シンガポール|商社の求人情報&実際に働く方のインタビュー

シンガポール|商社の求人情報&実際に働く方のインタビュー

シンガポールは給与水準の高さや治安の良さ、快適な気候などから、転職先として移住する日本人が増えています。特に、諸海外を相手にビジネスを進める商社は人気の高い業界です。

この記事では、シンガポールの商社で働くGさんへのインタビューをまとめました。また、現地の最新の求人情報を調べる方法も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

シンガポールでの商社の求人を探す方法

インタビューの前に、シンガポールの求人情報は以下のサイトから確認できます。

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Gさんの仕事内容や経歴

インタビュアー:本日はよろしくお願いします。まずは簡単な自己紹介と、シンガポールでの現在の仕事内容を教えてください。

Gさん:1985年横浜生まれで、父親の転勤によりイギリス・ドイツ・アメリカ・日本で育ちました。

  • 幼少期:イギリス
  • 幼稚園~小学校:ドイツ
  • 小学校卒業:日本
  • 中学~高校:アメリカ
  • 高校~大学:日本

このように幼少期から海外を転々としてきました。大学卒業後は日本での就労を経て、2012年からシンガポールで勤務しています。

仕事中のGさん
「日本支社から地域本部へ社内転職」外資系商社勤務 Gさん

現在は外資系の食品商社にて、アジア・オセアニア地域における物流ネットワークの構築が主な業務です。そのなかでも、僕の担当は物流に関わるバックオフィス業務の統合、委託を行っています。

インタビュアー:外資系はグローバルな経歴を活かせそうですね。業務はほぼ英語でしょうか?

Gさん:仕事はすべて英語で行いますね。

日系以外で働くためには、ある程度の英語能力は必須です!抜け道として外資の日系担当というポジションもありますが……。

インタビュアー:現職の前はどのような仕事をされていましたか?

Gさん:日本で証券会社や石油輸出入関連会社の勤務を経て、現在の外資系食品商社に転職。2012年に同商社のシンガポール アジア・オセアニア本部に転籍しました。

僕の場合は少し変わっていて、内部異動ではなく社内転職になりました。つまり日本からの出向ではなく、シンガポール現地法人の直接採用として働いています。

インタビュアー:日本での同企業での経験も活かせる転職ですね。

この社内転職のきっかけは、やはりGさんの豊富な海外経験を踏まえたものでしょうか?

Gさん:先ほどもお伝えしたように、僕の場合がシンガポールに来たきっかけは社内転職のため、一般的な転職とは異なります。

ですが、過去の転職からも「自分は得意な英語やコミュニケーション能力を生かせる仕事に就いた方がステップアップできるのでは」と考えていました。

また、自分の苦手な部分を伸ばすより、得意分野で仕事をすることの方が自分にとって大事だと思ったので、今回のシンガポールへの社内転職に踏み切りました。

Gさんと同僚
得意な英語やコミュニケーション能力を活かせる仕事を

シンガポールの魅力

インタビュアー:シンガポール以外の国への社内転職もあったのではと思いますが、シンガポールを選んだ理由はありますか。

Gさん:日系の会社でも最近多いのですが、多くのグローバル企業は税制の問題や地理的な理由で、シンガポールにアジアの本部を置いていますよね。

僕が働いている会社では、地域本部以外の各国支社には限られた範囲の仕事しか存在しません。ですので、キャリアアップを考えたとき、必然的に「本部で働くことがキャリアアップの道」となります。

日本で働くうちは日本以外での仕事は極端に少ないです。これは、多くの外資系の会社がポジション採用・地域採用制をとっているためです。日本に存在しない仕事をするためには、シンガポールに来ることは必然でした。そしてこの地域採用制のために、僕は一度日本支社を退社し、シンガポール本部へ再入社しました。

また、仕事以外のポイントですが、シンガポールは年中暖かく、趣味のゴルフやサーフィンが楽しめるのが魅力です。チャンギ空港まで30分、そこからバリやその他のサーフスポットまで2~3時間の飛行時間はあまり苦にならず、週末の休みだけで十分趣味を楽しめます。

サーフィンをするGさん
シンガポールは年中暖かく、趣味のゴルフやサーフィンが楽しめるのが魅力

就職活動の内容と今後について

インタビュアー:仕事でもプライベートでもシンガポールで充実した時間を過ごされているようですね。社内転職はどのような就職活動だったのでしょうか?

Gさん:就職活動と呼ぶものかわかりませんが、僕の場合は日本の支社で働いていたとき、トレーニングでシンガポールに来ることがありました。その際にシンガポールのボスと話すチャンスがあったのがきっかけでした。

なお、海外でよく聞くのは、LinkedInなどのSNSを通じてつながったリクルーターから仕事のオファーを受けるケースです。そのようなSNSを活用した転職活動も参考になるかもしれません。

日本から仕事を探して移住するなら、現地エージェントの利用がスムーズでしょう。特に日本人が対応してくれるエージェントなら、気軽に相談しやすいと思います。

インタビュアー:今後Gさんはどういうキャリアを描かれていますか?

Gさん:日本のキャリアの作り方とは違い、私の働いている会社では定期的な部署異動というものはありません。これは他の外資の会社でも同じだと思います。

必然的に専門性が高まっていくので、それを活かしたキャリアアップを、他社や他地域での就労を視野に入れて考えています。

Gさんの写真
今後は専門性を活かしたキャリアアップを

インタビュアー:これから海外転職を考えている方へメッセージをいただけますか?

Gさん:他の国で働くということは、思っている以上に大変なこともあります。ですがそれ以上に見返りもあります。「日本人である限り、自国で働くことはいつでもできる」くらいの気持ちでチャレンジしてほしいです。

モノ、サービスの国境がなくなっていくなか、人間もそれに対応していかなければならないと思っています。頑張ってください!

インタビュアー:Gさん、ありがとうございました!

シンガポールでの仕事探しはGood Job Creations

Gさんの就職活動は少しまれな例でしたが、多くの方におすすめできる海外での仕事の探し方は、現地の人材紹介会社を利用する方法です。

シンガポールの転職エージェントGood Job Creationsは、現地在住の日本人スタッフが中心となり、希望者の転職活動・移住を支援します。商社を含めさまざまな業界・業種の募集情報を豊富に扱っており、希望に合った求人をご紹介します。

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シンガポールへの移住に興味がある方には、以下の記事もおすすめです。

>>「シンガポールに移住・転職するメリットと注意点!ビザや条件も解説」

ライター紹介

Yuka Kobayashi / Good Job Creations

東京の大学に進学後、約3年半日系IT企業でのコンサルティング営業を経験。学生時代の留学経験をきかっけに海外転職の道に・・2015年冬に来星し、現在は人材紹介会社にて求職者向けの転職支援をしています♪常にポジティブマインド!皆さんのキャリアの後押しができるよう日々奮闘中です!

シンガポール移住で後悔しないために!1年で帰国した私の体験談

シンガポール移住で後悔しないために!1年で帰国した私の体験談

「シンガポールに来たは良いけど、私は一体いつまでここにいるんだろう」

現地採用として就職した人なら誰もがぶつかるこの疑問。私たち現地採用組は、シンガポールにいつ来て、いつ発つかも自由。すべて自分の決断に委ねられています。

多くの人が、シンガポールに来る時期は決めていても「いつシンガポールを去るのか」「シンガポールで働いた後はどうするのか」まで明確に見えていないようです。

シンガポール就職は私たちの未来にどうつながるのか。今回は私の経験をもとに、シンガポールの去り時とその後の進路についてお伝えします。

シンガポールへの移住・就職に興味がある方は、現地の人材紹介会社Good Job Creationsをご活用ください。無料の転職相談も実施しています!

