「デジタルノマドビザ」が導入され、リモートワークをする外国人にとって新しい選択肢となっています。

物価が安い

東南アジアの魅力のひとつは、生活費が日本と比べて大幅に安いことです。たとえば、ベトナムやタイでは、家賃や食費が日本の半分以下になることも珍しくありません。これにより、同じ収入でもより豊かな生活を送ることが可能です。

一方で、物価の高い国へ移住することにもメリットがあります。例えば、シンガポールは国際的に見ても物価水準は高めですが、給与水準も非常に高く、物価を上回る収入を得られる可能性があるでしょう。生活コストの安さを求める人も高収入を求める人も、東南アジアはそれぞれのニーズに合わせて移住先を検討できます。

過ごしやすい気候

東南アジアの多くの国は熱帯気候で、年間を通して温暖です。日本のような厳しい冬がなく、寒さが苦手な人にとっては理想的な環境です。雨季と乾季がはっきりしており、天候の変化が少ないため、年間を通じて快適に過ごせます。

さらに、ビーチや山々が近くにあり、自然と触れ合う機会が多い点も魅力です。特にバリ島やシンガポールのセントーサ島などのリゾート地では、仕事と余暇をバランスよく楽しめるでしょう。

比較的安全な国が多い

東南アジアには、治安が比較的安定している国が多くあります。特にシンガポールやマレーシアは犯罪率が低く、外国人にとっても安心して暮らせる環境が整っています。

また、多くのエリアでは外国人向けのコミュニティが発展しているため、情報交換やサポートを受けやすい点も魅力です。こうした環境は、初めて移住を考える人にとっても安心感につながるでしょう。

税制面でお得

東南アジアのいくつかの国では、所得税や法人税が日本よりも低い傾向にあります。シンガポールやマレーシアは特に税制上のメリットが大きく、資産を効率的に運用したい人にとって魅力的な選択肢です。

タックスヘイブンとして知られる地域もあり、これらの国々では海外所得に対する課税が免除される場合も多く、税制をうまく活用することで日本との二重課税を回避することもできるでしょう。

移住先を選ぶ際のポイント

移住後に困らないために、移住先を選ぶ際は以下のポイントを意識しましょう。

  • 治安が良いか
  • 食生活に問題がないか
  • 移住先の言語
  • 医療制度が充実しているか
  • その国の宗教に理解があるか
  • ビザの取得しやすさ

治安が良いか

移住先を選ぶ際の重要なポイントのひとつは「治安」です。外務省の海外安全ホームページなどで最新の治安情報を確認し、日常生活を安全に送れるエリアを選ぶようにしましょう。特に、犯罪率が低い国や外国人向けに安全な住環境が整っている地域をおすすめします。

食生活に問題がないか

移住先での生活が快適かどうかは、食生活に大きく左右されます。多くの東南アジアの料理は日本人の口に合いやすいといえますが、スパイスや香菜を多用した料理は人によっては苦手に感じることがあるでしょう。

移住を決める前には現地に赴き、料理や食材を実際に試すのがおすすめです。また、日本食レストランや日系スーパーがあるかどうか確認することも重要です。アレルギーがある場合は、現地で一般的に使用される調味料や食品に注意し、事前に代替品を準備しておくと安心でしょう。

移住先の言語

現地の言語環境も移住の際には重要なポイントです。東南アジアの多くの国では英語が通じますが、全ての地域で通用するわけではありません。例えば、シンガポールやフィリピンでは英語が公用語として広く使われていますが、ベトナムやタイでは地域によって英語力に差があります。

現地で働くなら、英語が通じるエリアの方がストレスが少なく過ごせるでしょう。また、移住前には基本的な挨拶や日常会話程度の現地語を学ぶことで、スムーズなコミュニケーションが可能になります。現地の人々との信頼関係を築く上でも、言語の習得は役立ちます。

