2024年最新!シンガポール入国手続き|申請方法や禁止事項も解説
シンガポールには魅力的な観光地が多く、また各国からのアクセスの良さなどから、毎年多くの観光客が訪れます。シンガポール入国時には、手続きや書類の提出が必要です。また、シンガポールには特有の禁止事項がいくつかあることにも、注意しなければなりません。
本記事では、2024年時点のシンガポール入国手続きについて、申請方法や禁止事項をわかりやすく解説します。また、シンガポールはビジネスチャンスの多さや治安の良さから、観光だけでなく転職・移住先としても人気の国です。
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シンガポール入国に関する最新情報
まずは、2024年11月執筆時点でのシンガポールの入国に関する情報をまとめます。
シンガポールでは、30日以内の観光や短期の商用目的での滞在であればビザは不要です。ただし、入国時には出入国カードの提出が必要です。詳しい書き方・申請方法は後述します。
また、新型コロナウイルスやワクチンに関連する制限や証明書の提出などは、2023年2月以降撤廃されました。
ただし、この記事内で紹介する情報は変更される場合があるため、渡航前には公的機関の情報をご確認ください。最新の情報は以下のページが参考になります。
>>外務省「外務省海外安全情報|シンガポール」
>>在シンガポール日本国大使館「トップページ」
シンガポール入国に必要な書類・手続き
2024年11月現在、シンガポール入国時に必要な書類は、残存期間が6か月以上のパスポートと、出入国カードです。直前に焦ることのないよう、スムーズな入国のために準備しておきましょう。
出入国カードの申請方法
シンガポールでは、出入国カード(電子入国カード・健康申告書:SG Arrival Card with Electronic Health Declaration)が導入されています。
出入国カードは現地で記入・提出も可能ですが、入国の3日前からオンラインで申請できます。提出せずに渡航する場合は入国審査で時間がかかることがあるため、できれば出発前に申請しておきましょう。
申請手順
- シンガポール入国管理局(ICA)の公式ウェブサイトにアクセス
- 「Submit SGAC」→「Foreign Visitor」の順にクリック
- フォームに情報を入力
記載事項は以下のとおりです。
- シンガポール到着日
- パスポート情報
(氏名・パスポート番号・有効期限)
- 個人情報
(性別・生年月日・国籍・出生国・居住地・メールアドレス・国番号(日本であれば81)・携帯番号)
- 健康状態などの申告
(過去に異なる名前のパスポートでシンガポールに入国したか・発熱や咳、嘔吐などの症状の有無・シンガポール到着の6日前に黄熱症の感染リスクがある国を訪れたか)
- 移動に関する情報
(到着前の最終滞在地・旅の目的・入国手段・飛行機のフライト番号)
- 滞在中に関する情報
(宿泊先・宿泊先の名前・シンガポール出発日・出発後の到着場所)
申請が完了すればメールで許可証が送られるので、搭乗時や入国時に提示できるよう保存しておきましょう。
査証(ビザ)について
日本人であれば、観光目的での短期滞在ではビザが不要です。商用目的の渡航に関しても、一定の条件下であればビザなしで滞在できます。例えば、シンガポールで以下のビジネスを行う場合は申請が不要です。
- 社内会議への出席
- ビジネスパートナーとの会議
- 研修旅行や視察旅行
- 展示会に参加者として参加
- 研修・セミナー・ワークショップに訪問者として参加
その他の商用目的でも、条件によっては到着後に就労ビザの免除申請手続きが必要です。また、ビザなしでの商用目的の滞在は年間90日まで申請できます。ただし、1回の滞在は30日間までです。
上の条件に当てはまらない場合はEPパスやSパスなど、就労ビザの申請・取得が必須です。EPパスやSパスをはじめとした、シンガポールのビザの種類や申請に関する情報の詳細は以下の記事をご覧ください。
>>「シンガポールの就労ビザ|条件と種類一覧、申請の流れ【2024最新】」
参考:シンガポール人材開発省(MOM)「Eligible activities for a work pass exemption」