シンガポールで「とりあえず3年」は絶対にありえない選択肢

雨のシンガポールのイメージ

私はとにかく「アジアでビジネスを新たに立ち上げたい」「海外で働いた実績を作りたい」という漠然とした憧れだけを胸に、シンガポールに降り立ちました。

「まずは行動あるのみ。2~3年働いてみて、後のことはそのとき考えれば良い!」

行動さえすれば実力は後からついてくるだろうという根拠のない信念と、まだ若いからなんとかなるという安易な考えだけでシンガポールまでやってきた私。ところが入社1か月で壁にぶつかり、その考えの浅はかさにすぐ気づくことになりました。

具体的には、転職先の仕事内容が聞いていた内容と違ったことが発覚し、進路に陰りが見えてきたのです。

新規事業の立ち上げ(英語ではBusiness Development)をやる気満々で就職したにもかかわらず、任されたのは新規開拓営業(同じく英語ではBusiness Development)。Business Developmentの意味を取り違えるという致命的なミスでした。

シンガポールで働けてはいるものの、日本語で日系企業へテレアポを繰り返す日々。「これで良いのだろうか。日本にいるのと変わらないのでは……」私の不満と焦りは募る一方でした。

「とにかく3年は我慢しろ」と上司から諭されましたが、当時30歳をすぎていた私にとって「とにかく3年」という新卒をなだめるためのキャッチコピーは響きません。

日本で築いた一切を捨ててやって来たシンガポールで、この状態から漫然と過ごす3年は絶対にありえない。このとき、初めて具体的に「いつまでこの国にいるのか」と、シンガポール就職の出口を意識するようになりました。

「ただシンガポールにいるだけじゃダメだ」と気付くのに1年

「不満を言っても仕方がない」と割り切った私は、まず目の前の仕事で成果を出そうと試みました。しかし、全然うまくいきません。自己嫌悪に陥っていたある日、1通のメールがきました。

「あなたのプロフィールに興味があります」

そう、シンガポールならではの「ヘッドハンティング」が自分の身に起こりました。しかも2回も。

自信を失いかけているときの「君と一緒に働きたい」という口説き文句ほど、魅力的なものはありません。しかもヘッドハンティングって、かっこいい。感情に流されるまま、その会社への転職をほぼ決断しかけました。

……。いや、違う。ここで転職するのはなんとなく違う。

さんざん悩んだ結果、会社に残ることにすると、今度はベトナムへの異動という話が出てきました。

転職→壁にぶつかる→1回目ヘッドハンティング→ほぼ転職しかける→思いとどまる→2回目ヘッドハンティング→ベトナム異動の打診

たった1年の間にキャリアをめぐるできごとが次々と起こりました。

こうして試行錯誤を繰り返した結果気づいたのは、自分は目の前の仕事が夢中になれるモノでないと継続できないということ。ただシンガポールにいるだけではダメなんだという、ものすごくシンプルな事実に、1年かけて気づいたのです。

日本で感じた思いがけない「シンガポール」ブランド力

スーパーツリー

結果的に1年という短い期間でシンガポールを去ることに決めました。「たった1年? って周りに思われるのかな」という負い目は少しだけありましたが、帰国という決断に迷いや後悔はありませんでした。

悩みに悩んで選んだ新しい仕事は、本当におもしろかった。理想と現実が離れてモヤモヤしていたシンガポールよりも、自分のやりたいことができる日本の職場の方が充実していました。

こう書くと、シンガポールで働いたことの恩恵があまりなさそうに聞こえますが、そんなことはまったくありません。むしろ思いがけないメリットが2つありました。

メリット① 「シンガポールの現地採用組で働いていた」というブランドで仕事ができる

今、私がこうやってシンガポールメディアで執筆できているのも、まさにシンガポールで現地採用として働いた経験があったからこそです。

また、シンガポールで採用の仕事をしていたと話すと、なぜかタイやマレーシアといった周辺国の仕事も声をかけてもらえます。

結局、駐在とは違う立場で東南アジアを自由に動き回れる日本人というのは、まだまだ少ないのでしょう。ワーホリや留学、バックパッカーでもなく、現地社員として働いた経験がある人は、日本の労働市場において貴重な存在です。

たった1年であってもシンガポールに自ら出向き、実際に働いたことが評価されます(とはいえ、中身がともなってないとダメですけどね)。

メリット② 英語で仕事ができる自信がついたことで、世界を相手に仕事ができるように

英語で仕事ができる。これは本当に大きな財産になります。英語ができても仕事ができなければ、ビジネスの世界で生き残れないのは当然です。しかし、仕事ができても英語でコミュニケーションが取れない人もまた、世界を相手にビジネスするのは難しいでしょう。

英語に関してはシンガポール人に限らず、出稼ぎに出ているアジア人に対して頭が上がりません。彼らのほとんどは留学経験などなく、完璧な英語とはいえません。しかし、商談を進める英語術を身につけています。訛りの強いシンガポール人の英語をシングリッシュと揶揄する人もいますが、的外れだと思います。

私もシンガポール人や外国人の同僚に混じって、自分なりの英語で仕事を進めていました。もちろんコミュニケーションがうまく取れず衝突することもありましたが、そのおかげで、今では世界中の外国人相手に毎日ビジネスをできるようになりました。

現地の人だけでなく、世界中を相手に仕事ができる自信がつくのも、多国籍なシンガポール就職ならではのメリットといえるでしょう。

シンガポールでの現地採用を目指すなら

シンガポールで働いた1年を通して、自分が働くうえで大切にしたい軸は「国」ではなく「仕事そのもの」だと実感しました。それは、シンガポールで実際に働いてみなければわからなかったことであり、この大きな気づきこそが私の「去り時」でした。

シンガポール就職のその後の進路ですが、上に書いたとおり「シンガポール」×「キャリア」というキーワードによって新しい職を手に入れました。「海外で働いたら、もう日本でまとも就職できないのではと不安な人もいるかもしれません。

しかし、やる前から不安視して嘆くよりも、実際に働いてみて、働いた事実を今後どう生かすか考える方が建設的です。私自身、シンガポールにいた当時は何度もつまづきましたが、結果的にその経験があったからこそ今の自分があると思えます。

迷うくらいならまずやってみる!シンガポールで働いた経験は、きっとあなたの人生にも大きな気づきをくれるはずです。

シンガポールで仕事を探すなら、人材紹介会社Good Job Creationsをご活用ください。現地在住の日本人スタッフが中心となり、職探しからビザ申請など、シンガポールへの移住を徹底的に支援します。無料相談を実施しているため、ぜひお気軽にお問い合わせください!

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シンガポールへの移住に興味がある方には、以下の記事もおすすめです。

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ライター紹介

Rie Oshima / Writer

新卒で経営コンサルティング会社へ入社。その後、自身も現地採用としてシンガポールで就職し、採用業務に携わる。日本人の海外就職斡旋や、外国人材の日本就職支援に携わったのち独立。現在は、フリーランスとして採用支援やライターとして活動中。

シンガポールの雨季は11〜2月!服装や雨の日の楽しみ方、対策も紹介

シンガポールの雨季は11〜2月!服装や雨の日の楽しみ方、対策も紹介

シンガポールは年間を通して温暖で、過ごしやすい気候が特徴です。ただし、シンガポールには雨季があるため、旅行の計画を立てる際は注意しましょう。

シンガポールは雨の日でも楽しむ方法が複数あります。この記事では、雨の日におすすめの過ごし方やシンガポールの雨対策を紹介します。

シンガポールは気候や治安の良さ、給与水準の高さなどから、移住する日本人が増えています。シンガポールへの移住・転職に興味がある方は、現地の人材紹介会社Good Job Creationsをご利用ください!無料相談も実施しています。

シンガポールの気候について

雨のシンガポールのイメージ

シンガポールには日本のような四季はなく、乾季と雨季に分かれています。

乾季(3月〜10月)

乾季は雨が少なく、観光しやすいシーズンです。平均気温は23~29℃で、湿度も比較的低いといえます。基本的には薄手のTシャツとハーフパンツ、サンダルのような服装で過ごせます。

ただし、スコールは乾季でもたびたび発生すること、外が暑くても屋内は冷房が効きすぎて寒い場合が多いことなどには注意してください。折り畳み傘や羽織るもの、日焼け対策も忘れず行いましょう。

雨季(11月〜2月)

雨季は高温多湿で降水量が多く、短時間で激しい雨が降ることもあります。平均気温は24 〜31℃であり、乾季と大きく変わりません

折り畳み傘やレインコートが手放せず、急な激しい雨にも対応できるような服装をおすすめします。旅行のベストシーズンは乾季であるため、旅費を抑えるには雨季を選ぶのもひとつです。雨季に行われるイベントや屋内型の観光地も多くあるため、雨季でもシンガポールを楽しむことはできます。

より詳しいシンガポールの季節ごとの服装や、禁止されている服装などは以下の記事を参考にしてください!

>>「シンガポールの季節ごとの服装事情!禁止されるファッションも解説」

雨の多いシンガポール

シンガポールは東南アジア地域の中でも赤道に近いため、年間を通して暖かく平均気温は25〜30℃です。また乾季・雨季にかかわらず雨が多い地域でもあります。

シンガポールの降水量は日本の降水量の1.5倍にもなります。しかし、日本の梅雨のように長時間降ることは少なく、急に激しいスコールが短時間でざっと降ることがほとんどです。ちなみに本日5月18日の天気は以下のとおりです。

シンガポールの天気予報

短時間で急に夕立のように降ることが多いため、晴れていても油断は禁物です!

