シンガポールで働く場合の福利厚生や仕事を見つける方法を解説!

シンガポールで働く場合の福利厚生や仕事を見つける方法を解説!

シンガポールは治安の良さや成長性の高さなどから、移住・転職先として人気が高まっています。この記事では転職先としてのシンガポールに焦点を当て、働く場合の福利厚生や仕事の見つけ方、シンガポールで働くメリット・デメリットなどを紹介します。

また、Good Job Creationsではシンガポールで働きたい方に向けて、無料相談を実施中です。福利厚生など希望の条件に合った求人も探せるので、ぜひお気軽にご相談ください!

シンガポールで働くメリット・デメリット

まずはシンガポールで働くメリットとデメリットを知っておきましょう。それぞれ主なものを紹介します。

シンガポールで働くメリット

シンガポールで働く主なメリットには以下が挙げられます。

  • 英語が通じる
  • 税金が安く給与水準が高い
  • 年間を通して暖かく過ごしやすい
  • 治安が良くインフラが整っている

シンガポールは公用語が英語であり、多様な国籍の人種が集まる多民族国家です。他民族に対して寛容であり、さまざまな文化に触れられる環境といえます。

また給与水準が高く税金が安いことから、転職や駐在で移住する場合、手元に残る金額は日本で働くよりも多くなりやすいでしょう。さらに気候や治安の良さから、生活しやすいことも移住先として人気の理由の1つです。

シンガポールで働くデメリット

シンガポールへの移住を検討するなら、デメリットについても知っておきましょう。主なものとしては以下が挙げられます。

  • 物価が高い
  • ビザの取得が難しい
  • ルール・法律が厳しい

シンガポールは物価が高く、基本的に生活費が日本よりかかります。特に住宅費や教育費などは高く、家族で移り住むにはハードルが高いでしょう。また、ビザの取得も簡単ではありません。移住を目指すなら人材紹介会社を利用するなどの方法がおすすめです。

生活面に関してはルール・法律が厳しいことに注意しましょう。例えばゴミのポイ捨てやガムの持ち込み、公共スペースでの喫煙・飲酒などは罰則があります。

より詳細なメリット・デメリットやビザの種類などについては、以下の記事にもまとめているので、ぜひ参考にしてください。

>>「シンガポールに移住・転職するメリットと注意点!ビザや条件も解説

シンガポールの福利厚生

日本の福利厚生では有給休暇や通勤手当などが代表的です。

シンガポールには日本では馴染みのない福利厚生があったり、企業によって大きく異なったりする場合があります。福利厚生はクオリティ・オブ・ライフに直結するため、シンガポールでの就職を目指すなら十分把握しておきましょう。

代表的な福利厚生は以下のとおりです。

  • Annual Leave(有給休暇)
  • Sick Leave (病欠休暇)
  • Annual Medical Claim (医療手当)
  • Transport Allowance (通勤手当)
  • Business Trip Allowance (出張手当)
  • Car Allowance (車両手当)
  • Over time Allowance (残業手当)

以下で紹介する内容は企業によって多少異なる部分があるため、詳細は雇用時の契約書を十分確認してください。

Annual Leave(有給休暇)

日本と同様に、給与を受け取りながら休暇を取得できる制度です。日本では法定で日数が決まっていますが、シンガポールでは3か月以上勤務した者は年間7日、以後1年ごとに1日ずつ追加され、最大14日の有給休暇が使えます。

また、余った有給を翌年に持ち越せるかどうかなどは企業によって異なるので、契約書の文面を十分チェックしましょう。

Sick Leave (病欠休暇)

日本では見慣れない規程ですが、シンガポールでは病気やケガで休みを取る場合、先述のAnnual LeaveではなくこのSick Leaveという休暇を使用できます。

ただし、医療機関で医師から診察を受けて、医師の診断書であるMedical Certificate(MC)を取得する必要があります。一般的にSick Leaveは有給休暇と別枠で、最大14日間の取得が可能です。

Annual Medical Claim (医療手当)

シンガポールには日本とは違って皆保険制度がなく、また医療費の水準も高いため、企業が従業員のプライベートでのケガや病気の治療費までサポートするのが一般的です。

シンガポールの企業にはAnnual Medical Claimという福利厚生があり、年間決まった金額を上限に治療費を会社に請求できます。

これもいざという時に自分を助けてくれる手当なので、内定時に十分確認しましょう。福利厚生に手厚い企業であれば、キャッシュレスで病院の治療を受けられる外資系保険会社の保険パッケージに加入している企業もあります。その場合請求前に自前で払う必要もありません。