医療制度が充実しているか

移住先の医療制度が充実しているかどうかは、長期的な生活を考える上で非常に重要です。シンガポールやマレーシアなどでは医療レベルが高く、日本語が通じるクリニックも存在します。一方、フィリピンやベトナムでは、都市部では良質な医療を受けられますが、地方では医療施設が限られる場合があります。

移住の際には海外旅行保険や現地の医療保険に加入しておきましょう。海外では通院時に医療費の負担が予期せず大きくなることがあります。特に定期的な通院が必要な方は、現地で該当する医療サービスを利用できるか確認し、安心して暮らせる準備を整えましょう。

移住におすすめの国5選

日本人におすすめの東南アジアの移住先には以下が挙げられます。

  1. シンガポール
  2. フィリピン
  3. マレーシア
  4. タイ
  5. ベトナム

それぞれの特徴やメリットを見てみましょう。

シンガポール

シンガポールは経済成長が目覚ましく、高い収入が期待できる国です。公用語は英語で移民が多いことなどから、外国人でも適応しやすい環境といえます。税制上のメリットも大きく、個人所得税率の低さも魅力です。

生活環境に関しても、医療体制が整備されており、世界トップクラスの病院や日系の医療機関が多数あります。また、都市部には日本食レストランや日系スーパーも多く、日本人コミュニティが活発に活動しています。

移住によりキャリアアップ、年収アップを目指す方や、国際的な環境で生活したい方におすすめです。

シンガポールへの移住やビザの要件などについては、以下の記事も参考にしてください。

>>「シンガポールに移住・転職するメリットと注意点!ビザや条件も解説

フィリピン

フィリピンは、英語が広く通じる点や生活コストの低さが大きな魅力です。マニラやセブ島などの都市部には日本企業が進出しており、日本人向けのサポート体制も充実しています。

リゾート地としても有名なセブ島では、美しいビーチを楽しみながらリラックスした日々を過ごせるでしょう。また、親しみやすい文化とフレンドリーなフィリピン人の性格が、日本人にとっても馴染みやすいといわれています。

のんびりとしたライフスタイルを求める方や、低コストで快適な生活を送りたい方におすすめです。

マレーシア

マレーシアは安全性が高く、英語が広く通じることなどから、日本人の移住者が増えています。特に「マレーシア・マイ・セカンド・ホーム(MM2H)」というリタイアメントビザは、一定以上の資産証明で実質的な永住権を得られることから人気が高まっています。

クアラルンプールなどの都市部ではインフラが整っており、ショッピングや娯楽施設も豊富です。また、日本人向けの学校や医療施設も充実しており、子供の教育環境を考える家族連れにも適しています。

ビザの取りやすさなどから長期的な滞在を計画している方や、快適な都市生活を求める方におすすめです。

タイ

タイは、多様な食文化とフレンドリーな国民性で多くの外国人から人気の国です。バンコクやチェンマイなどの都市部では、ビジネスしやすい環境が整っています。

比較的低コストで快適に暮らしやすく、観光地やリゾート地が多いことから、休日には手軽に旅行を楽しめるでしょう。観光を楽しみながら働きたい方や、アクティブなライフスタイルを求める方におすすめです。

ベトナム

ベトナムは急成長を遂げており、多くのビジネスチャンスがあります。ハノイやホーチミンでは日系企業が増加しており、現地での仕事を見つけやすいといえます。

食材や住居費が安く、生活コストを抑えながら充実した生活を送れるでしょう。また、現地の文化や食生活も日本人にとって馴染みやすいといわれています。新興市場でのキャリア形成を目指す方や、コストパフォーマンスの高い生活を送りたい方におすすめです。

移住に関する注意点

移住を検討しているなら、以下の点に注意しましょう。

  • 現地の文化やルールに従う
  • マネープランを立てておく
  • ネット環境が悪い場合がある

現地の文化やルールに従う

東南アジアに限らず、外国に住む場合は異文化を尊重し、現地の文化やルールに適応する姿勢が必要です。特に宗教的な習慣や礼儀に配慮することは、トラブルを未然に防ぎ、現地の人々との良好な関係の構築に必須といえます。