シンガポールでの雨の日の楽しみ方

シンガポールでは、以下のように雨の日でも楽しむ方法が多々あります。

  • 屋内植物園で鑑賞
  • オーチャードロードやジュエルでショッピング
  • クラークキーのパブをはしご
  • 博物館やサイエンスセンターなどの屋内施設へ行く
  • スパやビュッフェを楽しむ

スーパーツリーで有名なガーデンズ・バイ・ザ・ベイは屋内施設も充実しており、35メートルの人工滝やガラスのフラワードームなどは雨の日でも十分楽しめます。また、ショッピングであれば、モール内でつながっているオーチャードロードや、空港直結のジェエルがおすすめです。

ほかにもクラークキーでは、昼間からハッピーアワーを利用できるパブやバーが多くあります。大きな屋根があるため、濡れずにはしご酒を楽しめるでしょう。また、ナショナル・ギャラリー・シンガポールやアジア文明博物館なども、幅広い展示を楽しめて人気です。

くわえて、多民族国家ならではの多国籍料理が集まるビュッフェ、日頃の疲れを癒すスパをゆっくり満喫するも良いでしょう。

シンガポールのおすすめの観光地は下の記事にまとめています。雨の日に楽しめる施設や穴場も紹介しているため、ぜひ参考にしてください。

>>「シンガポールのおすすめ観光地25選!日数別のモデルコースも紹介」

シンガポールの雨対策

近年、シンガポールでは郊外の再開発が進み、新しいショッピングモールが増えています。基本的にどのモールも地下道や陸橋で駅と直接隣接していることが多いため、濡れずに移動できます。下の写真は私の自宅近くにある、駅隣接のモールの入り口です。

駅の歩道

また、私の住んでいるジュロンイーストは歩道にも屋根があり、ショッピングモールや病院、図書館といった公共施設も、それぞれ屋根のある歩道でつながっています。少し見にくいですが、下の写真の地図の水色の箇所と茶色の箇所は屋根があるため、傘なしで移動が可能です。

駅周辺の地図

また、シンガポール政府が提供しているmyENVというアプリや政府の天気情報サイトでは、リアルタイムで雨雲の動きを確認できます。

短期間でざっと降ることが多いため、アプリの豪雨アラートで雨が降るタイミングがわかれば、ショッピングセンターなどで雨宿りをして時間を潰せます。シンガポールにお越しの際はぜひこちらのアプリをご活用ください!

雨予報アプリ

myENV

  • App Store
https://apps.apple.com/jp/app/myenv/id444435182
  • Google Play
https://play.google.com/store/apps/details?id=sg.gov.nea&hl=ja

シンガポールは住みやすく移住先として人気

シンガポールは雨が多いなりに、さまざまな工夫がされています。また、雨が多いといっても、年間を通して温暖なことなどは生活するうえで大きなメリットです。ほかにも治安の良さや英語圏であること、何より給与水準の高さから、シンガポールに移住する日本人は増えています。

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シンガポールへの移住に興味がある方には、こちらの記事もおすすめです。

>>「シンガポールに移住・転職するメリットと注意点!ビザや条件も解説」

ライター紹介

Keiichi Ito / Good Job Creations

ジュロンイースト在住、シンガポールの西側は私にお任せください。転職・就職はもちろんのこと、生活に役立つ情報をお届けします!

ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ(シンガポール)の基本情報と見どころ

ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ(シンガポール)の基本情報と見どころ

Gardens by the Bay(以下、ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ)は、シンガポールを代表する観光名所のひとつです。この記事ではガーデンズ・バイ・ザ・ベイの基本情報や見どころ、過去のイベントのレポートなどを、多くの写真とともに紹介します。

近年、治安の良さや住みやすさ、給与水準の高さなどからシンガポールへ移住する日本人が増えています。シンガポールへの転職に興味がある方は、現地の人材紹介会社Good Job Creationsをご活用ください!

ガーデンズ・バイ・ザ・ベイとは

ガーデンズ・バイ・ザ・ベイは2012年にシンガポールのマリーナベイにオープンした近未来型植物園です。総面積101ヘクタール(東京ドーム約2個分)あり、3つの庭園から構成されています。

ガーデンズバイザベイの地図

年間を通してさまざまな催しがあり、時期に合わせた楽しみ方ができます。最新の情報は、公式サイトをご覧ください。
>>https://www.gardensbythebay.com.sg/

入場料

ガーデンズ・バイ・ザ・ベイは基本的に無料で楽しめますが、、一部には有料エリアもあります。例えば、空中散歩OCBCスカイウェイ入場料S14$(子どもはS10$)敷地内のフラワードーム、クラウドフォレスト入場券は28ドル(3歳から12歳15ドル)です。

※シンガポールの永住権や各種就労ビザ、配偶者ビザなどの保有者は、特別価格でチケットを購入できる場合があります。

営業時間

毎日午前9時〜午後9時

時期によって異なる場合もあるため、訪問前に以下の公式サイトをご確認ください。

>>http://www.gardensbythebay.com.sg/en/plan-your-visit/hours-admission.html

持ち物

園内は広いため、歩きやすい靴を選びましょう。また、シンガポールでは外が暑くても屋内は寒い場合が多いため、羽織るものも持っておくことをおすすめします。

アクセス

住所:18 Marina Gardens Dr, 018953 Singapore

シンガポール市内から車で約15分。

電車の場合は、MRT Bay Front駅に着くと正面にガーデンズ・バイ・ザ・ベイの案内が出ているので、この標識に向かって進むと地下道を通って地上へ上がれます。

ガーデンズバイザベイへの行き道

案内板に従って地下通路を歩くと、左手に階段とエレベーターが見えてきます。そちらで地上へ上がり、目的地まで徒歩、もしくはシャトルバスで向かいましょう。

もしくは、マリーナサンズホテルから連絡橋で行く方法もあります。スーパーツリーに行く際はこちらの方がおすすめです。

ガーデンズバイザベイへかかる連絡橋
Meadow Bridgeから見たスーパーツリー

ガーデンズ・バイ・ザ・ベイの見どころ

ガーデンズバイザベイのOCBCスカイウェイ

ガーデンズ・バイ・ザ・ベイは広い敷地内に複数の見どころがあります。せっかく訪れたなら、存分に満喫しましょう。

  • スーパーツリーグローブ
  • OCBCスカイウェイ
  • クラウド・フォレスト
  • フラワー・ドーム
  • 光のショー

ガーデンズ・バイ・ザ・ベイといえば、巨大な18本の「スーパーツリーグローブ」が印象的です。また有料にはなりますが、その周りを空中散歩できる「OCBCスカイウェイ」では、スーパーツリーグローブや市街地の風景を存分に楽しめます。

ほかにも、屋内にある35メートルの人工滝が魅力の「クラウドフォレスト」。クラウドフォレストに隣接するガラス型の「フラワードーム」も欠かせません。夜には幻想的な光のショーが行われるため、こちらもぜひ併せてお楽しみください。 

Singapore Garden Festivalのレポート

ガーデンフェスティバル

ここからは、ガーデンズ・バイ・ザ・ベイで期間限定で開催された「Singapore Garden Festival」のレポートを紹介します。このイベントでは、シンガポールのFloral Designers SocietyやSingapore Gardening Societyの方たちによる展示や、プロデザイナーのフラワーアレンジメントなどが展示されていました。

フラワーアレンジメントの展示
日本人デザイナーの作品
フラワーアレンジメントの展示
アメリカ人デザイナーの作品

館内の様子

館内は暗く、雷と雨を表現しています(伝わりにくい写真ですみません)。

フラワードームと比べると、シンガポール人が多い印象でした。

ひまわり畑

ひまわり畑は暑いにもかかわらず賑わっています。

また、蘭を使用したフラワーアレンジメントの無料体験にチャレンジしましたが、自分の才能のなさに落ち込みました。

フラワードームの外観

フラワードーム

Singapore Garden Festivalの次はフラワードームへ。すでに18時を過ぎていましたが、暑さを避けるためにこの時間を選ぶ人が多かったのか長蛇の列でした。並ぶこと20分でようやく中へ。

ドーム内は地域ごとに分かれての展示となりますが、どこも観光客でごった返していました。週末であれば朝の早い時間か、平日の方がゆっくり見て周れるかもしれません。日本人の観光客も多くいました。

蘭の展示がとてもきれいでした。

ランの展示
花の展示

次はクラウドフォレストへ。温室に入ると、人工の滝がお出迎えしてくれて水の音に癒されます。何度来ても、幻想的で美しい景色です。いたる所に珍しい植物。ちなみに館内は一方通行となります。

四季のないシンガポールにさまざまなイベントで季節を運んでくれるガーデンズ・バイ・ザ・ベイ。ぜひ行ってみてください!

他の観光地にも興味がある方には、下の記事もおすすめです!

>>「シンガポールのおすすめ観光地25選!日数別のモデルコースも紹介」

シンガポールでの生活に興味が湧いたら

「海外就労のきっかけは海外旅行」といった方は多くいます。人材紹介会社Good Job Creationsでは現地在住の日本人スタッフを中心に、シンガポールへの転職を目指す方の職探し・ビザ取得・移住まで一貫してサポートしています。

海外で働く具体的な方法がわからないとお悩みの方や、なんとなく興味があるといった方でも、弊社では無料相談を行っているため、お気軽にお問い合わせください。シンガポールで就労中の方の転職相談も大歓迎です!