シンガポール入国・滞在前に推奨する手続き
必須ではありませんが、シンガポールに渡航する場合は海外旅行保険への加入と、たびレジへの登録をおすすめします。
シンガポールは医療費が非常に高額です。医療費を補償する海外旅行保険に加入することで、緊急時の医療費負担を軽減できます。シンガポールでは政府が推奨する保険会社もあるため、保険を選ぶ際は参考にすると良いでしょう。
たびレジは、外務省による海外の安全情報を無料で配信するサービスです。事前に渡航予定を登録しておくことで、滞在先で緊急事態や事件・事故などがあった際に情報を受け取れます。
情報を受け取ることだけを目的に、日本国内の家族なども追加で登録が可能です。シンガポールは治安が良いといってもトラブルが全くないわけではありません。登録しておくと安心できるでしょう。
シンガポールの医療費や治安については、以下の記事にもまとめています。
>>「シンガポールの保険・医療費事情!日系病院や主な公的病院も紹介」
>>「【2024】シンガポールの治安が良い理由!治安の悪い場所や注意点も」
シンガポール入国の流れ・手続き
シンガポールに入国するまでの流れと、入国時の注意点を紹介します。
入国審査
シンガポールのチャンギ空港は自動化ゲートが採用されており、入国審査が非常にスムーズです。また、2024年8月からはパスポート不要の顔認証システムが段階的に導入され、さらなる利便性向上が期待されています。
シンガポールに入国するまでに、出入国カードの申請時に記載したメールアドレスへe-Pass(電子訪問パス)が送られます。滞在可能期間などが記載されているため、受信したら必ず確認し、入国時にはスムーズに出せるよう準備しておきましょう。
税関申告ではたばこ・ガムに注意
シンガポールでは、たばこや電子タバコ、チューイングガムなど、持ち込みが厳しく規制されている品目があります。たばこは高額な関税がかかるため、持ち込む際には税関での申告が必須です。
また、電子タバコやチューイングガムに関しては持ち込み禁止であり、所持が見つかっただけで罰金の対象となることがあります。ほかにも、医薬品の持ち込みもトラブルを避けるためには、医師による英訳の処方箋をあわせて携行しましょう。
シンガポールに渡航する前には、国内で禁止されていることを一通り把握しておくことをおすすめします。以下の記事にシンガポール特有の法律やルール、禁止事項などをまとめているので、ぜひあわせてご覧ください。
>>「【2024】シンガポールの法律・ルール|やってはいけないこと一覧」
シンガポールから帰国する際に推奨する手続き
日本に帰国する際、事前にVisit Japan Webへ登録しておくことで、帰国後の日本での入国審査がスムーズになります。
登録方法は、オンラインで事前に個人情報や渡航情報を入力するだけで完了し、到着後の審査で時間を節約できます。特にビジネス渡航などで頻繁に出入国する方には、利便性が高くおすすめです。
シンガポールへの移住・転職に興味があるなら
シンガポールは旅行客が多いだけでなく、治安の良さや温暖な気候、給与の高さなどから、世界中から移住者が集まる国です。また、転職やキャリアチェンジを考える日本人のビジネスパーソンからも人気が高まっています。
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シンガポールへの移住・転職に興味がある方には、以下の記事もおすすめです。
>>「シンガポールに移住・転職するメリットと注意点!ビザや条件も解説」
>>「シンガポールの平均年収は?高い給与を狙える職種の共通点も解説」
シンガポールでの滞在を楽しもう!
シンガポールは入国手続きがスムーズで各国からアクセスが良く、観光にもビジネスにも便利な国です。しかし、独自の厳しい規制もあるため、事前に持ち込み禁止品やビザ情報を確認し、トラブルを避けることを意識しましょう。
シンガポールは、キャリアアップを目指す日本人プロフェッショナルにとって最適な環境です。金融、テクノロジー、製造業など、数多くの日本企業が進出するシンガポールは、ビジネスチャンスに溢れています。
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シンガポールへの短期滞在なら、こちらの記事もあわせてご覧ください。