マネープランを立てておく

移住先での生活費を事前に調査し、無理のない予算を立てることが大切です。異国での生活は思わぬ出費がかさむことがあります。物価が安い国に居住する場合も、急な一時帰国など予期せぬ出費に備えて、貯蓄や緊急資金を余分に確保しておくと安心です。

ネット環境が悪い場合がある

一部の国や地域では、都市部でも通信環境が不安定な場合があります。リモートワークや日常生活に支障がないよう、事前にインターネット環境を確認し、必要に応じてポケットWi-Fiなど個別に通信環境を準備しておきましょう。

移住までに準備しておくこと

東南アジアへの移住を成功させるためには、事前の準備が非常に重要です。以下で移住前に準備すべきポイントを解説します。

ビザ

移住先のビザ取得は、計画を進める上で最優先事項です。各国で必要なビザの種類や条件が異なるため、事前の調査を徹底しましょう。例えば、シンガポールでは就労ビザ(Eパス)や起業家ビザ、タイではロングステイビザやリタイアメントビザが人気です。

ポイント

  • ビザの申請に必要な書類をリストアップし、期限内に揃える
  • ビザの更新条件や有効期限を事前に確認する
  • 専門家や現地のエージェントを活用して手続きの負担を軽減する

シンガポールのビザについては、以下の記事が参考になります。

>> 「シンガポールの就労ビザ|条件と種類一覧、申請の流れ【2024最新】

仕事

移住先で安定した生活を送るためには、仕事を確保しておくことが不可欠です。特に、移住後すぐに働き始めたい場合は、渡航前に内定を得ることを目指しましょう。仕事を探す方法はいくつかありますが、現地の人材紹介会社を活用することで効率的に仕事を紹介してもらえるだけでなく、ビザのサポートも受けられる場合があります。

おすすめの方法

  • 日本企業の現地拠点や関連企業に応募する
  • 現地の人材紹介会社に登録してサポートを受ける
  • フリーランスやリモートワークで収入を確保する

現地の人材紹介会社を活用するメリット・デメリットは以下の記事をご覧ください。

>>「シンガポールの日本人向け求人を探すなら人材紹介会社がおすすめ!

保険

海外での医療費は高額になる場合があるため、適切な保険に加入しておくことをおすすめします。現地の保険や国際的な医療保険を比較し、自分のライフスタイルに合ったプランを選びましょう。

考慮すべきポイント

  • 保険でカバーできる範囲(入院費用、緊急搬送、歯科治療など)
  • 保険会社は日本語対応が可能かどうか
  • 保険料とカバー範囲のバランスを考慮する

シンガポールの医療費事情については以下の記事が参考になります。

>>「シンガポールの保険・医療費事情!日系病院や主な公的病院も紹介

税金に関する知識

海外移住では、税制の違いを理解しておくことが必要です。二重課税を避けるための手続きや、移住後の納税義務について確認しておきましょう。

準備すること

  • 現地の税制と日本の税制の違いを把握しておく
  • 移住後の居住国での税金申告方法を学ぶ
  • 専門の税理士に相談してリスクを軽減する

年収を上げるならシンガポール移住

シンガポールは、東南アジアの中でも特に高い給与水準を誇る国です。日本で働く場合と同じ仕事をしても、シンガポールでは年収が大幅に増える可能性があります。

シンガポールの平均年収は日本円に換算すると1,000万円近く、日本の平均年収は458万円(令和4年分)であることから、倍以上の水準です。シンガポールは多国籍企業が集まる国際的なビジネスハブであり、専門職や高度なスキルの需要が高まっています。

参考:AVERAGE SALARY SURVEY「Singapore|Average Salary Survey 2024

国税庁「令和4年分 民間給与実態統計調査

また、日本人特有の高い技術力や手先の器用さ、接客の質の高さなどは世界でも高く評価されており、シンガポールでも例外ではありません。くわえて日本語話者が必要とされる業務や、現地在住の日本人が日本人のサービスを求めるケースなどもあり、日本人の労働者には高い需要があります。