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シンガポールへの移住に興味がある方には、以下の記事もおすすめです。

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ライター紹介

Aiko Takada / Good Job Creations

日本で10年の社会人経験のあとアメリカ、スウェーデンを経てシンガポールで営業アシスタントとして就労中。海外生活14年目突入のなんちゃってシンガポールPR。

マーライオンはもうがっかりじゃない!無料で楽しめる人気の観光地

マーライオンはもうがっかりじゃない!無料で楽しめる人気の観光地

シンガポールといえば、マーライオンを思い浮かべる方は多いでしょう。マーライオン公園はシンガポールを代表する観光地であり、連日多くの人で賑わいます。「がっかりスポット」といわれていた時代もありましたが現在では改善が重ねられ、大人気のスポットとなっています。

私はインターンシップでシンガポールに来て1か月が経ちましたが、すでに8回訪れており未だに楽しめているお気に入りのスポットです。この記事ではマーライオン公園の基本情報から、時間帯別の魅力、楽しみ方などを解説します。

マーライオン公園について

ライトアップされたマーライオン

マーライオンの歴史

マーライオン像は、1972年にヴァン・クリーフ水族館の館長フレイザー・ブルーナーにより設計され、地元の彫刻家のリム・ナン・センによって作られました。

当初は水を常時吹き出していましたがポンプの故障で水が出なくなり、また近くに橋が架かり正面から見られなくなったことなどから「世界三大がっかり」として知られるほどに人気が減少。

しかしその後、2002年に海際に新設されたマーライオン・ピアに移転され、正面から見えるように桟橋もつけられました。故障していたポンプも修理され、再び水もほぼ常時吹き出すようになりました。

現在では高層ビル群の夜景やマリーナベイ・サンズを一望できるスポットとして、大人気の観光地となっています。

マーライオンの基本情報

大きさ:約8.6メートル

開園時間:24時間

料金:無料

住所:1 Fullerton Rd, Singapore 049213

アクセス:MRTのRaffles Place駅から徒歩で約7分。

H出口を出ると右側にシンガポールリバーが見えます。その川に向かって歩き「Battery Rd」を右に曲がり、道なりに歩いて「Collyer Quay」を渡るとマーライオン公園が見えます。

マーライオン公園の時間帯別での楽しみ方

朝のマーライオン公園

朝のマーライオン

朝のマーライオンの一番の魅力は、日の出を背景にマーライオンとマリーナベイサンズを見られることです。

シンガポールの日の出は、1年を通して7時前後です。

さらに、朝に訪れるもう1つの魅力は、昼や夜よりも観光客が少ないこと。人前で写真を撮るのが苦手な性格な私は、人が多い時間帯では遠目からの写真しか撮れていませんでした。人混みに入ってまで写真を撮ろうと思わなかったからです。

しかし、朝はマーライオンを独占できます!私と同じ恥ずかしがり屋の方も、周りを気にせず良い写真が撮れるはずです!また、人が入らないように景色だけを撮りたい方にもおすすめの時間帯です。

昼のマーライオン

昼のマーライオン

昼過ぎの時間帯は特に観光客で賑わいます。私が初めて訪れた際も、昼過ぎの時間帯でした。シンガポールは安全な国と聞いていましたが、海外で夜外出することに抵抗があったからです。

昼間はマーライオンが吹き出している水を飲んでいるように撮っている方や、マーライオンを手に乗せているように撮っている方。マーライオンを写さず自分が水を出しているような写真を撮っている方も。

また、初めて会ったであろう観光客同士で撮影している方もよく見かけました。さまざまな国からきた人同士で自然に交流が生まれる、素敵な場所だと感じました。

夜のマーライオン公園

夜のマーライオン

シンガポールの夜景は美しく、ライトアップされたマーライオンと相性が抜群です。美しい夜景を背景にマーライオンを見ていると、自分がシンガポールにいることを改めて感じさせられます。

想像以上に夜景が綺麗で、普段写真をあまり撮らない私でも、夜のマーライオン公園の写真は何枚も撮っていました。

私はいつもクラークキーで仕事が6時に終わり、そのまま歩くと約30分で着きます。日の入りは19時前後のため、着くころには日が沈みちょうど夜景を楽しめます。観光で疲れた場合や夜景を楽しみたい方はぜひ訪れてみてください。

また、マーライオンから少し離れますが、マリーナベイサンズ側に大きなベンチがあります。美しい夜景の中で寝転べるくらいの大きさなので、心と体の疲れを癒せるお気に入りのスポットです。

実際に、美しい景色や水辺の風景は心を癒す効果があるといわれています。夜のマーライオン公園は水辺で美しい風景を見られるので、心を癒す場所として最適です。

さらに、この夜景とマーライオンを見ながら夕食を楽しめるおすすめの飲食店が近くにあります。マーライオンから少し離れた場所にある下の看板が目印のホーカーです(座る席によっては見えない場合もあります)。

おすすめのホーカー

シンガポールで人気の店舗が集まったホーカーで、一般的なホーカーに比べて少し料金が高いものの、他のホーカーでは見かけないローカルフードも多くあります。綺麗な夜景に囲まれてマーライオンを見ながらローカルフードを食べることで、存分にシンガポールを感じ、楽しめるでしょう!

シンガポールでの生活に興味があるなら

マーライオン公園はシンガポールを代表する観光スポットなので、旅行中に一度は訪れると思いますが、時間帯を変えるとまた違った楽しみ方ができます。ほかの観光地については以下の記事でまとめているので、こちらも併せてご覧ください。

>>「シンガポールのおすすめ観光地25選!日数別のモデルコースも紹介

シンガポールは治安や気候の良さ、英語圏であること、給与水準の高さなどから、世界中から働き盛りの移住者が増えています。日本人の中にも、旅行で魅力を感じて移住を検討する方が多くいます。

シンガポールで仕事を探すなら、現地の人材紹介会社Good Job Creationsをご活用ください。現地在住の日本人スタッフを中心に、転職活動からビザ申請、その後の生活のアドバイスまで徹底してサポートします。

無料の転職相談も実施しているので、ぜひお気軽にお問い合わせください!

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シンガポール植物園|入場無料の世界遺産!見どころを徹底解説

シンガポール植物園|入場無料の世界遺産!見どころを徹底解説

シンガポール植物園は150年以上の歴史があり、国内で唯一の世界遺産です。物価の高いシンガポールですがシンガポール植物園は無料で楽しめ、見どころも多くおすすめの観光地です。

この記事ではシンガポール植物園の基本的な情報と、シンガポールでインターンシップ中の私が先日実際に訪れたレポートを、多くの写真とともに紹介します。観光地選びに悩んでいる方はぜひ参考にしてください!

シンガポール植物園(ボタニックガーデン)の基本情報

シンガポール植物園の写真

シンガポール植物園は熱帯地方の特徴を活かした巨大な植物園で、シンガポールで唯一の世界遺産(2015年)です。敷地面積は約82ヘクタールで、東京ドーム約13個分の広さといわれています。

入場料:無料(国立蘭園のみ有料)

開園時間:午前5:00〜深夜0:00(毎日)

アクセス:MRT(電車) Botanic Gardens駅から徒歩1分

住所:1 Cluny Rd, Singapore 259569

その他アクセス方法や各施設・エリアごとの営業時間など、詳細な情報は公式ページからご確認ください。

シンガポール植物園の所要時間

今回、私がボタニックガーデンの全体を周った所要時間は約4時間でした。園内は広く入り組んでおり、少し迷ったため約4時間ほどかかりましたが、公式の案内では平均2時間程度かかると書かれています。

楽しむためには少なくとも2時間は確保しておき、全体をゆっくり楽しみたい場合は、3〜4時間程度確保しておくと良いでしょう。

シンガポール植物園の魅力

個人的に感じたシンガポール植物園の魅力は以下が挙げられます。

  • 大都会のシンガポールで、無料で心安らぐ森林浴ができる
  • 熱帯地方特有の花や木の観賞(特に蘭の花が有名)
  • 原生林で散歩できること

ここからは写真も多く掲載しながら、見どころをお伝えします。

入り口~バンブーエリア

シンガポール植物園の入り口

シンガポール植物園の入口。ここから壮大な景色が広がります。時間帯は2時ごろで曇り空だったため、暑過ぎず快適に周ることができました。

シンガポール植物園はBotanic gardens駅に隣接しており、改札から「Singapore Botanic gardens」の標識を目印に駅を出ると、すぐ右手側に入場門があります。

シンガポール植物園の緑道

入場してすぐに別世界のような光景に変わる印象を受けました。さらに、両側には蘭の花があります。

少し進むとVisitor service が見えるので、マップを受け取ることをおすすめします。敷地内は大きく、マップがないと迷ってしまいそうなほどです(私は、マップを持っていても迷いました)。マップを受け取り、国立洋蘭園に向けて歩きます。

日本で見慣れない花々が多く、それを横目に緑のトンネルを進むとバンブーエリアが見えてきます。日本と馴染みの深い竹を見て、なんだか安心した気持ちになりました。

バンブーエリア

バンブーエリアを抜け、歩き進めると次は「ヒーリングエリア」です。薬草が効果別に配置されており、歩いているだけで鼻に「ツン」とした香りが漂います。

ヒーリングエリア

ヒーリングエリアでは薬草について学べます。ヒーリングエリアを抜けて、熱帯雨林の木々に囲まれながら歩くこと20分。目的のナショナル・オーキッド・ガーデンに到着しました。入場門から約40分ほどでした。