ただし、手術が必要となるような大ケガや大病は、規定の金額ではカバーしきれない場合があるため、心配な方は別途自身で医療保険に加入されることをおすすめします。

シンガポールの民間保険や医療・病院事情は以下の記事でも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

>>「シンガポールの保険・医療費事情!日系病院や主な公的病院も紹介

Transport Allowance (通勤手当)

自宅からオフィスまでの通勤費を補填する手当です。シンガポールは日本と比較すると交通費が安いため、通勤手当を設定していない企業が多い傾向にあります。

ただし安くても毎日となると塵も積もって大きな金額になるので、もし内定先に通勤手当がついていれば恵まれていると思って良いでしょう。

Business Trip Allowance (出張手当)

海外出張の際に、日数に応じて支払われる手当です。特に商社やメーカーで働く場合は月の半分が海外出張というケースもあり、出張手当の有無で月給が大きく変わります。

一般的には1日あたりの手当を、出張する地域に応じて設定している企業が多いといえます。

Car Allowance (車両手当)

自分の私用車を社用として提供した場合の手当です。日本では珍しい手当ですがシンガポールでは自動車が高価なため、従業員が私用車を営業者として使用する場合に手当が支給されます。

月にS$500ほど支給されることもあるため、もし自分の車を営業車として使用する業務が想定される場合は、事前に雇用契約書を確認しましょう。

Over time Allowance (残業手当)

シンガポールでの労働時間は以下のように規定されています。

  • 週休2日以上 1日9時間(ただし週44時間を超えない)
  • 上記以外 1日8時間(ただし週44時間を超えない)

それ以上の時間を就労した場合には残業手当が支払われます。また、残業手当を申請できる労働者は以下のとおりです。

  • 肉体労働者(Workman) 月額給与 S$4,500以下
  • 一般労働者(Non-workman)月額給与 S$2,600以下

残業手当は通常時間給の1.5倍で計算されます。

(参考:日本貿易振興機構(ジェトロ)シンガポール事務所「シンガポールの労働法制について 」)

シンガポールで働くには

シンガポールで働く方法としては、以下が一般的です。

  • 日本企業の駐在として働く
  • 現地企業に就職・転職する
  • インターンシップやワーキングホリデーで働く

海外駐在員として働く方法は高い給与が見込まれるうえ住居も提供され、安定した生活を送れるでしょう。ただし希望通り駐在として選ばれ、シンガポールに赴任されるかどうかはわかりません。

現地のシンガポール資本の企業や日系企業での就職・転職には、ビザ取得の問題があります。現地エージェントなどを利用して求人の紹介を受けて応募、ビザのサポートまで受けるのがおすすめです。

くわえて年齢の上限がありますが、インターンシップやワーキングホリデーでひとまず働く方法もあります。まずはシンガポール企業の環境を知りたいといった考えなら、手段の1つとして良いでしょう。

シンガポールで働くならGood Job Creationsにご相談ください

シンガポールは給与水準が高く安全性が高いことから、移住・転職先として人気が高まっています。仕事を探す際には給与や勤務内容は当然ですが、福利厚生などもチェックしてみましょう。

上記以外にも、会社によっては健康診断受診の補助や結婚した際に休暇がもらえる制度など、さまざまな福利厚生があります。

シンガポールで働きたい方は、Good Job Creationsにご相談ください!経験豊富なコンサルタントが、あなたの希望に合った求人紹介や転職・就職のサポートを行います。無料相談も行っているので、興味がある方はぜひお気軽にご利用ください!

>>無料相談はこちらから

シンガポールへの転職・就職・移住に興味がある方には、以下の記事もおすすめです。

>>「シンガポールで働く大手企業出身者が語る!日本とのギャップや内情

ライター紹介

Satoshi Kitagawa / Good Job Creations

日本の上場企業での人事職を経て2011年に来星、現在はシンガポールの中堅人材紹介会社で代表を務める。キャリアプランニングのモットーとしては「とりあえず夢・目標を設定してみて、まずは一生懸命やってみる。違うと思ったら軌道修正。」

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