シンガポールで仕事を探す際には、求人サイトや現地の人材紹介会社を活用し、効率的に情報を収集することが重要です。特に初めての海外就職であれば、親身なサポートを受けながら転職活動を進めると心強いでしょう。

シンガポールへの転職・就職を目指すなら、現地の人材紹介会社Good Job Creationsをぜひご活用ください。求人の紹介だけでなく、ビザの取得や現地での生活に関するアドバイスなども含め、一貫して移住・転職をサポートします。

シンガポールへの転職はGood Job Creations

東南アジアへの移住は、多くの魅力と可能性があります。低コストで快適な生活ができるだけでなく、国によっては大幅なキャリアアップのチャンスを掴めるでしょう。

移住によりキャリア・年収アップを目指す場合は、シンガポールへの移住がおすすめです。現地での仕事を探すならGood Job Creationsにご相談ください。現地の転職市場に精通したコンサルタントが、非公開求人も含めあなたにぴったりの求人情報を提案します。

無料のキャリア相談も実施しているので、ぜひ検討段階の方もお気軽にお問い合わせください!

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シンガポールでのキャリア形成に興味がある方には、以下の記事もおすすめです!

>>「シンガポールの平均年収は?高い給与を狙える職種の共通点も解説

シンガポールで仕事をして感じた10のこと|移住・転職ならGJC

シンガポールで仕事をして感じた10のこと|移住・転職ならGJC

シンガポールで1年働いてみて、仕事や生活面で感じたことを10個まとめました。シンガポールは治安がよく気候も温暖で、過ごしやすい国です!ただそれだけではない魅力やネガティブなことも含め、個人的な感想をお伝えします。

シンガポールでの就職・転職に興味のある方は、求人案内や無料相談を行っているGood Job Creationsのトップページをぜひご覧ください!

1. シンガポールはやっぱり先進国

シンガポールのシンボル、マリーナベイサンズ

シンガポールは小さい国ながら多様な側面があり、約1年経った今でも日々驚きや感心に出くわします。そのなかでも「シンガポールはやはり先進国だ」とあらためて感じさせられる場面が多くあります。

国民の生活水準が高く、金融や物流を中心とした産業は世界トップレベル。ビジネス面でも生活面でも、非常に居心地の良い国です。公共交通機関も整っており、MRT(鉄道)やバスを使えば国内のどこへでも移動できます。

また国内ほぼ全域でGrabなどのタクシー配車アプリが使え、価格もそこまで高くないため、国民の足として活躍しています。買い物を楽しめるショッピングモールはほぼ各駅に存在し、生活面で不自由はありません。日本食スーパーも多く、日本食材が低価格で手に入ります!

東南アジアと一括りに考えられることがよくありますが、シンガポールはそのなかでも発展した国であると感じます。

 2. アジア諸国へのアクセスが良い

シンガポールは「アジアのハブ」といわれるだけあって移動が便利です。チャンギ空港はその美しさや心地の良い空間から、スカイトラックス社が行う「世界ベスト空港(World’s Best Airport)」で、1位を通算12回獲得しています。利用客数、発着数が多いことはもちろん、ダイニングやエンターテイメントなど、空港内の設備も充実しています。

チャンギ空港からは世界各地への直行便が出ており、LCCも多く就航しているため海外旅行がしやすいのも魅力です。私はシンガポールに来て約1年ですでに6カ国を訪れており、同僚、知人にも頻繁に他国へ旅行をしている人が多くいます。

逆にシンガポールに訪れる外国人も多く、街にはビジネスや観光目的で来ている多くの外国人を見かけます。また市内からチャンギ空港へのアクセスも良く、地下鉄で30分程度。ほかにもタクシーやバスなどの交通手段が選べます。

3. 自分を「外国人」と意識する必要がない

シンガポールは中華系・マレー系・インド系など多様な人種が混在する多民族国家です。居住する外国人の割合は約3割と、世界でも例を見ない多さです。街を歩いていると見た目や飛び交う言語がさまざまで、自分がどこにいるのかわからなくなるような感覚があります。