ナショナル・オーキッド・ガーデン(国立洋蘭園)

ナショナル・オーキッド・ガーデンは世界最大級の国立蘭園で、シンガポール植物園に行くなら必ず訪れていただきたいスポットです。園内で唯一入場料が必要なエリアで、大人は5S$、学生・シニアは1S$、12歳以下は無料です。

私はインターンシップでシンガポールに来ていますが日本では学生のため、大学の学生証を見せてみると、なんとOKでした。1Sドルでチケットを購入し、早速入場するとすぐに美しい光景が……。

ナショナル・オーキッド・ガーデン
色鮮やかな蘭の花々

今までに見たことのない蘭の花の数々。大学で植物について少し学びましたが、日本の蘭の花と比較すると洋蘭は花びら1枚1枚が大きく色鮮やかに思えます(日本の蘭の花は、花びらが小さかったり、細かったりするのが特徴です)。

私が特に目を引かれたのは、洋蘭の中でも有名な胡蝶蘭です。日本の花屋ではよく見かけますが白色のイメージが強く、ここまで色鮮やかな胡蝶蘭は珍しいでしょう。

蘭の花に見惚れながら歩いていると、突然キリン!?実は、フォトスポットの一画です。

フォトスポットのキリン

エリア内では写真を撮りやすいようにフォトスポットが複数あり、洋蘭の花と記念撮影が可能です。最後に出口には土産屋があるので、そのまま買い物もできます。見どころが多くあり、入場料以上の価値があります。

多くの蘭の鑑賞を楽しんだ後は、すぐ側にあるレインフォレストトレイルへ。

レインフォレストトレイル

レインフォレストトレイルは、熱帯雨林に囲まれて森林浴ができるコースです。

レインフォレストトレイル

このエリアの植物は人の手が加えられておらず、自然のまま原生林として残されているそうです。日本の森林はほとんど人の手が加えられており、原生林はわずかしか残っていません。

日本では珍しいため、シンガポール植物園に来たら原生林による森林浴も楽しみましょう!約5分ほど歩くと、有名な「絞め殺しの木」と呼ばれる巨大なイチジクの木に到着します。

原生林

「天空の城ラピュタ」で飛行石のある木に似ていませんか?

コース自体は約15分ほどで、気持ちの良い森林浴を楽しめます。自然の中にいると澄んだ気持ちになること間違いなし!日頃の疲れも癒されるはずです。

ここまでボタニックガーデンの魅力を紹介しましたが、これだけではありません。

  • スワン池のエリア
  • 子供のアスレチックエリア
  • ジンジャーガーデン

など、ほかにも多くの見どころがあります。

特にジンジャーエリアでは日本ではほとんど見られない生姜の可愛らしい花が見られます。生姜の花を見るなら午前中がおすすめです!

また、大きな芝生エリアもあるのでピクニックや散歩、ランニングにも良いでしょう。

芝生エリア

シンガポールへの移住・転職に興味があるなら

物価の高いシンガポールですが、シンガポール植物園は無料で観賞できるため、観光の合間のリラックスなどにもおすすめです。ほかの観光地については以下の記事でまとめているので、こちらも併せてご覧ください。

>>「シンガポールのおすすめ観光地25選!日数別のモデルコースも紹介

シンガポールは治安・気候の良さや英語圏であること、何より給与水準の高さから、キャリアアップを求めて移住する日本人が増えています。旅行で魅力を感じて移住を検討する方も少なくありません。

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シンガポールに移住・転職するメリットと注意点!ビザや条件も解説

ライター紹介

Keita Nakashima / Good Job Creations

大学を休学中の学生。昨年1年間はオーストラリアに留学しており、現在はシンガポールでのインターンシップに挑戦中。シンガポールでの暮らしは新しいことだらけで、毎日が刺激的です!

駐在と現地採用の違いは?両方経験したSさんにインタビュー

駐在と現地採用の違いは?両方経験したSさんにインタビュー

今回は、日系人材会社のリージョナルHQ(エリア統括)で現地採用として働く、40代のSさんにインタビューしました。

Sさんは日系メーカーの駐在員として、シンガポールで5年働いた経験があります。またマレーシアの外資系企業で、ディレクターとしてマネージメントも経験しました。

マレーシアやシンガポールでのマネージメント、駐在と現地採用の働き方の違いについて体験談を伺いました。

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(Sさんの経歴)

オーストラリア:ワーキングホリデー……1年

日本:日系メーカー勤務……4年

シンガポール:同社駐在……5年(東京に帰任するが東南アジアに戻るため退社)

マレーシア:シンガポール企業の駐在……1年

マレーシア:現地の米系人材会社……5年

シンガポール:現地の日系人材会社(現職)

シンガポールへの転職の理由と現在の仕事について

シンガポールの街並み

インタビュアー:まずは、シンガポールに来たきっかけと現在の仕事内容について教えてください。

Sさん:前職ではマレーシアの米系人材会社に勤めていましたが、日系人材会社からのオファーがあり、シンガポール勤務を勧められました

転職のきっかけは、マレーシアの米系人材会社での経験を今の会社で活かせると思ったからです。また、日本人として日系企業独特の文化、例えば暗黙の了解や時間の正確さなどを忘れないようにするため、日系企業への転職に魅力を感じました。

現職はリージョナルHQとして関連会社の経営分析をし、関連会社と一緒に改善の提案を実行して、より良い会社にしていくことがミッションです。

経営におけるマネージメントでは、意見や経営方法の違いにより対立することはあります。ですが、相手をきちんとリスペクトしながらこちらの主張を伝えることで、その距離が少しずつ縮まったときにやりがいを感じます。

働く場としての東南アジアの魅力

シンガポールの景色

インタビュアー:日本で勤めていた会社を辞めてまで東南アジアに戻られたとのことですが、Sさんにとって東南アジアで働く魅力は何ですか?

Sさん:東南アジアで働く魅力は、経済や文化の成長を身近に感じられることと、親日国が多く日本人が働きやすい環境にあります。

また、シンガポールは多民族国家のため、公用語が英語とはいっても民族によって発音やイントネーションが違います。そのため、アメリカやイギリス、オーストラリアと比べて英語のレベルに寛大であり、ネイティブではない日本人にもキャリアのチャンスがあることが魅力です。

マレーシア・シンガポールで苦労したこと、日本との違い

シンガポールの風景

マレーシアの米系人材会社では、日系企業や日本の常識である「沈黙は金」ではなく「沈黙は負け」を意味します。それを理解するまで時間がかかりました。

自分で思ったことは、我慢するのではなくきちんと主張する。オフィスで口論になることもありますが、常に建前をもたず本音を言う。そしてオフィスを出ると何もなかったかのようにフレンドリーになるので、オンとオフの切り替えが必要でした。

また、マネージメントにおいては、ローカルスタッフは人前で怒られ面子を失うことを嫌うため、指導や指摘をする場合は別室で伝えることを心がけています。

関係を作るために、意識的に距離を縮めようとすると相手もそれを感じてしまうし、無理に下手(したて)に出ると、それが当たり前になってしまう。

ローカルや日本人などの区別なく、あくまで会社の目標を達成するために各々に何が必要か、公平かつ熱意を持って伝えるようにしています。メッセージが一貫していれば、自然とローカル、ノンローカルに関わらず関係はできてくると思います。

駐在と現地採用で感じる違い

Asia recruitment awardでの写真

インタビュアー:Sさんは駐在のご経験もありますが、駐在と現地採用で感じる違いはありますか?