そもそも国民のうち7割強が中華系、2割弱がマレー系、約1割がインド系であり、シンガポール人自体も複数の言語を話します。公用語は英語のため基本的には英語だけで生活できますが、電車の案内などには英語、中国語、マレー語、タミール語の4カ国語で記載されています。

私自身、過去に他国で生活していたときに「自分はここでは外国人だ」ということを意識し過ぎてしまった経験がありました。しかしシンガポールではそのようなことはなく、誰も周りを気にせずに個々がそれぞれ暮らしているような印象を受けます。 

4. 移動時間はもったいない

私はバスで50分ほどかけて通勤していますが、ローカルスタッフには遠すぎると驚かれます。シンガポールは国土が狭く、どこに行くにも移動しやすいのが特徴のひとつです。シンガポール人は基本的に通勤に時間をかけず、職を勤務地で選ぶことも珍しくありません。

日本のように通勤に1時間以上かけるような人はほとんどおらず「日々の時間をいかに有効に使うか」を気にしている人が多いように感じます。

バスの待ち時間がわかるアプリ

シンガポールの交通・通勤事情についてはこちらの記事でも紹介しているので、ぜひご覧ください。

>>「シンガポールの鉄道、タクシー、バスなど交通・通勤事情を解説!

5. 冷房がきつすぎて体調管理が難しい

シンガポールは年間を通して高温多湿のため、基本的に外を歩くと汗ばみます。しかしショッピングモールやバス、電車などの交通機関、オフィスなど、1歩屋内に入ると冷房がかかりすぎていることが多いです。

理由は諸説あるようですが、省エネを意識づけられている私からすると「もったいない」と思うこともしばしば。よくシンガポール人も寒がっているので、なぜここまで寒くするのか疑問です。

そのため体調管理は必須で、特に女性は羽織ものを常に持参している人がほとんどです。冷房によって体調を崩すこともありますが、最近はややきつすぎる冷房も心地よく感じ始めた自分がいます(笑)

 シンガポールでの服装やオフィスでの冷房問題については下の記事でも紹介しています。こちらも参考にしてください。

>>「シンガポールの季節ごとの服装事情!禁止されるファッションも解説

6. 日本の外食はクオリティが高い

海外に来てあらためて感じたのが、日本はとにかく生活がしやすいこと。特に、日本の外食クオリティの高さには驚きます。

シンガポールでもおいしい日本食やイタリアンなどの洋食は食べられますが、値段が高い!また、シンガポールは酒税が高く、レストランでビールを頼むと1杯1,000円以上かかることも少なくありません。そのため日本のように手軽に外食をすることには少し抵抗があります。

7. いろいろな人と関われる

居住者における外国人の割合が約3割のシンガポールでは、日々さまざまな国籍、バックグラウンドをもつ方と出会います。職業柄、求職者の方と面談することが多いのですが、アジアだけでなく世界各地の方がシンガポールでの転職や移住を検討している印象です。

近年、外国人のビザ取得が徐々に厳しくなっているものの、まだまだ間口は広げられており多くの方にチャンスがあります。興味のある方はぜひトライしてみてください!

プラナカンエリアの建物。いたるところに文化的背景のある建物がある。

8. 海外で働くことは特別なことじゃない

シンガポールでも数多くの同世代の日本人が活躍しています。プライベートで平成3年会というグループを運営しており、すでに約50名もの方が参加してくれています。シンガポールに来ている理由はさまざまですが、大半は仕事です。

私がシンガポールに来る当時、日本でまわりに海外就職を考えていた知人はほとんどいませんでしたが、出会っていなかっただけだと気づきました。

なかには英語が話せない人や、会社都合で泣く泣く来ている人もいますが、それぞれ活躍しておりシンガポールで働くことは特別なことではないと強く思うようになりました。 

9. 不便なこともたくさんある

ここまで「良いこと」を多く書きましたが「悪いこと」「不便なこと」も多くあります。

たとえば病院。私はあくまでも外国人なので、国の健康保険には加入できません。そのため、基本的には自己負担です(。その場合、普通の風邪でも診察と薬で3万円かかるなんて話もあるようです(もちろん、企業によっては保険を用意してくれるところはあります)。

また、不動産価格は東京よりも高く、賃貸であっても毎月の出費は大きいです。Studioと呼ばれる一人暮らし用のワンルームは基本的に月10万円以上するため、単身者はシェアルームに住む人が大半です。

ほかにも、おいしい日本食やお酒が高いこと、日本語が通じないこと、雨が多いことなど、挙げればキリがありません。しかし、これらのような「不便なこと」を踏まえても、シンガポールに住む価値は十分あると思っています。

10. 日本よりも目的意識をもって生きている人が多い(ように感じる)

海外で出会う日本人、その他の外国人は、何かしらの目的意識をもって生きている人が多い印象です。そのような環境に身をおいて生活するのは刺激的であり、自分の生活に対する危機感も生まれます。

特に理由があってシンガポールに滞在している外国人に会う機会が多いため、そのたびに考えさせられます。

シンガポールは、刺激的な環境でキャリアアップを目指したい方に適した環境です。興味のある方はぜひご相談ください!

会社での集合写真。みんな良い笑顔です。

シンガポールでの仕事・生活に興味があるなら

個人的な話をたくさんしましたが、私は20代のうちに海外移住、そしてシンガポール就職にチャレンジしてよかったと本当に思います。シンガポールへの就職・転職に興味がある方は、Good Job Creationsの無料相談をご利用ください!

転職が初めての方、シンガポールを訪れたことがない方でも安心できるよう、経験豊富なコンサルタントが徹底的にサポートします。正社員だけでなく、時短やパートタイムの求人も紹介できるので、まずはお気軽にご相談ください!

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シンガポールでの就職・転職に興味がある方には。こちらの記事もおすすめです!
>>「シンガポールで働く大手企業出身者が語る!日本とのギャップや内情

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ライター紹介

Masaki Hamaguchi / Good Job Creations

日本の広告代理店で勤務後、さらなるキャリアアップを目指して来星。ボランティア、インターンシップ、バックパッカーとして約30カ国を訪れた経験を生かし、転職支援を行っています。

シンガポールのお土産!現地女子が本当におすすめする厳選5つを紹介

シンガポールのお土産!現地女子が本当におすすめする厳選5つを紹介

「シンガポールのお土産って何が有名なの?」 「何を買えばいいの?」
そんな疑問に答えるべく、女子ウケ抜群!男性にももちろんGOODな、シンガポールのおすすめお土産5選をお伝えします!

マーライオンチョコ・クッキーやTWGの紅茶はメジャーですが、現地スタッフだからこそ伝えられる隠れた名品も紹介します。また、シンガポールへの移住や転職に興味がある方は、Good Job Creationsのトップページをご覧ください。無料相談も実施しています!

見た目もかわいいEllips(エリップス)のヘアオイル

女子におすすめなのがEllipsのヘアオイルです!バリ島発の天然系ヘアオイルで、カプセルタイプなので毎回フレッシュな状態で使えます。

ピンク・イエロー・パープルなど、カラーによって香りや効果が異なるので、いろんなタイプを買ってみてプレゼントする相手に合わせられます。広げるとカラフルでかわいらしいのもポイント高いです!

さらに嬉しいのは1パック数百円程度で購入できる良心価格!ばら撒き土産にもってこいです♪日本で買えるところもあるようですが、軽くてかさばらないのでちょっとしたお土産にとても喜ばれます!

女子におすすめ!アーユルヴェーダ石鹸

普段なかなか石鹸を利用することがない私ですが、お肌に良いと聞いてそれ以来はまっているのがアーユルヴェーダ石鹸です!