Sさん:駐在時代はいろいろな面で恵まれていました。ですが現地採用になったことで、駐在時は自分の本当の実力を勘違いしていたように感じています。

現地採用では何の後ろ盾もなく、自分の経験と実力だけが頼りです。また、日本帰任という辞令が基本的にはないので、自分のキャリアをどうしたいのか主観的に描くことができる点は現地採用のメリットです。

なお、駐在か現地採用かと考えた時点で「日本人社会に限定した考え」になってしまうと思います。

グローバル人材になるためには駐在か現地採用かにかかわらず、きちんと結果を残し、現地の人間やほかの国から来ている同じ世代の人達と競争していくことです。その意識があれば、現地採用か否かはあまり気にすることはないと思います。

また、現地採用の方が自分の市場価値が給与にダイレクトに反映されるので、自分がどのくらいの位置にいるのかがわかりやすいです。

これからシンガポールで働く人へのメッセージ

シンガポールの夜景

インタビュアー:最後にこれからシンガポールで働く方や、転職を考えている方へのメッセージをお願いします。

Sさん:海外での就職・転職を考えた場合、シンガポールは「入門編」だと思います。ですので、シンガポールでの就職・転職が最終的な目的ではなくスタートラインと思い、そこから自分がどのようなキャリアを積んでいきたいのか考えることが重要です。

そしてもし仕事が決まったら、その仕事に満足できるかどうかにかかわらず、きちんと全力でコミットすることが大切です。「一生でこの時期が一番頑張った」「真剣に働いた」と後から言えるように頑張ってみてください。

自分の仕事の適性は自分ではわからないことが多いです。また、新しい自分の適性に、意外なところで気付くかもしれません。ただし、それは仕事に対して全力でコミットした人だけが得られるご褒美です。そのうえでみなさんも新しいキャリアを異国の地で築けることを願っています。

大切なのは駐在か現地採用かではない

今回取材をして印象に残ったのは、多くの方が「雇用形態(駐在・現地採用)」に目を向けがちですが、本当に大切なのは「働き方」であり、それにより仕事への充実度や満足度、成果が出るというところです。

「後ろ盾がない現地採用は、自分のスキル・頑張りが直接評価につながる」という意見は筆者自身も実感しており、改めて「自分は仕事にコミットできているか」と考えさせられました。

また、帰任がない現地採用という働き方は、自分でキャリアを描きやすいという話も心に落ちました。将来の目標設定と、その過程で悔いのない仕事をしたい、と気を引き締めるきっかけとなった今回の取材でした。

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ライター紹介

Yuka Kobayashi / Good Job Creations

東京の大学に進学後、約3年半日系IT企業でのコンサルティング営業を経験。学生時代の留学経験をきっかけに海外転職の道に・・2015年冬に来星し、現在は人材紹介会社にて求職者向けの転職支援をしています♪常にポジティブマインド!皆さんのキャリアの後押しができるよう日々奮闘中です!

シンガポールで働くには?職探しから渡航まで実体験を基に流れを解説

シンガポールで働くには?職探しから渡航まで実体験を基に流れを解説

「シンガポールで働くには何から始めたら良いの?」

「海外で働くまでの具体的な流れを知りたい!」

そういった悩みを抱える方に向けて、今回はシンガポールへの転職を果たした28歳のやすこさん(仮名)の実体験を紹介します。職探しから初めての海外企業の面接、ビザの手続き、部屋探し、渡航までの流れをストーリー形式でまとめました。シンガポールでサクセスストーリーが生まれるまでの軌跡を、ぜひ参考にしてください。

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(登場人物)

小野やすこ(28歳・女性)

営業・営業事務職としてメーカーにて勤務。

大学時代に1年間留学した経験があり、海外で就労することを夢見ている。

シンガポールへの転職のきっかけ

マリーナベイサンズ

新卒から3年勤めたメーカーでの営業事務職を経て、ステップアップを目指し営業職へと転職したやすこさん。

そして転職からさらに3年が経ち、何となく今のポジションやルーティン化した仕事に対する憂鬱な気持ちを感じるようになりました。さらに、学生時代に経験した留学経験を思い出し、30歳を目前に「海外就職」という言葉がよぎるように。

ある日、やすこさんはシンガポールで働く先輩がいたことを思い出し、SNSからメッセージを送ってみました。先輩は、シンガポールの気候や会社での風通しの良さ、そして女性でも働きやすい環境があることをやすこさんに教えます。

そして「シンガポール1回来てみたら?」という言葉に動かされ、やすこさんはお盆休みを利用してシンガポールに渡航することを決めました。

先輩「せっかく来るならエージェント登録してみなよタイミング合えば面接できるかもしれないよ。

やすこさん「え、エージェントって何ですか?」

先輩「転職を斡旋してくれる会社が現地にあるから、とりあえず情報収集だと思って30分ぐらい時間をつくって話してみたら良いよ!」

そうして、シンガポールの人材エージェントに履歴書を送ってみることに。

関連記事「シンガポールの日本人向け求人を探すなら人材紹介会社がおすすめ!

エージェントとの面談〜一次面接

シンガポール市街地

後日、やすこさんに連絡がきて、登録面談と呼ばれる面談をすることになりました。現職中のやすこさんはお昼休みの時間を使って現地エージェントと話し、希望する業界やビザのこと、そして今の仕事について話しました。

「ビザの問題はあるけど、思ったよりハードルは高くないかも!!」

そう感じたやすこさんは、登録したエージェントから紹介される求人の中で興味があった、日系旅行会社のカスタマーサポートのポジションに応募をすることにしました。

「でも、海外からの応募って不利じゃない?もし、渡航のタイミングで面接してもらえなかったらどうしよう。」

そんな不安もあったなか、エージェントに依頼して書類選考のスピードを調整してもらい、8月の渡航の前に1次面接をリモートですることに。

リモートとはいえ面接。家の中でも余計なものが映らないようなスペースを作り、ジャケット着用、Wi-Fiオンの万全の体制で臨みます。面接官は2名。現地の人事担当者と、カスタマーサポート部署の部長。人とも雰囲気が良く、終始なごやかに面接が進みました。

聞かれた内容としては、事前にエージェントから共有してもらっていた内容がほとんどで、事前に対策できたおかげか、初めての英語面接も何とかクリア!「結果は1週間ほどで」と言われ、無事にオンライン面接は終了しました。

すぐにエージェントから着信があり感想を聞かれたやすこさん。面接で質問された内容や雰囲気、このポジションに対する想いを改めて担当のコンサルタントに伝えます。

「先方も良い印象だったそうなので、8月にシンガポールへ来られるタイミングで対面面接してもらえるように依頼してみます!」

2次選考へ進むことになりまた。

関連記事「シンガポールでの採用面接対策!頻出の質問10選|求人情報も紹介

シンガポールでの面接〜内定

シンガポールの景色

それから約2週間後、シンガポール旅行は気付けば転職のチャンスとなっており、南国ですがジャケット持参で初の来社。シンガポールは交通の便が良く、余裕を持って到着できました。

2次面接では、会社の代表者と会うことになっており緊張が収まりません。しかしシンガポールまで来ていたこと、そして何より今回が最後の機会と思い、入社したい想いを伝えることに!

面接時間は1時間。「なぜシンガポールに来たいのか」「なぜこのポジションに就きたいのか」応募に至った経緯をやすこさんは必死に伝えます。

すると最後に「最短でいつから働ける?」

「え?!ビザが取れたらすぐにでも退職を伝えます!」

思わぬ質問にやすこさんは驚きを隠せないまま、代表に連れられオフィスを見学することに。そこには日本と同じようなオフィスの雰囲気の中に、さまざま国籍の人と飛び交う英語。やすこさんがずっと憧れていた環境がありました。

「何回もシンガポールに来ることは難しいだろうから、今伝えておこう。

君にはうちに来て欲しいと思っている。あとはエージェントに伝えておくよ。」

代表によるメンバーの紹介や部署の紹介が一通り終わったうえで、最後に言ってくれた言葉でした。無事面接を終えたやすこさんはようやく緊張から開放され、エージェントに電話をします。

「良かったですね!聞きましたよ!!おめでとうございます。」

どうやら本当に内定をもらえたようでした。そこからは、担当コンサルタントと先方の間で具体的な就労時間や給与、福利厚生などの最終調整があり、すべて納得したところで企業側の署名がされた正式な内定通知書(オファーレター)が送られてきました。

企業側も人事手続きが必要だったため、この通知書が届いたのはやすこさんが帰国した後。通知書はPDFファイルで送られ、プリントアウトしたものにやすこさんの署名が入れば内定同意とのことでした。

自宅に帰ったやすこさんは震える手で署名し、同日中にエージェントへ返送しました。

関連記事「シンガポールで働く場合の福利厚生や仕事を見つける方法を解説!

就労許可の申請

シンガポール チャイナタウン

「やすこさん!改めておめでとうございます!先方もオファーの承諾にとても喜んでいましたよ。」

想像以上にスムーズに話が進み、現実味がないような感覚に陥っていましたが、これからまだ必要な手続きはいくつもあります。

エージェント「ご入社日ですが、退職には1か月前の通知が必要でしたよね?そうするとビザが発給されてから1か月なので、9月末辺りにシンガポールに来られる予定でよろしいですか?」

やすこ「はい、お願いします。ちなみに海外での転職は初めてなのですが、どのタイミングで退職の話は現職にするものなのでしょうか?」

エージェント「シンガポールでは、まずIPA(In-principle approval)レターと呼ばれる仮の就労許可のようなものが下ります。IPAを取得したタイミングで現職へ退職通知をすることが一般的です。そうすれば、退職の話だけ進んでビザがおりない、なんてことがないので安心ですよ。」

シンガポールでは、日本人が働くためのビザであるEmployment PassやS passとともに、IPAと呼ばれる許可を取得することが就労の第一歩のようでした。

エージェントによると、取得までの期間は2週間~1か月ほど。この期間を経て退職通知から最終出社、渡航という流れが一般的のようです。

やすこ「わかりました!ではひとまずIPAを取得するまで、現職での業務を続けますね。」

ビザ取得に必要な書類(パスポートのコピーや専用のフォーム、英文の卒業証明のコピーなど)をすべて送り、あとは手続きの完了を待つのみ。

関連記事「シンガポールの就労ビザ|条件と種類一覧、申請の流れ【2024最新】

部屋探し、保険の申し込

シンガポールのアパートメント

その間、やすこさんはシンガポールで働く先輩に、家探しや保険のことなど、さまざまな相談をします。

先輩「家はすぐ見つかるから、シンガポールに着いてからでも遅くないよ!ちなみに私が使ったのは『シンガポールお役立ちウェブ』っていうサイト!」

「『賃貸シェア』のページから、主に日本人が空き部屋の貸し出しをしていたり、それ以外にも帰任で不要になった生活用品の売買ができる掲示板があったり、シンガポールに住む日本人に役立つ生活情報サイトだよ!