アーユルヴェーダとはインド大陸の伝統医学です。アーユルヴェーダにもとづき天然成分を配合して作られた無添加石鹸(100%植物性)で、お肌に優しくシンガポール在住者にも人気の商品です。

日本で購入すると2,000円程度の高価なものまであるようですが、シンガポールでは半額以下で買えることが多く、ガイドブックでよく紹介されています。

アーユルヴェーダ石鹸は大手薬局などで購入できますが、リトル・インディア地区にある人気の大型ショッピングセンタームスタファセンターでは割安価格で購入できることが多くおすすめです!

香りやパッケージの種類が多く、これもばら撒きお土産にぴったりです!石鹸なので若干重くなってしまいますが、日本で買うことを考えたら大量購入するのも悪くないかも……!

個人的には、このバラのパッケージの石鹸が香りも良くおすすめです。

高級感がある木箱入りのムレスナティー

これは私が初めて日本に帰国した際にお土産として購入して、とても喜ばれたものです。個人的にはTWGの紅茶よりも女子受けが良い印象です!

まずパッケージがかわいい!マーライオンやガーデンズバイザベイなどのデザインがプリントされている木箱に入っていて、思わずジャケ買いしました。

中身はスリランカの紅茶ブランド、ムレスナティーという紅茶です。木箱に入っていてばら撒き土産というより、高級感があってしっかりしたお土産として購入するのに良いですね。職場の上司や、家族へのお土産におすすめです!

お茶の種類もマンゴーティーパイナップルティーなど、シンガポールらしい珍しいフレーバーが多いのも魅力です。

ほかにも紙のボックスに入った可愛らしい紅茶のシリーズもあるので、ぜひお気に入りのパッケージを見つけてください♪

少し変わった面白いお土産ならタイガーバーム

タイガーバームは珍しいものが好きな人や、肩こりがひどそうなハードワーカーなお友達におすすめのお土産です!

タイガーバームは肩こりや腰痛、筋肉痛などに効果があるとされている、軟膏タイプの鎮痛剤です。シンガポールの企業が開発し、100年近くアジアを中心に約100カ国で販売されています。

しかしこのタイガーバーム、日本でいう湿布のような独特な匂いがします。あまり密集したエリアでの使用はおすすめできないため、大きなサイズを購入してもなかなか使い切れません。

でもせっかくだから試してみたい!という方におすすめなのは、トラベルサイズのタイガーバーム!

お値段もお手ごろで、気軽に試せます。旅行疲れを癒す目的でご自身のために1つ購入するのも良いですね!

湿布タイプもあります♪

食べ物のおすすめはジャーキー

最後に、もっともおすすめしたいのがコチラ!!(※ただし日本へ持ち帰りできません)チャイナタウンやショッピングモール内などに店舗がある、シンガポールで人気のジャーキーです!

お肉の種類と味が選べて、なんといってもお酒のつまみに最高です!!店頭表示ではグラムあたりの値段が書いてありますが、欲しい枚数を指定して購入することもできます

個包装のものもあるので、みんなで分けてもOK!

しかし!!!!!!こちらは肉製品なため、日本への持ち込みは禁止されています!)

日本人の口に合うような甘辛い味付けのやわらかいジャーキーです。ぜひシンガポール国内で味わってみてください!

(参考:政府広報オンライン「要注意!海外から肉や肉製品の持込みは禁止! ASF(アフリカ豚熱)等の家畜の伝染病の侵入を防ぐためです。」)

シンガポールに住みたいと思ったら

今回はシンガポールでおすすめのお土産を紹介しました。海外就労のきっかけは海外旅行から!という方も多くいらっしゃいます。「海外で働くって何から始めたらいいの?」と思っている方は、まずはお気軽にご連絡ください!

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ライター紹介

Yuka Kobayashi / Good Job Creations

東京の大学に進学後、約3年半日系IT企業でのコンサルティング営業を経験。学生時代の留学経験をきっかけに海外転職の道に。2015年冬に来星し、現在は人材紹介会社にて求職者向けの転職支援をしています♪常にポジティブマインド!皆さんのキャリアの後押しができるよう日々奮闘中です!