家に関しては、貸し出し主が日本人なことや仲介料がかからないって理由で使う人が多いね。渡航に合わせていくつか内覧の予約を取っておくと良いよ!」

「そうなんですね!さっそくチェックしてみます。会社から電車1本で行ける場所で見つかるといいな。」

家賃相場はS$400~2,000程度で、HDBと呼ばれるシンガポール人向けの公営住宅の一部をレンタルする場合や、また外国人が多く住むコンドミニアムでもバス・トイレ付の部屋なのか、それらを共有するかによって値段が大きく異なります。

やすこさんは初めての海外暮らしということもあり、コストを抑えてバス・トイレを別部屋の人と共有するコモンルームと呼ばれる部屋を探すことに決めました。

保険はシンガポール到着後に民間のものに加入することにし、ひとまず書類集めなど準備は完了!シンガポールの保険事情について、詳しくは下の記事を参考にしてください。

関連記事「シンガポールの保険・医療費事情!日系病院や主な公的病院も紹介

2024最新|シンガポールの物価を徹底解説!生活&旅行費用も

退職〜渡航〜シンガポール生活の始まり

チャンギ空港の植物園

準備を進めていると、エージェントからメールが届きました。

「小野さま、無事IPAが下りたようです!最短で来られる日にちをお知らせください!同時に現職への退職手続きも進めないといけないですね。慣れた職場を離れることは寂しいかもしれませんが、ご退職日も決まったらお知らせください。」

ちょうどその日上司と食事に行く予定があったやすこさん。上司に相談のうえ、退職通知をする日を決めました。あわただしく引き継ぎをして送別会をしてもらい、家も退去しました。

シンガポール生活に向けて最低限の荷物をパッキングして、いよいよ渡航日当日を迎えます。新たな生活への楽しみと不安が交錯するなか、約7時間のフライトを経て再びシンガポールに足を踏み入れました。

到着したチャンギ空港は南国ならではの熱気に包まれ、いよいよ始まる新しい生活にやすこさんの心が躍ります。入国後、イミグレーション時に必要となるホワイトカードの半券とIPAレターを握り締めて、ついにゲートを出ました。

そのままの足で約束していたエージェントオフィスに向かい、健康診断に行くように指示を受けます。Raffles Hospitalという日系のクリニックが入っている大きな病院で1時間ほど検査してもらい、結果が出るまで3日ほどとのこと。その間に狙っていた家の内覧へ!イメージどおりの家で即契約できました。

3日後、健康診断の結果を回収に病院へ行き、エージェントに報告するとMOM(人材省)とのアポイントメントをとるとのことだったので、最短の日程で予約してもらいました。

当日はMOMで証明写真や指紋をとり、シンガポールで外国人として働く実感が沸いたやすこさんでした。

こうして無事に就労のための手続きを終え、ついに「入社日が確定した」と連絡を受けます。いよいよやすこさんのシンガポール就労が開始したのでした!

シンガポールで働くには?

やすこさんは後押ししてくれた先輩の存在や強い行動力がありましたが、実際に海外就労をする日本人は増えており、誰にでもそのチャンスはあります。まずは現地の情報を得るために人材エージェントに相談してみましょう。

やすこさんも利用したGood Job Creationsなら、シンガポールに関する些細な質問からお気軽にご相談いただけます。求人紹介だけでなく、現地の日本人スタッフが中心となってビザの取得や生活のアドバイスなど、渡航・就労まで一貫してサポートします。

無料の転職相談を実施しているので、シンガポールでの就労に興味のある方はぜひご活用ください!

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ライター紹介

Yuka Kobayashi / Good Job Creations

東京の大学に進学後、約3年半日系IT企業でのコンサルティング営業を経験。学生時代の留学経験をきっかけに海外転職の道に・・2015年冬に来星し、現在は人材紹介会社にて求職者向けの転職支援をしています♪常にポジティブマインド!皆さんのキャリアの後押しができるよう日々奮闘中です!

2025最新|シンガポールの税金・税制まとめ!日本より安い理由

2025最新|シンガポールの税金・税制まとめ!日本より安い理由

シンガポールの魅力のひとつが税率の低さです。特に個人所得税や法人税は日本よりも大幅に低く、また住民税、相続税、贈与税が存在しないことなどから、移住先として人気が高まっています。

この記事ではシンガポールの税制の特徴や仕組み、日本との違い、税金が安い理由などを詳しく解説します。

また、シンガポールは税金の低さだけでなく、給与の高さも移住先としての大きなメリットです。シンガポールへの移住・転職に興味がある方は、現地の人材紹介会社Good Job Creationsをぜひご利用ください!

シンガポールの税制の特徴

シンガポールの市街地

シンガポールの税制は、シンプルでわかりやすい仕組みが特徴です。法人税は一律17%、個人所得税は最高24%と、世界的に見ても税率が低いといえます。さらに、住民税や相続税、贈与税がないため、税金を気にせずに資産形成を進められる点もメリットです。

くわえて、税率や申告方法が明確で、税務手続きもオンラインで簡単に完結します。このような制度が国外の富裕層や企業を惹きつけ、シンガポールの国際的な競争力を高める要因となっています。

シンガポールの個人所得税

まずはシンガポールの個人事業税の税率や対象者、日本との違いに焦点を当てて見てみましょう。

シンガポールの個人所得税率

シンガポールの個人事業税は累進課税制度を採用しており、所得額に応じて税率が変動します。例えば、年間所得がS$20,000(約230万円※)以下の場合は非課税です。一方、年間所得がS$1,000,000(約1億1,500万円)を超える場合、最高税率の24%が適用されます。

これは、日本における最大所得税率の45%(所得4,000万円以上に適用)と比べて非常に低く、後述する各種控除を利用することでさらに税負担の軽減が可能です。

※2024年12月執筆時点のレート(1シンガポールドル=115円)

個人所得税の対象者

個人所得税の課税対象は、シンガポールに「居住者」として認定された人です。居住者とは、シンガポールに183日以上滞在した人を指します。さらに、シンガポールの個人所得税は、国内で得た所得のみ課税され、海外で発生した所得は課税対象外です。

一方、非居住者の場合は国内源泉所得のみが課税されますが、183日以下の短期滞在者には免税規定が適用される場合があります。

個人所得税の申告と納税方法

シンガポールでは、すべての個人が自身で所得税を申告して納税します。申告期間は毎年3月1日から4月18日までで、IRAS(シンガポール税務局)のオンラインシステムから簡単に手続きが可能です。

シンガポールの税制には日本のような源泉徴収の給与天引き制度はなく、年間の総所得に基づいて税金を計算し、納付する仕組みです。

日本との違い

シンガポールと日本の税制には、いくつか大きな違いがあります。日本では、源泉徴収が給与所得から天引きされますが、シンガポールでは自己申告する必要があります。

また、日本では所得によって累進課税で所得税と住民税が課せられますが、シンガポールには住民税がありません。

さらに、日本は国外で得た所得も課税される「全世界所得課税方式」を採用していますが、シンガポールでは国外所得は原則非課税です。この違いは、特にグローバルに活動する個人にとって、シンガポールが魅力的な選択肢となる理由のひとつです。

シンガポールの法人税

続いて、シンガポールの法人税の詳細についても解説します。

シンガポールの法人税率

シンガポールの法人税は一律17%と、世界的に見ても低税率です。このシンプルな税率設定により企業の税負担が軽減され、ビジネスの拡大を後押ししています。

また、課税対象はシンガポールに源泉がある所得と国内で受け取った国外源泉所得に限定されており、海外所得に対しては非課税です。これが、多国籍企業や地域統括拠点をもつ企業がシンガポールに拠点を構える大きな理由となっています。

法人税の申告と納税方法

法人税の申告は決算終了後3か月以内に仮申告を行い、最終的な申告期限は年度終了後の翌年11月末までです。申告はIRAS(シンガポール税務局)のオンラインポータルを通じて行います。

このIRASポータルによって企業は複雑な書類作成や提出を簡略化でき、税務管理が大幅に簡素化されています。

日本との違い

日本とシンガポールの法人税制度の相違点のひとつは課税方式です。日本では「申告納税方式」が採用されており、納税者自身が税額を計算して申告します。一方、シンガポールは「賦課課税方式」を採用しており、税務当局が最終的な税額を決定します。

また、シンガポールは税制優遇措置が多く、法人税の実効税率をさらに低下させることが可能です。これに対し、日本の法人税は法廷実効税率が30%を超える場合もあり、税負担の差が顕著です。

シンガポールの税金が日本より安い理由

シンガポールの夜景

シンガポールの税金がなぜ安いのか、考えられる主な理由を紹介します。

住民税・相続税・贈与税が非課税

シンガポールでは住民税、相続税、贈与税が存在しません。個人や法人が自治体に税金を納める必要がなく、資産移転時の税負担も発生しないため、資産形成や事業承継がスムーズに行えます。

ただし、被相続人や相続人がシンガポールに10年以上住んでいない場合、日本の相続税が適用される場合があるため注意しましょう。

税優遇措置や控除制度が充実している

シンガポールでは、企業の成長を支援するためにさまざまな税優遇措置や控除制度が設けられています。

例えば、新興企業向けの「スタートアップ免税制度」では、初期所得の多くが免税対象です。また「部分免税制度」により、中小企業も段階的な所得免税を享受できます。こうした施策は企業の競争力を高めると同時に、新規投資の促進にもつながっています。

物価が高い

シンガポールの物価が高い点も、税金が低い一因といえるでしょう。生活コストの高さに比例して給与水準も高いため、世界中から年収アップを求める移住者が集まります。また、税金が安いことで国外の富裕層や企業の誘致が進み、国全体の経済発展にもつながっています。

シンガポールの控除制度

シンガポールでは、個人の税負担を軽減するための控除制度が充実していることも大きな魅力です。以下は主な控除項目の概要です。

  • 扶養控除

子どもや親などを扶養している場合、一定額が所得から控除されます。例えば、子ども1人あたりS$4,000、親1人あたりS$9,000が控除対象です。

  • 配偶者控除

年間所得がS$4,000以下の配偶者を扶養している場合、S$2,000が控除対象となります。

  • 受講料控除

特定の分野におけるスキルアップや自己啓発のための費用を、年間最大S$5,500まで控除可能です。

ほかにもさまざまな控除項目があるため、適切に活用することでシンガポールでの生活コストを効果的に抑えられるでしょう。

参考:IRAS「Tax reliefs

日本貿易振興機構(ジェトロ)「シンガポールにおける個人所得税の申告について

シンガポールの税優遇措置

シンガポール市街地

シンガポールは企業向けの優遇税制も充実しています。以下で主な制度を紹介します。

  • 新スタートアップ会社税額免除制度

新設企業向けに初期所得の大部分を免税する制度です。設立から最初の3年間は、最初のS$100,000の所得に対して75%が免税、次のS$100,000は50%免税されます。

  • 部分免税制度

中小企業向けに設けられた制度で、所得の一部が免税されます。最初のS$10,000には75%の免税、それに続くS$190,000には50%の免税が適用される制度です。

  • 法人税リベート

シンガポール経済が安定しているときに、一部の法人税を自動的に控除する制度です。2024年は法人税の50%(最大S$40,000)がリベートとして還元されました。

これらの優遇措置があることで、ビジネスを始めたい人や拡大したい企業にとって、シンガポールがより魅力的な環境となっています。このようなシンガポール政府による積極的な支援が、国内経済の成長をさらに後押ししているといえるでしょう。

参考:日本貿易振興機構(ジェトロ)「税制面におけるシンガポール統括会社の優位性

IRAS「Corporate Income Tax Rate, Rebates & Tax Exemption Schemes

シンガポールの税金をシミュレーション

シンガポールの税金がいかに安いのか、日本の場合と税負担を比較してみましょう。以下は、年収1,000万円(約S$87,000)と年収500万円(約S$43,500)の場合の簡単な税金シミュレーションです。

  • 年収500万円(約S$43,500)の場合

(日本の場合)

日本では、課税所得に基づく累進課税が適用されます。所得税率は20%、加えて住民税が10%で、所得控除を差し引いた個人所得税の合計負担額は約107万円です。

(シンガポールの場合)

シンガポールの累進課税制度では、S$43,500の年収に対する所得税率は約7%です。これに基づき、税額は約S$3,045(約35万円)となります。

  • 年収1,000万円(約S$87,000)の場合

(日本の場合)

年収1,000万円の課税所得に対する所得税率は33%、さらに住民税が10%加わり、個人所得税負担額は所得控除を差し引いて約276万円です。

(シンガポールの場合)

S$87,000の年収に対する所得税率は約11.5%で、税額は約S$10,000(約115万円)です。

参考:国税庁「No.2260 所得税の税率

IRAS「Individual Income Tax rates

このシミュレーションから、シンガポールの税制が移住者にとってメリットが大きいことがわかります。特に、年収が高いほど節税効果が顕著になるため、所得が多い人にとっては非常に魅力的な選択肢となるでしょう。

シンガポールの年収について気になる方は以下の記事もご覧ください。

>>「シンガポールの平均年収は?高い給与を狙える職種の共通点も解説

シンガポールでの節税が向いている人

シンガポールのガーデンズバイザベイ

シンガポールの税制は、特定の条件に該当する人々に大きな節税効果をもたらします。シンガポールでの節税が特に向いている人の特徴には以下が挙げられます。

  • 相続や贈与の額が高額な人

シンガポールでは相続税や贈与税が課されないため、財産の移転がスムーズです。ただし、日本の相続税が適用される場合があるため、実行の際は専門家のアドバイスを受けることをおすすめします。

  • 積極的に投資を行っている人

シンガポールでは株式や債券、不動産などのキャピタルゲインが基本的に非課税です。国外で得た利息収入や配当金も課税されないため、投資活動を行う人にとって魅力的な環境です。

  • 高所得者や事業主

高所得者にとって所得税率の低さや充実した控除制度は、非常に大きい節税効果をもたらします。また、事業主は法人税の優遇措置を活用することでさらなる節税が可能です。

シンガポールでの節税が向いていない人

一方で、以下のような人にはシンガポールでの節税は向いていない場合があります。

  • すぐ日本へ帰国する予定の人

日本の居住者としての税務義務が継続する場合、シンガポールの節税効果は限定的です。特に短期間の移住では、引越し費用や生活コストが税金の削減分を上回る恐れがあります。

  • 生活費に余裕がない人

シンガポールは物価が高いため、生活費の負担が増加します。生活の逼迫から税負担を下げるために移住を検討している場合、シンガポールではその他のコストが増えることを意識しなければなりません。

シンガポールの税金で知っておくべきポイント

マーライオン

シンガポールの税制に関連して、移住や転職を検討する際に知っておくべきいくつかのポイントがあります。以下の内容を把握しておきましょう。

短期滞在者免税適用要件(183日ルール)がある

シンガポールにおける課税対象者の判定は、183日以上の滞在が条件です。そのため、183日未満の短期滞在者の場合、シンガポール国内で得た所得は免税となる場合があります。ただし、滞在期間の計算やその他の条件には細かい規定があるため、事前に確認が必要です。

参考:IRAS「Working out my tax residency

租税条約を必ず確認する

日本とシンガポールの間には租税条約が締結されています。この条約により二重課税を防ぐ仕組みが整えられていますが、具体的な適用条件や手続きは渡航前によく確認しておかなければなりません。特に、移住後に日本から所得を得る場合には、条約を活用した適切な申告が必要です。

参考:財務省「シンガポールとの租税(所得)協定

2025年よりグローバルミニマム課税が導入

2025年1月から、グローバルミニマム課税(最低税率課税)が導入されます。これは、国外からの子会社などの実質税率が最低税率の15%を下回るケースが多いことから、その差額分の追加納税を課す制度です。

制度の導入により新たに仕組みが追加・変更されることも考えられ、特に現地に拠点を構える法人においては今後の動向を注視する必要があります。

参考:日本貿易振興機構(ジェトロ)「グローバルミニマム課税に対応へ、投資誘致で新たな税額控除措置(シンガポール)

シンガポールへ移住するなら

シンガポールは法人税率・個人所得税率の低さ、相続税・住民税がない点で、資産形成や事業拡大に適した環境です。また、多国籍企業やスタートアップが集まるビジネス拠点として、新たなキャリアチャンスも多いといえます。

シンガポールは生活費が高いものの、節税効果や高い給与水準がこれを補い、さらに教育や医療などのインフラも整っているため安心して生活できるでしょう。近年キャリアアップを求める日本人の移住者は多く、転職先としてもおすすめです。

移住を検討する際は現地の人材紹介会社を活用することで、スムーズに仕事を見つけられます。難易度が高いビザの取得や海外への転職活動も、エージェントが一貫してサポートしてくれます。シンガポールで仕事を探すなら、現地在住の日本人スタッフを多く抱えるGood Job Creationsをぜひご活用ください。

シンガポールへの転職ならGood Job Creations

シンガポールはわかりやすい税制や低い税率、充実した優遇措置が魅力で、節税を目的とする高所得者や資産家、またグローバルなキャリアを目指す人々が世界中から集まっています。

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>>「シンガポールに移住・転職するメリットと注意点!ビザや条件も解説